トンボ玉から

 

とんぼ飛べ飛べ

 

ドラゴン目指し

 

とぼとぼ歩く

 

田んぼみち

 

霜柱が

 

さくさくと

 

鳴る

 

ぼんたん

 

ぶんたん

 

ぼんぶるこんぶる

 

千両

 

万両

 

うさぎのおめめ

 

おみみもつけて

 

てとてとて

 

鏡開きは

 

まだ先か

 

 

 

もしもわたしが

 

まな板だったら

 

毎日毎日

 

大活躍

 

でも包丁で

 

ザクザク

 

トントンされて

 

ごしごし洗われ

 

痛いかも

 

もしもわたしが

 

雪だったら

 

空からはらはら

 

ひらひら優雅に

 

舞いながら

 

なんてんの葉っぱに

 

そっと降りましょう

 

それとも

 

クリスマスローズの

 

お花がいいかしら

 

そして

 

そこで一晩休みます

 

でも

 

次の日

 

おひさまが昇るころ

 

とけて

 

葉っぱかお花から

 

こぼれ落ちるかも

 

もしもわたしが

 

パンダだったら

 

とってもめずらしくて

 

世界中の

 

人気者

 

でも

 

一挙手一投足を

 

写真に撮られ

 

きゃあきゃあ言われて

 

落ち着かない

 

生まれた時から

 

この模様なだけなのに

 

かわいいって

 

大変ね

 

やっぱり

 

わたしは

 

わたしがいい

 

自分で

 

自分のありかたを決められて

 

好きなだけ

 

自分に

 

向き合える

 

そして

 

騒がれることもない

 

世界が期待するわたしではなく

 

わたしが目指す

 

飾らないわたしで

 

宇宙とも

 

好きなだけ

 

向き合える

 

そんな

 

豊かな時間を

 

わたしは持っているから

 

 

 

 

 

火の馬が走る

 

火の粉が

 

きらきらと舞う

 

ジャンヌダルクのように

 

不可能を可能に 

 

ひっくり返す

 

パッションをもって

 

その

 

馬を乗りこなす

 

それだけではなく

 

流鏑馬のように

 

そこから矢を

 

放つ

 

しっかりと

 

的を外さない

 

動体視力も

 

鍛える

 

為せよ

 

成せよ

 

風がいう

 

 

 

 

 

 

 

 

黒鍵と白鍵が

 

奏でる

 

音は

 

天への祈り

 

ありとあらゆる

 

生き物たちへの

 

なぐさめ

 

三次元の

 

からだがあればこそ

 

黒鍵や白鍵に

 

触ることができ

 

繊細な力加減で

 

できうる限り

 

美しく奏でようと

 

試みる

 

こころのままに

 

弾くことができたら

 

どんなにいいだろう

 

それができないもどかしさよりも

 

ピアノを触ることができるのが

 

どんなに素晴らしいことなのか

 

太陽が

 

教えてくれた

 

光が躍り

 

音が跳ね

 

さあさあ

 

もっと弾いてごらん

 

つたない演奏でも

 

ほら

 

もっともっと

 

弾いていいんだよ

 

楽器の音は

 

世界にいる

 

目に見えない

 

生きとし生けるものたちの

 

ごちそうであり

 

なぐさめ

 

祈りを捧げることは

 

失礼なことにはならない

 

たとえ

 

まだまだでも

 

人間自体が

 

まだまだ

 

なのだから

 

それでも

 

向上しようと

 

歩むことを

 

やめなければ

 

愛に包まれて

 

世界と向き合う

 

あなたに

 

なれるのだから

 

 

 

 

 

大晦日には

 

いつもなら

 

人々が寝静まる

 

夜中に

 

駆けていこう

 

お寺の

 

鐘をつくから

 

凍えるほどの寒さで

 

足の感覚も手の感覚もなくなるけれど

 

火がぱちぱちと煙をあげて

 

応援してくれる

 

きっと

 

来年はもっともっと

 

いい年になるし

 

してみせる

 

それでいて

 

大きな流れには身をゆだねる

 

それは

 

長いものに巻かれるのとは違う

 

敬意があるからこそできるアクション

 

除夜の鐘が

 

わたしの煩悩を

 

ひとつひとつ

 

浄化してくれる

 

わたしを大切にすることと

 

世界を大切にすることは

 

ふつうに

 

両立することだから

 

自分

 

一人だけで

 

頑張りすぎなくていい