古くて

 

みすぼらしいと

 

思っていたものが

 

ものの見方によっては

 

骨董品の

 

輝きを

 

纏ったりする

 

だから

 

良さそう悪そう

 

新しい古い

 

とか

 

見た目で判断しちゃ

 

いけないんだね

 

人だって

 

ものだって

 

同じこと

 

目を瞑って

 

深呼吸して

 

間を取る

 

 

 

家につづく階段の

 

一番下に

 

ばけつに入れて

 

燃えるごみを

 

出しておくと

 

一軒

 

一軒

 

順番にまわって

 

回収していってくれる

 

そんな

 

週のはじまりが好き

 

暑い日

 

寒い日

 

坂道も多いから

 

回収してまわるのは

 

本当に

 

骨が折れることだと思う

 

トラックに先行して

 

回収の人は

 

歩いてまわる

 

週2回でもたまる

 

種々のごみの入った

 

ばけつが

 

空っぽになったのを

 

見計らって

 

わたしはすぐに

 

取りにおりる

 

回収の人が

 

少し離れたところから

 

ぺこりと

 

挨拶をしてくれた

 

こんにちは

 

いつもありがとうございます

 

軽くなったのは

 

ばけつだけじゃない

 

わたしの

 

こころの澱も

 

家の邪気も

 

一緒に回収して

 

燃やしてくれているに

 

違いない

 

なんて尊い

 

仕事なんだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓の外にいる

 

やもりに

 

しろっぽい色と

 

くろっぽい色の

 

赤ちゃんがうまれて

 

網戸の内側で

 

安全に修行中

 

昼間は上手にかくれんぼ

 

夕方からは神出鬼没

 

踏まないように

 

ご用心

 

庭の主の

 

ねこちゃんたちには

 

縄張りがあって

 

それぞれの持ち場で暮らしている

 

それを

 

平気で踏み荒らすのは

 

飼い猫の逃げねこ

 

我が物顔で

 

地域ねこの

 

縄張りを荒らす

 

本来なら

 

地域ねこが強いはずなのに

 

身体の大きい

 

逃げねこがくると

 

みんな

 

無用の争いを避けて

 

かくれんぼ

 

普段はのぼらない

 

木にものぼる

 

もういいかい

 

まあだだよ

 

ずうっとずっと

 

まあだだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

空に

 

輝く

 

雲は

 

世界に

 

メッセージを

 

発信しているかのよう

 

こころを

 

開いて

 

まっさらにすれば

 

きっと

 

受取ることが

 

できるに

 

違いない

 

いつも

 

ひとりぼっちだった

 

わたしは

 

空を見上げて

 

何度

 

救われただろう

 

今の空と

 

昔の空は

 

きっと

 

つながっているに

 

違いない

 

どこかの

 

雲に

 

わたしの

 

泣き顔が

 

映っているかもしれない

 

いまの雲には

 

わたしの

 

笑い顔が

 

映っているね

 

しあわせでも

 

やっぱり

 

泣いてしまうから

 

泣き笑い顔だね

 

いま

 

こうして

 

ここにいられることに

 

ありがとう

 

見守って

 

育ててくれた

 

地球さんに

 

ありがとう

 

 

ミンミンゼミが

 

もうちょっと

 

ぼくらの季節を

 

楽しもうと

 

過ぎゆく夏を

 

大声で盛り上げる

 

いつの間にか

 

ツクツクボウシが

 

そっとうまれて

 

つくつくと

 

合いの手を入れる

 

日暮れが近くなると

 

ヒグラシが

 

かなかな

 

夜には

 

ウマオイが

 

すいっちょん

 

秋のお知らせを

 

届けてくれる

 

一日だって

 

同じ日はない

 

運命の輪のように

 

季節は巡る

 

わたしたちを

 

乗せて

 

わたしたちにできるのは

 

みんなのように

 

命を輝かせること

 

それが

 

振り落とされないために

 

必要なこと