黒鍵と白鍵が
奏でる
音は
天への祈り
ありとあらゆる
生き物たちへの
なぐさめ
三次元の
からだがあればこそ
黒鍵や白鍵に
触ることができ
繊細な力加減で
できうる限り
美しく奏でようと
試みる
こころのままに
弾くことができたら
どんなにいいだろう
それができないもどかしさよりも
ピアノを触ることができるのが
どんなに素晴らしいことなのか
太陽が
教えてくれた
光が躍り
音が跳ね
さあさあ
もっと弾いてごらん
つたない演奏でも
ほら
もっともっと
弾いていいんだよ
楽器の音は
世界にいる
目に見えない
生きとし生けるものたちの
ごちそうであり
なぐさめ
祈りを捧げることは
失礼なことにはならない
たとえ
まだまだでも
人間自体が
まだまだ
なのだから
それでも
向上しようと
歩むことを
やめなければ
愛に包まれて
世界と向き合う
あなたに
なれるのだから
