さあ

 

飛び立とう

 

だれにも

 

見えない

 

わたしだけの

 

翼で

 

向かい風なんて

 

もろともしない

 

だって

 

その分

 

揚力が

 

得られるから

 

飛び立ったときには

 

もう

 

高く

 

高く

 

遠くへと

 

舞っている

 

そして

 

わたしを

 

待っている

 

地へと

 

運んでくれるだろう

 

高いところから

 

小さな

 

模型のような

 

今までいた

 

世界に

 

別れを告げ

 

古い

 

わたしを

 

脱ぎ捨てて

 

三回転宙返りのあと

 

見事な

 

着地を

 

決める

 

人に

 

魅せるためじゃなく

 

わたしが

 

やってみたいから