すばるの

 

星々をみていると

 

焦点があっているようで

 

あっていないような

 

見えているようで

 

見えていないような

 

もどかしい

 

視力検査のようで

 

さがしもの見つけ競争のような

 

不思議な感覚に

 

とらわれて

 

目が離せない

 

目を離すと

 

見失ってしまうような

 

氣がするのに

 

じっとみていると

 

吸い込まれそうで

 

足もとがおぼつかない

 

たくさんの星々の集まりだから

 

視力がそれなりだと

 

ぼわんと見える

 

ということだけが

 

理由ではないような

 

氣がして

 

雲が少ない夜には

 

アルデバランを

 

目印にして

 

七姉妹との

 

再会を

 

寿ぐ

 

 

めぐりめぐって

 

もとの場所にもどる

 

まわりまわって

 

結局

 

原点に回帰する

 

灯台もと暗し

 

大正デモクラシー

 

だけど

 

二次元でみれば

 

もとの場所や

 

原点のようにみえて

 

実は

 

らせんを

 

えがくように

 

三次元では

 

めぐりめぐった分

 

まわりまわった分

 

上昇しているってこと

 

地をはっていると

 

ごちゃごちゃしているけれど

 

上からみれば

 

それもまた

 

いとをかし

 

そして

 

さらに上をみれば

 

空間は

 

たっぷりあって

 

空氣も

 

おいしい

 

ものがたりは

 

まだまだつづく

 

わたしが

 

世界を呼ぶ

 

世界が

 

わたしを

 

呼ぶ

 

呼応しあう

 

あうんの

 

呼吸で

 

 

 

 

産婆さんじゃなくて

 

いまの時代は

 

助産師さんだけど

 

産氣づいて

 

来てくれる

 

産婆さんがいい

 

お湯をわかしたり

 

うろたえる

 

まわりに喝を入れ

 

指示を出し

 

その場を制する

 

産婦にだって甘えを許さない

 

そして経験に裏打ちされた

 

カミワザで

 

ベイビーを

 

とりあげる

 

ブラボー

 

産婆サンバ

 

踊れ歌え

 

舞い祈れ

 

それはまだ

 

とおい昔の話じゃない

 

家にはじまり

 

家におわる

 

決して

 

滅菌された

 

扉の向こう側ではなく

 

ちゃんと

 

人目につくところで

 

人生が

 

展開されて

 

いたころ

 

ひとりひとりが

 

人の

 

生きざまに

 

もっと

 

近かったころ

 

 

 

そのあたりに

 

あたりまえに

 

生えていた

 

すすきには

 

秋には欠かせない

 

風情がある

 

お月さまとすすき

 

それほど

 

ぴったりな

 

組み合わせもないくらい

 

赤とんぼもいたら

 

もう絵になる

 

それなのに

 

すすきを

 

あまり

 

見かけなくなって

 

どれくらいたつだろう

 

あたりまえに

 

そのあたりに

 

いたのに

 

氣づいたときには

 

別の草ばかりに

 

なっていた

 

西洋風な

 

おしゃれな

 

立派な

 

すすきみたいなものを

 

植えているおうちもあるけれど

 

それじゃなくて

 

何の変哲もない

 

そこらへんの

 

すすきがいい

 

山の方にいくと

 

少し見かけたから

 

そこらへんでは

 

暑すぎるのかしら

 

すすきで

 

ふくろうを

 

つくるなんて

 

すでに

 

贅沢で

 

今年は

 

とうとう

 

すすきが

 

入った

 

お花を

 

買いました

 

すきすき

 

すすき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台風が

 

空をきれいに

 

拭き上げたあと

 

満月が

 

やってきた

 

本当に

 

まんまるで

 

すばらしく

 

まんまる

 

くっきり

 

はっきり

 

うさぎもみえる

 

まばゆい光線が

 

八つのびて

 

準備万端

 

あれ

 

もしかして

 

少しまん丸が

 

上から

 

欠けてきたかも

 

まだ日付も変わったばかり

 

予想より早い

 

でも

 

氣のせいではなく

 

やっぱり

 

はっきり

 

欠けてきて

 

おに

 

にゃんこ

 

そして

 

三日月へとすすむ

 

そうか

 

今日は

 

一晩で

 

満月から新月へ

 

そしてまた

 

満月に戻る夜

 

三日月に祈って

 

目を開けたら

 

暗くなった夜空から

 

大きな流れ星が

 

上からまっすぐ

 

降ってきて

 

三日月を

 

彩る

 

新月になると

 

うっすらと赤いボタンが空にある

 

お日さまと

 

お月さまの

 

みえる大きさは

 

きっかり

 

同じなんだということに

 

あらためて

 

驚く

 

赤いボタンの時間は

 

ここまでの道のりからは

 

想像もできないくらい

 

とても長い

 

いつか

 

光がまた出てくると

 

思いながら

 

待っていたけれど

 

3が3つならぶころ

 

とうとう

 

眠ってしまった

 

そして

 

赤いボタンは

 

寝静まる世界を

 

完全に

 

掌握

 

したんだ