森を歩いていたら

 

思いっきり

 

顔丸ごと

 

蜘蛛の巣に

 

ひっかかった

 

あわてて

 

後ずさったから

 

頑丈な

 

巣は

 

あんまり

 

壊れなかったみたいだけど

 

蜘蛛ごと

 

巣を頭に

 

乗せちゃうところだった

 

ごめんごめん

 

ちゃんと前をみないとね

 

あなたたちは

 

最先端の糸と

 

編み方で

 

ぼんやりしている

 

虫がひっかかるように

 

つくっているんだから

 

そりゃあ

 

巨大な

 

顔がひっかかったら

 

驚くでしょうよ

 

ごめんごめん

 

そのあと

 

森を抜けて

 

人の世界に戻って

 

しばらくたったあと

 

頭にこつんと

 

何かが当たったような

 

衝撃があった

 

あれ

 

やっぱり蜘蛛をつれてきちゃったのかな

 

と思ったけれど

 

蜘蛛はやっぱりいなかった

 

不思議な衝撃は

 

その後も

 

何回かあって

 

それはきっと

 

ぼんやり

 

ぼやぼやは

 

厳禁

 

っていう

 

理解で

 

よろしいでしょうか

 

蜘蛛さん

 

 

10年ひと昔

 

というけれど

 

かつて知っていた場所へ

 

行くと

 

ことごとく

 

以前より

 

栄えていたり

 

美しくなっていたり

 

異臭を放つどぶ川だった水が

 

きれいになっていたりする

 

この國は

 

戦後に復興して

 

発展して

 

バブルがはじけたときに

 

おわったかにみえたけれど

 

それからも

 

たゆまず

 

休まず

 

そこからが

 

踏ん張りどころとばかりに

 

着々と進化

 

してきたことを知る

 

かつてのおもかげも

 

残しつつ

 

成長していくエネルギーは

 

どこからくるんだろう

 

世界を少しでも

 

良くしたいと願う

 

ひとりひとりの

 

想いが集まり

 

目に見える形を

 

成したのだろうか

 

 

地下鉄が

 

地上に出たり

 

もぐったりしてから

 

本格的に

 

地上に出ると

 

ゆうえんちが

 

あって

 

そこでは

 

所狭しと

 

ジェットコースターや

 

小さな観覧車が

 

ひしめき合い

 

まばゆい

 

非日常を

 

醸し出していた

 

こんなところ

 

 

冷ややかな一瞥をくれて

 

次の駅まで

 

進むと

 

わたしの

 

にくき

 

学校があった

 

もう昭和じゃなかったけれど

 

学校は嫌でも

 

行かなきゃいけないし

 

辞めちゃいけないものだった

 

何度も

 

辞めようとしたけれど

 

許されなかった

 

それは

 

わたし以外のだれかの

 

自慢の種だったから

 

人が

 

どんなに憧れる学校でも

 

自分が好きじゃなきゃ

 

意味がない

 

消え入りそうな自分で

 

もがき続けた

 

わたしに

 

久しぶりに

 

会いにいった

 

あのころ

 

あおのころの

 

苦しさや

 

憤りに

 

耐えてよかったんだよ

 

なんて

 

言うつもりはない

 

けれど

 

すべてが余すところなく

 

いまの

 

わたしを構成している

 

それは

 

すべてが

 

わたしの

 

愛してやまない

 

一部分になっているってこと

 

そういう風に

 

いまは

 

なったってこと

 

それから

 

ゆうえんちが

 

いまも変わらない光を

 

放っていることに

 

ほっとしたような

 

懐かしいような

 

気もちになれたってこと

 

それはいま

 

はっきりと

 

言えるんだ

 

そういう時が

 

いまあるのは

 

あのころが

 

あったからなんだよ

 

気休めにきこえるかもしれないけれど

 

ありがとう

 

本当に

 

ありがとう

 

愛しているよ

 

ずっとずっと

 

 

 

 

からすがなくから

 

起きましょう

 

からすは

 

なんとなく

 

お寝坊さんな

 

イメージだけど

 

朝も

 

きちんと

 

早起きです

 

かーかーと

 

からすが

 

呼ぶから

 

外をみたら

 

電柱のてっぺんで

 

待っていた

 

起きたか

 

起きた

 

お待たせしました

 

意外と早かったね

 

今日も

 

一日

 

よろしくね

 

 

 

 

 

知らないことが

 

いっぱいあるって

 

最高に

 

うれしいこと

 

もちろん

 

当たり前に

 

知っているべき

 

ことを知らないのは

 

恥ずかしいこと

 

でも

 

物知り顔で

 

知ったかぶりっこは

 

もっと

 

恥ずかしい

 

知らないことの中にも

 

知らなくていいことも

 

たくさんあるけれど

 

そこは

 

美しく

 

選んで

 

探求の

 

旅へ