信じられないくらい

 

美しい空

 

絵に描いたような

 

雲がうかび

 

風もいまは

 

穏やか

 

だがじきに

 

今日も強風に

 

なるだろう

 

ここに

 

渡って

 

寒さをしのいでいる

 

白鳥も

 

この

 

冷たい強風には

 

首をすくめ

 

顔を

 

背中の羽に隠し

 

じっとしているより他ない

 

沼は凍らない気温

 

それなのに

 

しんしんと雪の降るときよりも

 

寒さが凍みる

 

この

 

寂寥感は

 

なんだろう

 

旅につぐ旅が

 

生まれついた

 

約束なら

 

もう少し

 

慣れても

 

いいはずなのに

 

ほら

 

寒さが

 

精一杯暴れまわっているのは

 

春はすぐそこだから

 

春にまた

 

渡れるよう

 

鍛えてくれている

 

 

 

 

 

エアーポケットに

 

すとんと

 

落っこちるように

 

氣分が突然下がることもある

 

そういうときは

 

自分に少し

 

あまあまになってもいい

 

甘い甘い

 

カステラを食べたり

 

金平糖を食べたり

 

昼寝すると余計に落ち込んだり

 

マッサージや美容院に行くと

 

話すことで消耗したりもするので

 

それはやめて

 

いい香りをたいたり

 

お花を買ってきたり

 

してみよう

 

また

 

やる氣が

 

出てきたらいいけれど

 

すぐに出てこなくても

 

急かさないで

 

しばらく

 

様子をみてみよう

 

じんわり

 

じんわり

 

自分の中の

 

エネルギーが

 

たまってくるまで

 

氣長に

 

 

 

 

 

 

ストックの香りが好き

 

ちょっとふにゃっとした

 

お花からは

 

想像もできない

 

凛とした

 

澄んだ

 

香りがする

 

たくさん吸い込もうとしても

 

一応いいわよ

 

と香りを

 

わけてくれるけれど

 

ときどき嗅いだ方が

 

そのたびに

 

新鮮な

 

感動を味わえる

 

あまり

 

日持ちもしない

 

ほんの束の間の

 

香り

 

香水やアロマオイルにしたら

 

絶対に違う香りに

 

なってしまうはずだから

 

生のお花だけの特権

 

 

 

お馬さんが

 

走るよ

 

走る

 

その背中に乗っていると

 

お尻が痛い

 

お馬さんだって

 

お尻をごつんごつん

 

ぶつけられたら

 

背中が痛いから

 

走るのや~めた

 

ってなる

 

だから

 

お馬さんを

 

走らせるのも

 

意外と

 

コツがいる

 

お馬さんによっては

 

できるだけ

 

楽をしようとしたり

 

下手な奴なんか

 

乗せてやらん

 

とプライドが許さず

 

どえらい

 

つれない態度をとるから

 

こちらも

 

傷つく

 

でもね

 

だれだって

 

なにかしらの

 

仕事をして

 

にんじん代を

 

稼ぐのよ

 

馬車が主な移動手段だった時代の

 

お馬さんよりは

 

ずいぶん

 

楽なんだから

 

一緒に

 

走りましょ

 

今年は

 

あなたが

 

主役

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲けよ咲け

 

酒よ裂け

 

生きとし

 

生けるものが

 

わきまえるよう

 

心得るよう

 

生糸をつむぐ

 

糸車が

 

摘んだ若芽の

 

色を得て

 

機織りが

 

太陽の光を

 

織り込むとき

 

世界を

 

ひっくり返す

 

まほうの絨毯の

 

できあがり

 

さあ

 

伸るか反るか

 

そるかのるか