深く浅く

 

浅く浅く

 

深く

 

もぐったり

 

息継ぎをしたりを

 

繰り返しながら

 

水による

 

癒しと

 

安らぎを得る

 

何度も

 

何度も

 

繰り返すうちに

 

新しい

 

世界線に

 

乗り換える

 

内側に眠っていて

 

自分でも

 

気付いていなかった

 

傷の

 

癒しとともに

 

新たな扉が開き

 

過去に生きた自分と

 

過去に生きた祖先との

 

邂逅が待ち受けている

 

過去に生きた自分は

 

わたしの魂の一部

 

過去に生きた祖先とは

 

血が繋がっていて

 

DNAを引き継いでいるから

 

わたしの物理的な

 

からだに

 

しっかりと

 

食い込んでいて

 

わたしであり

 

わたしではない

 

けれども

 

いま生きているのは

 

わたしだから

 

どんなに危なっかしくても

 

主導権は

 

わたしにあって

 

わたしが

 

舵取りをしなければならない

 

いつも応援してくれて

 

ありがとう

 

支えてくれて

 

ありがとう

 

わたしは

 

羅針盤をもつ

 

探究者

 

針路を決めて

 

進んでいく

 

振り返らずに

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしたちが

 

うまれて

 

名がついてからというもの

 

何万回も

 

何億回も

 

その名で

 

呼ばれる

 

幼い頃は

 

わたしは

 

ぼくは

 

の代わりに

 

名は

 

という話し方が

 

ほほえましいような

 

受け止め方を

 

されていたけれど

 

最近は大人になっても

 

なんとなく

 

その言い方が

 

許されている

 

甘えん坊みたいな雰囲気が

 

いつまで続くのか

 

続けられるのか

 

どこかで

 

区切りがくるのだろうけれど

 

自分の名に

 

愛着があるということは

 

幸せなこと

 

知り合って

 

とりあえず

 

名乗りあうことから

 

はじまり

 

どうやって

 

呼びあうかで

 

距離感がわかるように

 

名前を呼んだり

 

呼ばれたりすることで

 

お互いの関係を

 

確かめあったり

 

間合いをとったり

 

縮めようとしてみたり

 

水面に浮かぶ鴨の脚のように

 

なんだか

 

水面下で

 

いそがしい

 

昔は

 

戦ですら

 

やあやあ我こそは

 

 

名乗りあう

 

この國では

 

礼にはじまり礼におわる

 

 

 

 

変わらないと

 

分からない

 

かわることが

 

こわいのは

 

わかるけれど

 

かわらないと

 

わからないことがある

 

かわってみて

 

はじめて

 

過去の傷も

 

必要だったことが

 

わかり

 

自虐ではなく

 

笑い飛ばせるようになる

 

そうしたら

 

かさぶたがとれて

 

軽く柔らかな心で

 

新しい自分を

 

楽しめるようになる

 

 

 

 

わたしたちが

 

生きていけるのは

 

もちろん

 

あなたのおかげさま

 

広い広い宇宙を

 

みまわしたって

 

きっと

 

あなたのように

 

瑠璃色にきらめく星はない

 

わたしたちは

 

虹をくぐって

 

あなたの上に

 

おりてきた

 

わたしたちが

 

泣いたり

 

笑ったり

 

日々暮らしていけるのは

 

わたしたちを取り巻く

 

小さな世界を

 

あなたが

 

支えてくれているから

 

そして

 

美しい四季で

 

いつもいつも

 

癒してくれるから

 

おいしい水も

 

おいしい空気も

 

わたしたちが

 

生きていくために

 

欠かせない

 

すべての要素は

 

あなたを

 

瑠璃色にきらめく

 

星にしている愛

 

 

 

 

 

最後の炎を燃やして

 

夏が

 

秋に

 

主役の座を

 

譲る

 

たくさんいた蚊は

 

まだまだいるけれど

 

たくさんいた

 

蜂は少しずつ

 

活動を減らして

 

引退の準備をしている

 

季節のサイクルを

 

何度も

 

何度も

 

体験できる

 

人間は

 

なんて

 

幸せな

 

種族なんだろう

 

こうやって

 

巡る季節を

 

もっともっと長い間

 

廻ている

 

木々は

 

どっしりと

 

落ち着いていて

 

気候の変動に

 

一喜一憂したりしない

 

太陽は

 

休むことなく

 

世を照らし

 

夜には

 

月が日々

 

形を変えて

 

楽しませてくれるし

 

金星や木星のような惑星や

 

もっと遠くの

 

恒星の星々が

 

きちんと

 

姿をみせてくれるのだから

 

なんの心配もなければ

 

孤独もない

 

せっかく

 

動き回ることができる

 

足が与えられているのに

 

それがために

 

じっとできないのなら

 

それがために

 

思考が定まらないのなら

 

それは

 

葦ではなく

 

ただの

 

浮草