ねむねむな

 

 

山小屋で

 

迎える

 

春一番

 

上空で

 

烏や

 

鳶が

 

苦労しいしい

 

風に乗る

 

まだまだ

 

肌寒いけれど

 

カレンダーを

 

早めにめくり

 

新しいページからも

 

春を呼び込みたくなる

 

 

 

 

 

 

 

 

春の陽気に誘われて

 

梅や

 

桃を追い越して

 

桜が

 

一氣に花開く

 

わたしの

 

こころも

 

満開全開

 

これ

 

サクラかしら

 

近づいてみて

 

やっぱり

 

本当に

 

桜が咲いている

 

ちょっと咲いた

 

なんてものではなく

 

満開で

 

目の前に

 

現れる

 

ひと月の

 

時を縮めて

 

 

 

 

 

 

いかなるときも


いい訳をせず


己の道を


粛々と


歩む


魚のように


まなこを見開き


猫のように


抜かりなく


鳥のように


軽やかに


蛇のように


あるときは


素早く


また


あるときは


縄のように


じっとして


ただ


己に


まっすぐに


清々しく


天に恥じぬ


己を生きる







はじめのははは


はじめのうふふ


泣いて生まれて


飲んで食べ


母が笑えば


子も笑う


リスが走れば


猫も跳ぶ


帰るよ


カエル


さすらえば


その分強く


なりにけり










さあ

 

海にいこう

 

お魚みたいには

 

泳げないし

 

まだまだ寒いから

 

泳がないけれど

 

本当は

 

足くらいは海につけたいな

 

わたしたちの

 

身体は

 

ずっとずっと前に

 

海からいただいた

 

海の中のぽこぽこいう泡や

 

青や黄緑や

 

群青の中に

 

わたしたちの

 

かつての

 

記憶や息吹が

 

詰まっている

 

そこに足をつければ

 

かつての

 

愛が

 

身体を

 

のぼってきて

 

眠っていた

 

遠い記憶を呼びさまし

 

魂を

 

癒して

 

くれるだろう