わたしはきっと

 

いい人でも

 

わるい人でも

 

ないんだろう

 

だれもがきっと

 

いい人でも

 

わるい人でも

 

ないように

 

世界中を

 

しろと

 

くろに

 

色分けできないように

 

わたしたちは

 

清も濁も

 

併せ吞み

 

毒も薬にかえ

 

たくましく

 

生きぬいていく

 

 

 

静々と

 

舞殿で

 

はじまった

 

地方(じかた)の笛は

 

800年以上降り積もった

 

時と想いの

 

重みを

 

じわりじわりと

 

波紋として広げ

 

主役を迎える

 

道となる

 

場が

 

整った頃

 

静御前が

 

到着し

 

そのまま

 

舞が始まる

 

囚われの身で

 

舞うことへの

 

抵抗感

 

義経への想い

 

お腹の子への心配

 

それらを

 

見つめる

 

鎌倉殿と北条政子

 

ふたたび

 

 

 

 

 

 

黒い出目金は

 

朱い金魚と

 

白っぽいどぜうと

 

黒っぽいどぜうと

 

暮らし始めたころ

 

まだ小さくて

 

ごはんのたびに

 

縦横無尽に

 

泳ぎ回る

 

主のどぜうたちに

 

翻弄されていました

 

黒の出目金は

 

だんだん

 

色がうすくなり

 

完全にぬけて銀色になり

 

そこから

 

数年かけて

 

朱くなるとともに

 

ずんずん大きくなり

 

朱い金魚に

 

可能な限り

 

寄せてきました

 

 

昨年につづき

 

先月どぜうが

 

お隠れになってから

 

数週間で

 

出目金は

 

黒にカムバック

 

モヒカン出目金で

 

これからは

 

過ごしていく模様

 

七変化に

 

関心していると

 

今度は

 

朱い金魚が

 

少し

 

黒っぽくなってきて

 

これから

 

どぜうカラー流行のきざし

 

 

 

 

 

 

海がみえると

 

どうして

 

こんなに

 

氣分があがるんだろう

 

海がみえると

 

どうして

 

はやあし

 

かけあしになって

 

海に近づきたくなるんだろう

 

さっさと靴を脱ぎ捨て

 

海に足をつける

 

海の水は

 

まだまだひゃっこい

 

でも

 

すぐに慣れて

 

波とたわむれる

 

波が引くときの力が

 

思ったよりも大きくて

 

海の方へ引き寄せられる

 

サーフィンや

 

ウィンドサーフィンを

 

楽しむ人たちとともに

 

ゆっくりと

 

海にかまってもらう

 

砂浜のカラスも

 

練り歩き

 

落ちていた

 

餌をみつけて

 

飛び立つ

 

子どもたちは

 

もう水着で

 

砂遊び

 

雨明けの

 

優しい海

 

 

 

 

 

一本の木から

 

神仏像を彫り出す

 

その作業は

 

神様仏様との

 

共同創造

 

その精緻さ

 

まるで目の前に

 

いらっしゃる

 

お姿に

 

圧倒される

 

どの像にも

 

魂がこもっていて

 

何百年も

 

何千年も

 

そのまま

 

輝きが

 

維持されるどころか

 

増していく

 

祈りもこめられ

 

さらに積もっていく