どうしてなんだろう

 

人前で

 

ピアノを弾こうとすると

 

手が震える

 

別に

 

上手に弾こうとか

 

思っているわけではないのに

 

そもそも

 

そんな技量はなく

 

趣味としても

 

まだまだなのに

 

だからこそ

 

大舞台で

 

たっぷりとした

 

情感で

 

弾くことができる人を見ると

 

それだけで

 

尊敬する

 

魂の

 

広がりを

 

指先から

 

繊細に解き放つとき

 

そこには

 

きらきらとした

 

金の粉や

 

熱い

 

火花が散る

 

演奏全体を

 

心から

 

楽しむことができれば

 

もう

 

それは

 

競争ではなく

 

ひとつひとつの

 

異なった

 

時の

 

芸術

 

評価は

 

あとからついてしまうけれど

 

ただ

 

ただ

 

ブラボー

 

惜しみない

 

拍手を

 

 

 

 

 

 

あんなに

 

かたい絆だと思ったのに

 

蜜月は

 

長くは続かないもんだ

 

頭のおかしな人が

 

大声で

 

うそをわめきたてても

 

そんなことは

 

意にも介さないだろう

 

と楽観的にとらえていたけれど

 

意外や意外

 

そうではなかった

 

まじめな人ほど

 

頭で考える

 

確かにあの人は

 

頭がおかしいようだけれど

 

自信をもって

 

大声でわめきたてているからには

 

相手にもどこか

 

非があるんじゃないか

 

何かの

 

理由がなければ

 

あそこまで

 

騒ぎ立てることも

 

さすがにないのでは

 

そういう

 

正論の

 

さざ波が

 

その人の心の中で

 

広がっていく

 

疑り深いしみは

 

どんどん広がり

 

膜となり

 

信頼していたけれど

 

今後は

 

なるべく

 

関わらないようにしよう

 

そして

 

関わらないといけないときは

 

疑ってかかることにしよう

 

いとも簡単に

 

大声を出す人に

 

自分のものの見方を

 

操られていく

 

以前なら

 

愛想よく挨拶してきた

 

あなたが

 

わたしから

 

あからさまに

 

目をそらしたのを

 

気が付かないとでも

 

思うのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖遺物とじっくりと向き合っていると

 

不意に涙があふれてくる

 

あなたはわたしを知っているのですか

 

わたしはあなたを知っているのですか

 

わたしは誰だったのかしら

 

思い出せないんです

 

棺の表情も

 

表面の彫刻も

 

何だか

 

語りかけているよう

 

表情が少しずつ

 

変化していくようで

 

目が離せない

 

この感覚は

 

物理や数学の

 

難問を解くのに似ていて

 

触れるようで

 

触れない

 

辿り着けるようで

 

辿り着けない

 

もどかしさが

 

わたしを

 

じりじりと

 

焦らす

 

でも

 

きっと

 

ヒントを

 

いただいた

 

必要なのは

 

癒しと

 

時間と

 

リラックス

 

 

光が少なくなり

 

夏の間にたっぷり与えられた

 

外からの光と熱を

 

たくわえておいた

 

自分の内で

 

育てながら

 

使っていく

 

どんなに暑くても

 

どんなに寒くても

 

大雨でも

 

日照りでも

 

季節は

 

巡り巡って

 

流れ流れて

 

エネルギーをうむ

 

リンパ液のように

 

ゆっくりでも

 

澱まないで

 

循環していけば

 

悪いものは

 

たまらない

 

いまの

 

立場に

 

安穏としていても

 

自分が澱みでなければ

 

良いけれど

 

いまの

 

立場は

 

いつまであるかわからないから

 

おのずから

 

そうなるまえに

 

みずから

 

すすんで

 

巡っていくのも

 

また

 

一興

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界に美しい橋を架ける

 

七色に輝く

 

言霊にのせて

 

そこかしこで

 

待っている

 

存在の

 

背中に乗せて運び

 

風とともに

 

世界中のハートに届ける

 

希望と

 

愛を

 

伝え

 

情熱と

 

創造性を

 

呼び醒ます

 

この世界で

 

生きるには

 

厳しさも

 

苦しみも

 

避けてはとおれない

 

何もなければ

 

怠けるのが

 

わたしたちだから

 

何かないと

 

成長しないのが

 

わたしたちだから

 

でも

 

こんなにも

 

美しい

 

世界に生きることができ

 

喜びも

 

楽しみも

 

限りなくあり

 

心を開けば

 

受取ることができる

 

自由意志が

 

与えられているから

 

すべては

 

自分次第

 

その背後の

 

深い深い愛に

 

感謝して

 

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