300メートル台の
小さな小さな
山に登る
山に登るといっても
登山ではなく
地べたそのものの標高が
300メートルはあるから
こんもりとした
丘の
神社の階段を
あがっていくだけ
そこに至る国道周辺の景色は
一変して
15年の
歳月と
家々の代替わりを
彷彿とさせ
曲がる細道を
通りすぎそうになる
記憶とあまり違わない山だが
神社になっていた
訪れる人がいないのは
以前のまま
蚊の格好の餌食になりながら
のぼっていくと
お参りができるようになっていた
以前うちの犬がここを走り回って
お世話になりました
ありがとうございました
以前から神社だったのでしょうか
そうだったら
大変な失礼をいたしました
お許しください
きつねにつままれる
とは
まさに
このこと
なのかもしれないと
思いながら
当時は
おそらにいた
同行者に
きいても
知る由もない
