さて今日は
「『ストレスに弱い』は脳の特性。
発達を促せば、育つストレス耐性!」
についてです。
「うちの子、ストレスに弱いわ」
「どうして、ほかの子のように
我慢強くできないの?」
今までがんばり屋さんだったお子さんが
起立性調節障害になると急に
「どうせ無理」
「したくない!」
そんな風に言い出すことがあります
今までがんばり屋さんだっただけに
「本当はやればできるのに…」
と思ってしまうママも多いはず
起立性調節障害のお子さんは元々
真面目ながんばり屋さんの子が
多いのですが、
引っ越し、転校、進学・進級などの
タイミングで
「ガマンのストレス」に
耐えられなくなり、
自律神経のバランスを
崩してしまうことがあります
そして一度ガマンのストレスが
爆発すると、なかなか再挑戦しません。
自律神経のバランスを崩しやすいのにも
なかなか再挑戦しないのにも
実は脳の特性がかかわっています。
不安の強い傾向から
なんでも完璧にしようと頑張りすぎたり、
人の期待に添うことで安心を得ています。
それが高学年や中学生になるにつれて
完璧にできることが減ってきたり、
人の期待も難易度が高くなったりするので
だんだんと「できないこと」が増え
自己否定感を募らせていきます
不安になるとますます
自律神経のバランスを欠いていきます。
さらに体の調子が整ってきても
なかなか再挑戦しようとしません。
それにも脳の特性がかかわっています。
「完璧にできそうにないことには
挑戦しない」
そんな脳の特性が邪魔をするからです。
そんな姿を見て、おうちの方は
「ストレスに弱い子」だと
感じてしまうのです。
こういったお子さんの脳の特性を
そのままにして、様子を見ることも
できます。
ですが、未熟な脳部位は
そのままにしていては育っていきません。
いつまでも、
そのストレスに弱い特性は
温存されてしまうんです。
実はこの「ストレス耐性」、
一生そのままかというと、
レベルアップすることができます。
その土台になるのが
自信です
その中でも
自己効力感!
これが育つとどうなるか…
自分が行動することで
成果につながったり、
人の役に立てるという自信がつくので、
行動し続けることができます
たとえうまくいかなくても、
たとえ失敗しても、
自分の行動でその状況を
何とか出来ると思えるので、
ストレスを感じることも、
ストレスで行動をストップさせることも
少なくなっていきます。
実際に我が家の息子は
こだわりが強く、
マイルールに厳しいがために
自分も人も追い詰めてしまうことが
ありました。
自分の思い描いた理想の中学生像との
ギャップにストレスを感じ、
自信を失っていきました。
ストレスを感じやすく、
そして一旦行動をストップさせてからは
理想から遠のいてしまった自分と
折り合いをつけられずに
なかなか動きだせなかったのです。
ところが、
発達科学コミュニケーションを受講し、
私が彼に自信を授けるかかわりをすると
徐々にストレス耐性をつけていきました。
完璧にできなくても登校をはじめ、
人になんて言われようと聞き流すことが
できました
自分にも人にもおおらかになり、
心の余裕を持てるようになったんです。
1年間のブランクがあった勉強にも
トライすることができ、
謙虚にお友達に質問しては
疑問を解消していくという
問題解決力も育っていました。
このように、
ストレス耐性は
親子のかかわりの中で育てることが
できます。
ですから、
起立性調節障害のお子さんの
今の現状から判断して、
進路を狭めるよりも前に
まだサポートする余裕があるうちに
お子さんのストレス耐性をつけるかかわり
をしてみませんか?
そうすれば今よりもずっと
たくましく成長したお子さんに
会うことができますよ!
今日はここまでです。
メルマガ登録はこちら▼