ハイセイコーのブログ -52ページ目
先週、4年ぶりに中京競馬場で行われ
ました伝統の第71回中京記念は
8番人気のセルバーグが逃げ切り、
初重賞を獲得しました。
2着には2番人気のディヴィーナが入り
1番人気のルージュスティリアは3着に
敗れました。

今週は、札幌競馬場で伝統の第71回
クイーンステークスが行われます。
クイーンステークスは1953年に旧馬齢
4歳牝馬による重賞競走として創設され
昭和期においては東京競馬場や中山
競馬場で牝馬による秋の重賞競走として
行われていました。
1996年に秋華賞が新設された際、距離が
1800mに変更され、秋華賞のトライアル
競走となりました。
その後2000年に行われた牝馬競走体系
整備の一環として施行場を札幌競馬場に
変更する共に、現3歳以上の牝馬限定戦
となったため、レースの位置づけや性格は
大きく変わることになりました。
思い出のレースは、新潟で花開いた
アンセルモが勝った、まだ旧体系だった
昭和50年第23回クイーンステークスです。
アンセルモは、あの二冠馬カブラヤオーや
怪物少女と言われた牝馬クラシック
二冠馬テスコガビーと同じ昭和50年の
牝馬クラシック組で、同期にはテスコガビー
の他、華麗なる一族のソシアルトウショウ、
カバリダナー、トウホーパール等がいます。
アンセルモは、夏の函館でデビューし、
後の天皇賞馬エリモジョージ等をやぶって
新馬戦を快勝しました。
しかし、その後は善戦するもなかなか
勝ちきれず、旧馬齢4歳の条件特別に
勝って、何とか優駿牝馬(オークス)に
間に合い出走しました。
しかし、この年の牝馬クラシックは怪物
少女と言われたテスコガビーの独り舞台と
なっていて、アンセルモは全く歯が立たず
9着に敗れました。
オークス後、アンセルモは休養には入らず
新潟に遠征し、条件特別を勝って、当時の
体系で秋に行われてクイーンステークスに
出走しました。
このレースには、優駿牝馬(オークス)が
3着だったトウホーパール、北海道3歳
ステークスの勝ち馬プロスパラスやサクラ
セダン等が参戦し、トウホーパールが
1番人気となりアンセルモは2番人気と
なりました。
スタートするとヨネミノルが逃げ、トウホー
パールは中団から、そしてアンセルモは
後方からというレース展開で進みました。
第4コーナーでトウホーパールが仕掛け、
直線で横一線となる混戦の中、外から
アンセルモが鋭く伸びて優勝。
念願の重賞初制覇を果たしました。

そして、この勢いに乗って続く当時の牝馬
東京タイムズ杯でも快速馬キャッシュボア
をやぶって勝ち、重賞2連勝を飾りました。
しかし、この勝利がアンセルモにとっての
最後の勝利となりました。
当時はまだ牝馬のレース体系も整備されて
いなかったこともあって、古馬になり牡馬
との混合戦になるとやはり勝つことは難しく
なり、6歳まで現役を続け、重賞競走でも
善戦はするものの、勝つことは出来ません
でした。
今週は、札幌競馬場で第71回クイーン
ステークスが行われます。
牝馬クラシック組からドゥーラ、ライトク
オンタム、巻き返しを図るジネストラ、
ルビーカサブランカに注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。
先週、函館競馬場で行われました第59回
函館記念は1番人気のローシャムパークが
直線で鋭く伸びて鮮やかな差し切りを
決めて優勝、初タイトルを獲得しました。
2着には4番人気のルビーカサブランカ、
3着には2番人気ブローザホーンが入り、
3番人気のアラタは9着に敗れました。

今週は、中京競馬場で伝統の第71回
中京記念が行われます。
中京記念は1953年に中京開設記念の
名称で旧馬齢4歳(現3歳)以上の馬による
重賞競走として創設され、1954年には
名称が中京記念に変更されました。
現在中京競馬場で行われている重賞競走
では最も古い歴史を持っています。
今年は「中京競馬場開設70周年記念」の
副称を付けて行われます。
思い出のレースは昭和49年中距離の
スペシャリストとして全国を渡り歩いた
野武士ヤマブキオーが勝った第22回
中京記念です。
ヤマブキオーはハイセイコーと同じ
昭和48年のクラシック組でしたが、
旧馬齢3歳の時中京でデビューし
新馬2戦目で勝ちあがり、クラシックに向け
順調にスタートしましたが、その後
脚部不安によりクラシックに出走することは
出来ませんでした。
それでも秋に復帰し、条件戦を2勝し
4歳のシーズンを終えました。
年が明けて古馬になったヤマブキオーは
東京での条件特別で古豪ホーオーティの
2着後、中京に遠征して条件特別と当時
行われていたオープン競走に勝って
2連勝し、この勢いのまま中京記念に
参戦しました。
このレースには京都新聞杯でハイセイコー
をやぶった同期のトーヨーチカラやマチカネ
ハチロー、中京を得意とするグットキラメキ
ローカルの鬼ノボルトウコウ等、多彩な
メンバーが顔を揃えました。
そして素質が開花したヤマブキオーは
このレースで1番人気に推されました。
レースは菊花賞、天皇賞等に優勝し、
初代年度代表馬に選出された名馬
ハクリョウを父に持つハクサンホマレが
逃げ、その後からグットキラメキが先行して
続き、ヤマブキオーとノボルトウコウ、
マチカネハチローは中団、トーヨーチカラは
後方からという展開になりました。
第3コーナーでグットキラメキが仕掛けて
先頭に立つと、ヤマブキオーも仕掛け
その直後にマチカネハチローとトーヨー
チカラも差をぐっと縮めて直線の勝負へ。
直線に入ってヤマブキオーが先頭に躍り
出ると、追い込んできたタケデンパワーや
キョウエイベストを力でねじ伏せて優勝。
ついに初タイトルを獲得しました。

その後ヤマブキオーは、5歳時7戦4勝
6歳時は5戦1勝もダービー卿CTに優勝。
7歳時は12戦5勝で中山記念、京王杯
スプリングハンデキャップ、金鯱賞に優勝。
8歳時は9戦5勝で函館記念に優勝。
9歳時は5戦して2勝を挙げ、
通算成績 47戦20勝 2着7回 3着4回
重賞優勝6回は本当に素晴らしい
戦績であり、今後、ヤマブキオーのように
20勝もできる馬は、二度と現れることは
無いと思います。
今週は、4年ぶりに中京競馬場で伝統の
第71回中京記念が行われます。
それぞれ巻き返しを図るディヴィーナ、
ルージュスティリア、ダノンスコーピオン、
セルバーグに注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。
先週、福島競馬場で行われました夏競馬の
訪れを告げるサマーシリーズ第1戦、
第59回七夕賞は2番人気のセイウン
ハーデスが直線で抜け出して優勝、重賞
初制覇を飾りました。
2着には9番人気のククナ、3着には13番
人気のホウオウエミーズが入り、1番人気
に推されたバトルボーンは、今回は逃げ
粘ったものの、直線で差され、4着に敗れ
ました。

今週は、函館競馬場で第59回函館記念が
行われます。
函館記念は現行の函館記念が創設される
以前、1951年から1964年まで函館記念
という現在でいうオープン特別競走という
名称で競走が施行されていました。
その後1965年に4歳(現3歳)以上の
競走馬によるハンデキャップの重賞競走
として創設されました。
函館競馬場で行われる重賞競走では
最も歴史が長く、昭和期における歴代
優勝馬には名立たる名馬達が名を連ねて
います。
思い出の馬は、函館と相性が良かった
超良血馬ウインザーノットです。
ウインザーノットは名門の高松厩舎に
所属し、父は昭和を代表する万能型
名種牡馬パーソロンで、母は凱旋門賞や
ヴェルメイユ賞を制した名牝サンサン
という超良血馬でした。
ウインザーノットの同期には、三冠馬の
ミスターシービーの他、カツラギエース
ニホンピロウイナー、リードホーユー等が
いますが、ウインザーノットは旧馬齢4歳の
春にデビュー後、新馬戦や未勝利戦を4戦
して1つも勝てなかったため、超良血馬で
ありながら、クラシックに出走することは
ありませんでした。
ウインザーノットは期待を集め、旧馬齢
4歳の1月にデビューするものの勝てず
未勝利馬ながら11月の400万下に
挑戦して、ようやく初勝利を挙げることが
できました。
年が明けて、古馬になると超良血の血が
騒いだのか、ここから快進撃が始まり
条件戦を3連勝して年を跨いで4連勝を
飾り、この勢いのまま、まだ準オープン馬
ながら、重賞の函館記念に挑みました。
このレースには重賞3連勝を飾った名牝
ロンググレイスやヤマノシラギク、トウショウ
ペガサス等が参戦、上り馬ウインザーノット
はロンググレイスに次いで2番人気に
推されました。
レースは直線で軽量ハンデを生かした
ウインザーノットが抜け出し、必死に
追い込んできたヤマノシラギクとローラー
キングの追撃をおさえて優勝。
初の重賞制覇を果たすと共に、この函館で
ようやく超良血が開花した瞬間でも
ありました。

その後、この年(1984年)から2000mに
距離が短縮された天皇賞秋を目指して
いましたが、骨折が判明し、長期の休養を
余儀なくされてしまいました。
年が明け6歳になったウインザーノットは
宝塚記念で復帰すると休み明けにも
関わらずスズカコバンの3着と健闘、続く
当時の高松宮杯でも3着と善戦しました。
その後、再び函館に遠征し、連覇を目指し
函館記念に出走しました。
ウインザーノットはトップハンデ58.5キロ
での出走となりましたが、トップハンデや
不良馬場をものともせず、オークス馬
トウカイローマンやリキサンパワー等を
やぶって連覇を果たしました。

東京に戻り、毎日王冠を2着後、昨年は
故障で出走できなかった天皇賞秋に挑み
ました。
この天皇賞には史上最強馬とも言われて
いるシンボリルドルフをはじめ、マイル王
ニホンピロウイナーやスズマッハ、スズ
パレード等の強豪馬が出走しました
シンボリルドルフに次いで2番人気に
推されたウインザーノットは、直線半ばで
シンボリルドルフに並びかけ、一瞬勝つ
かと思わせるほどの見せ場がありましたが
ギャロップダイナの強襲にあい、惜しくも
3着に敗れてしまいました。

次に参戦したジャパンカップでは全くの
精彩を欠いて15着に敗れると脚部不安を
発症し、再び休養に入りました。
年が明けて7歳になったウインザーノットは
現役を続行、相性の良い函館でオープン
特別の巴賞で復帰すると、見事にレコード
タイムで優勝、健在ぶりを示しました。
そして3連覇のかかった函館記念に出走。
しかし、今回は60.5キロという過酷な
ハンデを背負っての出走となりました。
後の天皇賞馬ニッポーテイオーが逃げる中
ウインザーノットも中団からレースを進め
ましたが、直線に入ってもニッポーテイオー
のスピードは衰えず、レコードタイムで優勝。
やはり60.5キロのハンデが影響したのか
ウインザーノットも直線で必死に追い込む
ものの、4着に終わりました。
秋に入って東京での毎日王冠で4着後
再び秋の天皇賞に挑みました。
このレースには二冠馬ミホシンザンの他
充実著しいサクラユタカオー、前年の覇者
ギャロップダイナ、スダホーク、スズカ
コバン等の名馬達が顔を揃えました。
スタートしてウインザーノットは一気に
先頭を奪って果敢に逃げ、直線に入って
からも粘りに粘りましたが、直線半ばで
鋭く伸びてきたサクラユタカオーのレコード
タイムでの勝利の前に惜しくも2着となり
このレースがウインザーノットにとっての
最後のレースとなりました。

ウインザーノットは引退後、生まれ故郷の
今は無き明和牧場で種牡馬となりました。
内国産種牡馬不遇の時代でありましたが
代表産駒となったセントライト記念を制した
ウインドフィールズの他、多くの勝ち馬を
輩出する等、内国産種牡馬として、
よく頑張ってくれました。
記録によりますと
1998年8月20日付で用途変更となって
種牡馬を引退し、その後は功労馬として
明和牧場で静かに余生を送っていましたが
2009年11月19日、心不全のため、
29歳の生涯に幕を下ろし、天国へと
旅立っていきました。
今週は函館競馬場で第59回函館記念が
行われます。
巴賞の1、2着馬のアラタ、ドーブネ、
上り馬ブローザホーン、ローシャムパーク
に注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながら、レースを
観ます。

