先週、中山競馬場で行われました秋初戦
京成杯オータムハンデキャップは
2番人気のソウルラッシュが直線に入って
鋭く伸びて、ゴール前でウイングレイテスト
を差し切って優勝。
2022年読売マイラーズC以来となる
重賞2勝目を挙げました。
2着には5番人気のウイングレイテスト、
3着には8番人気のミスニューヨークが入り
1番人気のインダストリアは7着に敗れ
ました。
今週は、阪神競馬場で秋華賞トライアル
第41回ローズステークスが行われます。
ローズステークスは、1983年に当時
牝馬三冠最終戦のエリザベス女王杯の
トライアルレースとして創設されました。
1996年に秋華賞が創設されるとローズ
ステークスは秋華賞のトライアルレースと
位置づけられ、現在に至っています。
それまでは、牝馬三冠路線の最終戦という
位置づけで1970年に創設された
ビクトリアカップの前哨戦として1966年に
4歳(現3歳)以上の牝馬による重賞競走
として創設された京都牝馬特別(現京都
牝馬ステークス)がトライアル的なレースと
なっていました。
思い出の馬は、私が大好きだった
アローエクスプレスの孫にあたり、
美しき無冠の女王、シヨノロマンです。
シヨノロマンは昭和最後となった昭和63年
の牝馬クラシック組で同期には同厩舎で
トウショウボーイの仔桜花賞馬アラホウトク
オークス馬コスモドリーム、タマモクロスを
兄に持つカブラヤオーの仔でエリザベス
女王杯を勝ったミヤマポピー等がいます。
旧馬齢4歳の2月の京都でデビューした
シヨノロマンは新馬戦を圧勝、その後も
特別競走を連勝して3連勝し、桜花賞に
参戦しました。
この桜花賞には同厩舎のアラホウトク
トライアルを勝ったスカーレットリボンや
3連勝中のスイートローザンヌ等が出走
しました。
スタートして先行したシヨノロマンは直線で
先頭に立ち、このまま押し切るかと思われ
ましたがゴール前で同厩舎のアラホウトク
に交わされて2着に敗れました。
その後、オークスを目指して東上し、
トライアル競走を2着してオークスに挑み
ましたが、直線での伸びが見られず、
伏兵のコスモドリームの5着に敗れて
しまいました。
そして秋を迎え、当時の牝馬クラシック
三冠目のエリザベス女王杯を目指し、
トライアル競走ローズステークスに参戦、
これまでの実績により、アラホウトクに続く
2番人気に推されました。
レースは、リキアイノーザンが軽快に
逃げる中、シヨノロマンは3、4番手を
進み、直線でホロトアイフルが一気に
先頭に立ちましたが、外からシヨノロマンが
鋭く伸びてゴール前でホロトアイフルを
差し切って、ついに重賞初制覇を果たし、
エリザベス女王杯に向けて好発進しました。
そして本番のエリザベス女王杯でシヨノ
ロマンは当時存在した短枠指定となり、
当日も堂々の1番人気となりましたが、
レース前に怪我をしてしまったことで
不安を抱えた中での出走となりました。
レースはキャッチミーが逃げる中、シヨノ
ロマンは4番手を進み、アラホウトクと
ミヤマポピーは後方からというレース展開
になりました。
直線に入って2番手で先行していた
マチカネイトハンが先頭に立ちましたが、
馬場の真ん中から伸びたシヨノロマンが
マチカネイトハンを交わして先頭に立ち、
このまま押し切り、今度こそ念願の牝馬
クラシック初制覇かと思われましたが、
ミヤマポピーが外から急襲し、ゴール前で
シヨノロマンをハナ差捉えて優勝。
結局、シヨノロマンにクラシックの女神は
微笑むことはありませんでした。
年が明けて古馬になったシヨノロマンは
初戦のシルクロードSを58キロの斤量を
背負いながらも勝ち、続く宝塚記念では
さすがに9着に終わったものの、次の
高松宮杯ではメジロアルダンの3着に
入る等、牡馬に交じりながらも善戦しました。
秋に入って初戦の朝日チャレンジCでは
単枠指定の1番人気におされましたが、
レース中に心房細動を発症して最下位に
終わったものの、次に出走した名古屋市制
100周年記念では、東海地区のレコード
タイムを更新して優勝を飾り、健在ぶりを
示しました。
その後マイルチャンピオンシップの10着を
最後に引退し、繁殖入りしました。
シヨノロマンは合計7頭の産駒を輩出し、
その中で、初仔のツキノロマンが
スイートピーSで2着に入り、オークスにも
出走する等、活躍しました。
あと一歩のところでヒロインの座を射止める
ことが出来なかった美しき無冠の女王シヨノ
ロマン、記録より記憶に残る名牝だったと
思います。
記録によりますとシヨノロマンは
2013年3月2日、28年の生涯を終え
天国に旅立ったとのことです。
今週は、阪神競馬場で秋華賞トライアル
第41回ローズステークスが行われます。
性格も可愛いラヴェル、実力馬ソーダズ
リング、ブレイディヴェーグ、コンクシェルに
注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。



