昨日、中山競馬場で行われました第71回

オールカマーは1番人気のレガレイラが

斤量57キロをものともせず、最後の

直線で鋭く伸びて抜け出し、兄のドゥラ

ドーレスを振り切り、兄弟対決を制して

優勝を飾り、重賞3勝目を挙げました。

2着には2番人気のドゥラドーレス

3着には4番人気のヨーホーレイクが

入りました。

今週は、中山競馬場で秋のGⅠ競走の

緒戦となる第59回スプリンターズ

ステークスが行われます。

スプリンターズステークスは1967年に

4歳(現3歳)以上の馬によるハンデ

キャップの重賞競走として創設され、

昭和期においては中央競馬で行われる

唯一の短距離の重賞レースでした。

その後、1年を締めくくるスプリント系の

大レースを開催しようとする機運が高まり

1990年レース体系の見直しに伴い、

スプリンターズステークスはGⅠ競走に

格上げされ、更に短距離系の競走体系の

整備により、秋競馬で最初に行われる

GⅠ競走として現在は定着しています。

 

思い出の馬は小さな馬体で頑張った

サクラ軍団の小さな白い恋人サクラ

ゴットです。

サクラゴットの父は英国2000ギニーで

ニジンスキーの2着に入った中距離系

種牡馬イエローゴットで日本での代表

産駒にはダービー馬カツトップエース

皐月賞馬ファンタスト、桜花賞馬ブロケード

新潟記念を制したハーディゴット等が

います。

 

サクラゴットは昭和53年の牝馬クラシック

組で同期には桜花賞馬オヤマテスコ、

オークス馬ファイブホープ、エリザベス

女王杯を制したリードスワロー、天皇賞馬

プリティキャストやサニーフラワー、

ラブリトウショウ、サンエムジョオー等の

重賞勝ち馬がいます。

 

サクラゴットは旧馬齢3歳秋の東京で

デビューし、初戦の新馬戦は3着に

敗れたものの、3戦目の未勝利戦で

初勝利を挙げました。

年が明けて4歳になったサクラゴットは

新春4歳牝馬ステークスで9着に敗れた

ため、桜花賞には行かず、オークスを

目指しました。

4月の条件特別を勝って2勝目を挙げ、

何とかオークスに出走したものの、

最下位の21着に大敗しました。

その後、マイル路線に的を絞ったサクラ

ゴットは成績も安定し、条件特別や

オープン競走に勝って5勝目をあげ、

晴れてオープン入りを果しました、

 

年が明けて古馬になったサクラゴットは

重賞戦線では苦戦したものの、夏の新潟に

遠征するとオープン特別戦で2勝を挙げ

この勢いに乗って秋競馬のスプリンターズ

ステークスに挑みましたが、同期の

サニーフラワーの前に6着に敗れ、続く

牝馬東京タイムズ杯でもサニーフラワーの

2着に敗れてしまいました。

 

年が明けて6歳になったサクラゴットは

現役を続行し、京王杯スプリングハンデで

4着、安田記念で2着に入るなど、好走は

したものの勝つまでには至りませんでした。

その後、夏の新潟で1勝を挙げた

サクラゴットは、昨年6着に敗れた

スプリンターズステークスに挑戦しました。

このレースには昨年の覇者サニー

フラワーやシーバートパーク、シャダイ

ダンサー、マイエルフなどの重賞勝ち馬が

参戦し、1番人気はシーバートパークで

サクラゴットは4番人気に支持されました。

当日は波乱を予感させる雨の不良馬場と

なりました。

レースはスタートして昨年スプリンターズ

ステークス優勝後に長期休養を余儀なく

され、連覇と復活をかけるサニーフラワー

が持ち前のスピードでハナを奪って先頭に

立って逃げ、その後ろからシャダイ

ダンサー、シービーキャロルが続き

人気のシーバートパークは中団から

サクラゴットとマイエルフは後方からの

競馬となりました。

第3コーナーから第4コーナーにかけて

シャダイダンサーが仕掛けてサニー

フラワーに並びかけ、各馬も差を詰めて

直線の勝負へ。

馬場の内をとおったサニーフラワーが

先頭で逃げ込みを図る中、馬場の

真ん中からブラビオーとシーバートパーク

大外からサクラゴットが猛然と追い込み、

一旦ブラビオーがサニーフラワーを

交わして先頭に立つも、サクラゴットと

シーバートパークが競り合いながら

追い込み、最後はサクラゴットがシーバート

パークを振り切って優勝を飾り、念願の

重賞初制覇を果たしました。

しかし、この勝利がサクラゴットにとっての

最後の勝利となってしまいました。

その後、サクラゴットは重賞レースに

出走し、好走はするものの勝つまでには

至りませんでした。

年が明けて7歳になったサクラゴットは

1月に行われ、1番人気に支持された

ガーネットステークスでの3着を最後に

引退し、繁殖にあがりました。

繁殖にあがったサクラゴットは12頭

の産駒を世に送り出し、勝ち馬は出した

ものの、代表産駒には恵まれませんでした。

そして、サクラゴットの消息は1999年で

途絶えており、その後サクラゴットが

どのような最期を迎えたのかの記録が

無いのが残念です。

 

今週は中山競馬場でスプリント王決定戦

第59回スプリンターズステークスが

行われます。

サトノレーヴ、カピリナ、ジューンブレア

ママコチャに注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。

昨日、中京競馬場で行われました秋華賞

トライアル 第43回ローズステークスは

道中、中団からレースを進めた1番人気の

オークス馬、カムニャックが最後の直線で

堂々と抜け出して勝ち、フローラSから

3連勝で重賞3勝目を挙げました。

2着には7番人気のテレサ、3着には

直線で猛然と追い込んで来た10番人気の

セナスタイルが入りました。

また、14日フランス・パリロンシャン

競馬場で行われました凱旋門賞の前哨戦

プランスドランジュ賞は日本から参戦した

ダービー馬クロワデュノールが最後の

直線での接戦を制して優勝を飾りました。

杉本アナ風に言えば、クロワデュノール

凱旋門賞に向けて視界よしですが、

レース後に反動が出ることなく、順調に

凱旋門賞本番を迎えられることを祈って

います。

今週は、中山競馬場で伝統の第71回

オールカマーが行われます。

オールカマーは、出走馬に広く門戸を

開けたレースとして1955年に創設され

ました。

1986年から1994年までは「地方競馬

招待競走」として行われていて指定交流

競走が広く行われるようになるまでは

中央競馬では数少ない地方競馬所属馬も

出走できるレースでした。

昭和期において、何でも来いとなっていた

サンケイオールカマー、毎年、今年は

どこからどんな馬が参戦して来るのか、

楽しみにして見ていました。

 

思い出のレースは、シャドーロールの

白い衝撃ブルーマックスが勝った

昭和55年第26回オールカマーです。

ブルーマックスの父はマイラー系芦毛の

種牡馬ドンで代表産駒には快速馬サクラ

シンゲキをはじめドロッポロード、ダイシン

フブキ、マークヒリュウ、コーリンオー

ニシノミラー等の重賞勝ち馬がいます。

また、姉には当時牝馬クラシック最終戦と

なっていたビクトリアカップに優勝した

ヒダロマンがいます。

 

ブルーマックスはクラシックへの出走は

ありませんでしたが、同期にはダービー馬

サクラショウリ、皐月賞馬ファンタスト、

菊花賞馬インターグシケン、天皇賞馬

スリージャイアンツやメジロファントム

シービークロス、バンブトンコート、メジロ

イーグル等の重賞勝ち馬がいます。

 

ブルーマックスは旧馬齢3歳夏の函館で

デビューし、新馬戦は5着に敗れましたが

3戦目の未勝利戦で初勝利を挙げました。

その後、暮れの条件特別で2勝目を挙げ

クラシックに向けて夢を繋ぎましたが

脚部不安を発症してしまったため、

クラシックへの出走は叶いませんでした。

4歳夏の函館でブルーマックスは復帰を

果たし、2戦するも勝つことは出来ません

でした。

その後、ブルーマックスは再び脚部不安を

発症し、長期休養に入りました。

年が明けて古馬になったブルーマックスは

9ヶ月の休養後、条件戦で復帰すると

1年半ぶりに勝利し、3勝目を挙げました。

ようやく軌道に乗って来たブルーマックスは

格上のオールカマーに出走すると、軽量を

活かし8頭中5番人気ながらユキフクオー

の3着に入るなど、大健闘を見せました。

 

そして続く目黒記念でも同期のシービー

クロスには敗れたものの、ここでも軽量を

活かして2着に入り、メジロファントム、

バンブトンコート、スリージャイアンツに

先着するなど、重賞競走でも実力的に

引けを取らないことを証明しました。

 

更に続く天皇賞秋でも不良馬場の中、

スリージャイアンツの4着に入り、

ダービー馬サクラショウリや後の

有馬記念馬カネミノブやリュウキコウ

メジロイーグルに先着するなど、今後の

活躍が大いに期待されました。

 

年が明けて6歳になったブルーマックスは

条件特別を勝って4勝目を挙げると、

アルゼンチン共和国杯に参戦。

前年のオールカマーで敗れたユキフクオー

をやぶって1番人気に応えて優勝し、

念願の重賞初制覇を果たしました。

 

そして続くオープン特別にも勝って

3連勝を飾るとブルーマックスは

オールカマーに参戦しました。

このレースには快速馬サクラシンゲキ

前年のオールカマーを制したユキフクオー

後に快進撃を行うキタノリキオーや

グリーングラスの妹ハザマファースト、

ハーバーシャレードの重賞勝ち馬や

この年のダービー3着馬テイオージャ等が

出走しました。

1番人気はテイオージャ、2番人気は

ユキフクオーでブルーマックスは

3番人気に支持されました。

レースはスタートして大方の予想どおり

サクラシンゲキとキタノリキオーのハナの

奪い合いで始まり、2頭による激しい

先行争いで3番手以下を一気に突き放す

展開となりました。

3番手にハザマファースト、それからまた

大きく差があいてテイオージャが続き、

ブルーマックス、ユキフクオーは中団の

後方から進み、レースは縦長のバラバラの

展開となりました。

第4コーナーにかけてブルーマックスと

ユキフクオーが必死に仕掛けるも、軽快に

飛ばして逃げるサクラシンゲキとキタノ

リキオーが、後続馬にまだ大きく差を

つけたまま、直線の勝負へ。

内をとおってサクラシンゲキが逃げ込みを

図る中、馬場の真ん中からテイオージャと

ユキフクオー、外からブルーマックスが

追い込み、残り100mでサクラシンゲキが

いっぱいになると、ブルーマックス、

ユキフクオー、テイオージャの3頭による

激しい競り合いになりましたが、最後は

ブルーマックスがユキフクオーをクビ差

振り切って勝ち、2つ目の重賞制覇と

破竹の4連勝を飾りました。

アルゼンチン共和国杯に続くオールカマー

での優勝で、今後の重賞路線での活躍が

大いに期待されたブルーマックスでしたが、

これからという時にまたしても脚部不安が

発生し、長期休養を余儀なくされて

しまいました。

それでも1年休養後、7歳になった

ブルーマックスは毎日王冠で復帰するも

16頭中の11着に敗れ、続いて天皇賞秋

にも果敢に挑みましたが、8着に敗れ

レース後、脚部不安が再び発生したため

引退することになりました。

引退後、種牡馬になったブルーマックス

でしたが、昭和期における内国産種牡馬

不遇の時代にあって、種付け頭数も少なく

わずかな産駒の中から地方での勝ち馬は

輩出したものの、代表産駒には恵まれ

ませんでした。

そして1990年後半には消息が

不明になっており、種牡馬引退後、

ブルーマックスがどのような運命を

辿ったかの記録が無いのが残念です。

 

今週は、中山競馬場で伝統の第71回

オールカマーが行われます。

ドゥラドーレス、リビアングラス、

ホーエリート、ヨーホーレイクに注目して

います。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。

一昨日、中山競馬場で行われました

秋競馬緒戦、第70回京成杯オータム

ハンデキャップは13番人気のホウオウ

ラスカーズが直線で内をついて鋭く伸びて

差し切り、重賞初制覇を飾りました。

2着には11番人気のドロップオブライト

3着には2番人気のコントラポストが入り

1番人気のエリカエクスプレスは直線で

失速して11着に敗れ、秋緒戦から

大波乱の決着となりました。

今週は、阪神競馬場で秋華賞トライアル

第43回ローズステークスが行われます。

ローズステークスは、1983年に当時

牝馬3冠最終戦のエリザベス女王杯の

トライアルレースとして創設されました。

1996年に秋華賞が創設されるとローズ

ステークスは秋華賞のトライアルレースと

位置づけられ、現在に至っています。

それまでは牝馬3冠路線の最終戦という

位置づけで1970年に創設された

ビクトリアカップの前哨戦として1966年に

4歳(現3歳)以上の牝馬による重賞競走

として創設された京都牝馬特別(現京都

牝馬ステークス)がトライアル的なレースと

なっていました。

 

思い出のレースは一瞬美しく花開いた

昭和50年第3回優勝馬タケノハナミです。

タケノハナミの父は仏ダービーを勝った

ステイヤー系種牡馬ハードツービートで

代表産駒には目黒記念等に勝った

ダイセキテイやセンゴクヒスイ、リーゼン

シュラーク、オンワードボルガ等の重賞

勝ち馬がいます。

またタケノハナミの兄には日経新春杯を

勝ったホースメンホープやクモハタ記念に

勝ったニッショウキングがいます。

タケノハナミは昭和60年の牝馬クラシック

組で同期には桜花賞馬エルプス、

オークス馬ノアノハコブネ、エリザベス

女王杯を制したリワードウイング、最強の

1勝馬と言われたナカミアンゼリカや

アイランドゴッテス、ユキノローズ、

ラッキーオカメ等の重賞勝ち馬がいます。

 

タケノハナミは旧馬齢3歳暮れの中京で

デビューし、新馬戦は2着に惜敗しました。

年が明けて4歳になったタケノハナミは

デビュー4戦目の未勝利戦で初勝利を

挙げ、その後、タケノハナミは3連敗を

喫するも条件戦でようやく2勝目を挙げると

何とかオークスに出走しましたが、

28頭中の13着に大敗してしまいました。

オークス後、夏の北海道に遠征し、

条件戦で3勝目を挙げると、当時の

牝馬クラシック最終戦エリザベス女王杯を

目指して西下し、トライアルレースの

ローズステークスに参戦しました。

このレースには桜花賞馬エルプス、

オークス馬ノアノハコブネ、上り馬リワード

ウイングや春の牝馬クラシックを賑わせた

ナカミアンゼリカ、ロイヤルコスマー、

ラッキーオカメ等が出走しました。

1番人気は桜花賞馬エルプスでタケノ

ハナミは14頭中12番人気という

低評価での出走となりました。

レースは持ち前のスピードを活かした

エルプスがハナを奪って逃げ、タケノ

ハナミが3番手、ナカミアンゼリカ、

ノアノハコブネ、ロイヤルコスマー、

ラッキーオカメは中団から進み、リワード

ウイングは後方からの競馬となりました。

第4コーナーで各馬が一斉に仕掛け

一団となる中、エルプスが変わらず軽快に

逃げ脚を伸ばして先頭で直線の勝負へ。

内ラチを使って逃げ込みを図るエルプスを

内からタケノハナミ、外からはラッキー

オカメが猛然と追い込み、ゴール前で

タケノハナミが鋭く伸びてエルプスを半馬身

交わして優勝を飾り、念願の重賞初制覇を

果しました。

この勝利でエリザベス女王杯の有力

候補に躍り出たタケノハナミでしたが

4番人気に支持された本番のエリザベス

女王杯では13着に敗れてしまいました。

 

年が明けて古馬になったタケノハナミは

条件戦で2連敗後、札幌に遠征して

条件特別で5勝目を挙げたものの、

その後は精彩を欠き、函館記念での

最下位の14着に敗れたのを最後に

現役を引退し、北海道の牧場で繁殖

牝馬になりました。

タケノハナミは8頭の産駒を輩出し、

勝ち馬は出したものの、代表産駒には

恵まれませんでした。

 

記録によりますと

タケノハナミは、2000年12月付で

用途変更となり、20歳で繁殖牝馬を

引退しました。

その後、タケノハナミは功労馬として

門別や静内町の施設で繋養されました。

そして2008年8月4日病気のため

タケノハナミは26歳の生涯を終え

天国に旅立っていきました。

 

今週は、阪神競馬場で牝馬クラシック

3冠目秋華賞に向けたトライアル競走

第43回ローズステークスが行われます。

カムニャック、パラディレーヌ、

ミッキージュエリー、ルージュソリテールに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。