昨日、新潟競馬場で行われました第45回

新潟2歳ステークスは新種牡馬

ポエティックフレアを父に持つ1番人気の

リアライズシリウスが出遅れをものとも

せず、最後の直線で他馬を引き離して

圧勝し、無傷の2連勝で重賞初制覇を

飾りました。

新種牡馬父ポエティックフレアは受胎率が

悪く、産駒は少ないとのことですが、

かつてのメジロアサマのように少ない

産駒の中からリアライズシリウスをはじめ

大物の産駒が現れ、血を繋いでいって

くれることを期待します。

2着には6番人気のタイセイボーグ、

3着には3番人気のフェスティバルヒルが

入りました。

夏競馬もいよいよ最終週となり、今週は

新潟競馬場でフィナーレを飾る新潟記念が

行われます。

1965年に4歳(現3歳)以上の競走馬

によるハンデキャップの重賞競走として

創設され、新潟競馬場で行われる重賞

競走では最も歴史が古いレースであり

現在は秋の中長距離戦線へ向けた

前哨戦としても位置付けられています。

 

思い出のレースは、新潟を得意とした

ハセマサルが軽量を活かして優勝した

昭和50年第11回新潟記念です。

ハセマサルの父は中距離系種牡馬

ロイヤルレコードで代表産駒には

ハイセイコー世代の関西の名脇役で

私も好きだったアマツカゼがいます。

また、弟にはオールカマーを勝った

ハセオーマ、妹には新潟記念やオール

カマーに優勝したハセシノブがおり、

名馬コダマの血を引く母ヤマトマサルは

代表産駒を3頭も世に送り出しました。

ハセマサル自身は牝馬クラシックへの

出走はありませんでしたが、同期には

牝馬クラシック二冠馬トウコウエルザ、

桜花賞馬タカエノカオリ、快速馬サクラ

イワイ、ミトモオー、アイテイシロー

ラッキーオイチ等がいます。

ハセマサルは旧馬齢3歳夏の新潟で

デビューし、新馬戦は後の重賞勝ち馬

スルガスンプジョウの前に離された7着に

敗れました。

その後も勝ち星には恵まれず、初勝利は

デビューから10戦目となる4歳の5月の

新潟での未勝利戦でした。

続く条件戦も勝って連勝したハセマサルは

夏の新潟での条件特別を勝って3勝目を

挙げました。

しかし、その後は勝ち星から遠ざかり、

秋のクイーンステークスでの7着をはじめ

年が明けて5歳になって新潟で4勝目を

挙げるまで10連敗を喫してしまいました。

4勝目を挙げたハセマサルは新潟での

条件特別を勝って連勝し、その勢いの

まま、続いて格上となる新潟記念に

挑みました。

このレースにはオークス馬ナスノチグサ

超音速スガノホマレ、白い逃亡者と異名を

持つホワイトフォンテン、春のクラシックを

賑わせたイシノマサルやローカルの常連

サンヨウコウ等、蒼々たるオープン馬達が

顔を揃えました。

1番人気はナスノチグサ、2番人気は

イシノマサルで実績の無いハセマサルは

ハンデ49キロで、11頭中9番人気での

出走となりました。

レースはホワイトフォンテンが逃げると

思われましたが、オリオンタイガーが

果敢に逃げ、トップハンデのホワイト

フォンテンと競り合う形となりました。

ナスノチグサとイシノマサルは中団から

スガノホマレとハセマサルは後方からの

競馬となりました。

ホワイトフォンテンとオリオンタイガーが

競り合う中、第4コーナーでナスノチグサが

一気に仕掛けて直線の勝負へ。

内をついてホワイトフォンテンが先頭に

立つと真ん中からナスノチグサ、大外から

スガノホマレが差を詰める中、ハセマサルが

外から追い込んで一気に突き抜けて

先頭に立ち、大外から追い込んで来た

スガノホマレをおさえて優勝を飾り、重賞

初制覇を果たしました。

得意の新潟で念願の重賞初制覇を

果たしたハセマサルでしたが、その後は

勝てず、福島でのオープン競走5着を

最後に引退して繁殖にあがりました。

繁殖牝馬として14頭の産駒を送り出し

代表産駒にはフラワーカップを勝った

ハセベルテックスがいます。

繁殖牝馬としても活躍したハセマサル

でしたが、繁殖を引退後、どのような

運命を辿ったかの記録が残っていない

のが残念です。

 

今週は新潟競馬場で夏競馬のフィナーレを

飾る第61回新潟記念が行われます。

エネルジコ、クイーンズウォーク

シェイクユアハート、アスクカムオンモアに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。

昨日、札幌競馬場で行われました

サマー2000シリーズ第4戦スーパー

GⅡ伝統の第61回札幌記念は10番

人気のトップナイフが直線で鋭く伸びて

抜け出し、重賞初勝利を飾りました。

2着には2番人気のココナッツブラウン、

3着には13番人気の8歳馬アラタが入り

1番人気のホウオウビスケッツは直線で

沈み、7着に敗れるという大波乱の決着と

なりました。

今週は夏競馬も終盤戦に入り新潟競馬場

で第45回新潟2歳ステークスが

行われます。

新潟2歳ステークスは、1968年に新潟

競馬場の3歳(現2歳)馬によるオープン

競走新潟3歳ステークスの名称で創設

されました。

1984年にグレード制の導入によりG3に

格付けされ、行われています。

2歳世代において最初に行われる

マイル以上の距離での重賞競走であり、

歴代の優勝馬や出走馬からはクラシックを

制したビクトリアクラウンやメジロドーベル

をはじめ、ハーブスター、イスラボニータ等

後に多くの重賞勝ち馬を輩出している

ことから、翌年のクラシック戦線を占う

意味でも重要なレースとなっています。

 

思い出のレースは、姉妹で重賞を制覇し

活躍したダイナシュートが優勝した

昭和59年第4回新潟3歳ステークスです。

ダイナシュートの父は、日本競馬に多大な

功績を残し、現在の社台ファームの礎を

築いた昭和を代表する大種牡馬ノーザン

テーストで代表産駒にはダービー馬

ダイナガリバー、有馬記念馬アンバー

シャダイ、天皇賞馬ギャロップダイナ、

オークス馬ダイナカール、シャダイアイバー

アドラーブル、桜花賞馬シャダイソフィアや

ダイナアクトレス、ダイナレター、マチカネ

タンホイザ等、挙げれば切りがない程の

重賞勝ち馬を世に送り出しました。

また、ダイナシュートの姉には新潟記念や

牝馬東京タイムズ杯に優勝したダイナ

マインがいます。

ダイナシュートは昭和60年の牝馬

クラシック組で同期には桜花賞馬エルプス

オークス馬ノアノハコブネ、エリザベス

女王杯を制したリワードウイングや

トチノニシキ、牝馬最強の1勝馬と

言われたナカミアンゼリカ等がいます。

ダイナシュートは旧馬齢3歳夏の新潟の

新馬戦でデビューし、1馬人気の応えて

圧勝すると、続いて格上となる当時の

新潟3歳ステークスに挑みました。

このレースには新馬戦を10馬身差で

圧勝したイカリハイグレイドや5馬身差で

新馬戦を圧勝したサクライチモンジ等が

出走し、ダイナシュートは6番人気という

低評価での出走となりました。

レースは好スタートを切ったイカリハイ

グレイド、ビートドール、ダイナシュートの

3頭による先行争いとなり、初めにビート

ドールがハナを奪うも、すぐにダイナ

シュートが交わして先頭に立って逃げる

展開となりました。

第4コーナーで出遅れたサクライチモンジ

やシュウザンチャンプが仕掛けて直線の

勝負へ。

逃げるダイナシュートは直線に入っても

スピードは衰えず、内から伸びて来た

シュウザンチャンプと競り合う中、外から

サクライチモンジが猛然と追い込んで

来ましたが、最後はダイナシュートが

シュウザンチャンプを振り切って優勝を飾り

重賞初制覇を果たしました。

続いてダイナシュートは東京に戻って

京成杯3歳ステークスに参戦しました。

レースは大外枠から出たダイナシュートが

スピードを活かしてすぐに3番手に上がり

最後の直線に入ると、馬場の真ん中から

鋭く伸びて先頭に立ち、追い込んで来た

シンボリカノープをおさえて勝ち、重賞

2連勝すると共にデビュー以来3連勝を

飾りました。

続く3歳牝馬ステークスでは後の桜花賞馬

エルプスやタカラスチールに続く3着に敗れ

ましたが、牝馬クラシックの有力馬の1頭

として堂々と名乗りを挙げました。

年が明けて4歳になったダイナシュートは

牝馬クラシックへの参戦を前に体調を崩し

更に前脚の骨折で長期休養を余儀なく

されたため、牝馬クラシックに参戦する

ことは叶いませんでした。

その後、ダイナシュートは秋に復帰するも

精彩を欠きましたが、年が明けて古馬に

なったダイナシュートは中山牝馬ステークス

で3着に入って復調の兆しを見せました。

そして、この年、古馬の牡馬との混合戦

となる重賞競走に出走し、北九州記念や

京王杯AHで2着、金鯱賞で3着に入る等

善戦はしたものの、勝つまでには

至りませんでした。

 

年が明けて6歳になったダイナシュートは

現役を続行し、京王杯スプリングカップ4着

新潟大賞典3着など、善戦はしたものの

相変わらず勝ち星には恵まれません

でした。

もう限界かと思われていたダイナシュート

でしたが、夏の福島に遠征して七夕賞に

参戦。

3番人気に推されたダイナシュートは道中

中団からレースを進め、第4コーナーで

仕掛けて、先頭集団との差を詰め

直線の勝負となりました。

馬場の真ん中からダイナフェアリーが

先頭に立ちましたが、外からダイナ

シュートが猛然と追い込み、ゴール前で

ダイナフェアリーを差し切って勝ち、京成杯

3歳ステークス以来、約2年9ヶ月ぶりの

勝利を挙げ、3つ目の重賞を獲得しました。

しかし、この久しぶりの勝利がダイナ

シュートにとっての最後の勝利となりました。

その後、ダイナシュートは重賞競走で善戦

しながら秋まで走りましたが、牝馬東京

タイムズ杯での11着を最後に、現役を

引退しました。

引退後は北海道で繁殖牝馬となり、

12頭の産駒を世に送り出し、その中から

代表産駒として高松宮記念等に優勝した

アドマイヤマックスを世に送り出しました。

 

繁殖牝馬としても活躍したダイナシュートは

22歳の時、2004年7月23日付で用途

変更となっており、その後ダイナシュートが

どのような運命を辿ったのかの記録が

残っていないのが残念です。

 

今週は新潟競馬場で新潟2歳チャンピオン

決定戦第45回新潟2歳ステークスが

行われます。

フェスティバルヒル、タイセイボーグ

ヒルデグリム、サノノグレーターに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。

昨日、雨の中、新潟競馬場で行われました

第17回レパードステークスは5番人気の

ドンインザムードがゴール前で抜け出して

優勝を飾り、初重賞制覇を果たすと共に

2014年に制した父アジアエクスプレスとの

親子制覇となりました。

2着には12番人気のルヴァンユニベール

3着には11番人気のヒルノハンブルクが

入り、1番人気に推されたヴィンセンシオは

7着に敗れるという波乱決着となりました。

また、1998年の有馬記念、1999年の

有馬記念や宝塚記念等の 重賞を制覇し、

種牡馬としても多くの重賞勝ち馬を

輩出したグラスワンダー8月8日

多臓器不全のため、亡くなったとの

訃報が届きました。享年30歳でした。

数々の名勝負を演じ、記憶にも記録にも

残る平成を代表する名馬でした。

どうか天国でゆっくり休んで下さい。

長い間、本当にお疲れ様でした。

そしてありがとうございました。

今週は、札幌競馬場で秋競馬を占う上でも

重要な夏の大一番、スーパーG2 伝統の

第61回札幌記念が行われます。

札幌記念は1965年に旧4歳(現3歳)以上

の馬による重賞競走として創設され、

札幌競馬場で施行する最も歴史が古い

重賞競走です。

また札幌競馬場は寒冷地のため、

昭和期は芝コースが設置されておらず、

左回りや右回りのダートで施行されて

いましたが、1990年から右回りの

芝コースでの施行に変更され現在に

至っています。

昭和期においてダートコースで行われて

いた時代の札幌記念は、中央競馬の

ダート重賞自体が少なかったため、

貴重な存在となっていました。

1997年からは夏季競馬開催では

唯一となるG2に格上げされ、格上げ後は

開催時期の関係から夏季に開催される

数少ない定量戦であることや賞金の

高さから、昭和期にはマーチス、トウショウ

ボーイやクライムカイザー、最近でも

シャフリヤール、ジャックドール、ソダシや

ブラストワンピース等、G1を優勝している

馬や後にG1を勝利する馬が出走するなど

毎年、豪華なメンバーが出走することと

G2としては高額に設定された賞金から

スーパーG2とも呼ばれています。

 

思い出のレースは、名門高松厩舎所属

名牝ミオソチスの仔ランスロットが勝った

昭和52年第13回札幌記念です。

ランスロットの父は米国のベルモント

ステークスを勝ったセルティックアッシュで

日本での代表産駒にはランスロットと

同期で朝日チャレンジカップ等を勝った

ケイシュウフォードがいます。

ランスロットの母はアローエクスプレスや

サンシャインボーイの姉でオールカマーや

福島記念に勝った名牝ミオソチスで

故寺山修司さんも大好きな馬でした。

 

ランスロットは昭和51年のクラシック組で

同期にはTTG時代と言われたテンポイント

トウショウボーイ、グリーングラスや

ダービー馬クライムカイザー、天皇賞馬

ホクトボーイとカシュウチカラやニッポー

キング、キングラナーク、コーヨーチカラ

ミヤジマレンゴ等の重賞勝ち馬がいます。

ランスロットは旧馬齢3歳夏の札幌の

新馬戦でデビューしましたが、ステイヤー

血統だったためか、当時の短距離の

3歳戦では苦戦し、3歳時5戦するも

勝つことは出来ませんでした。

年が明けて4歳になったランスロットは

4歳2戦目の未勝利戦で勝利し、続く

条件戦も勝って2連勝しました。

そして、この勢いでクラシックの登竜門と

言われる格上の弥生賞に挑戦するも

6着に敗れ、結局、ランスロットは春の

クラシックに参戦することは叶いません

でした。

その後、夏の札幌の条件戦で3勝目を

挙げ、菊花賞を目指し、セントライト記念に

挑みましたが、13着に大敗し、菊花賞に

駒を進めることは出来ませんでした。

それでも暮れの特別戦に勝って4勝目を

挙げ、古馬での良血開花が期待されました。

 

年が明けて古馬となったランスロットは

準オープンの特別戦でもなかなか勝つ

ことはできず苦しんでいました。

その後、ランスロットは札幌に遠征し

道新杯で久しぶりに5勝目を挙げると

札幌記念に参戦しました。

このレースには後に有馬記念を制する

カネミノブやタイホウヒーロー、メイジガルボ

アランフェス等の重賞勝ち馬が出走。

1番人気は春のクラシックで活躍した

カネミノブでランスロットは10頭中の

6番人気での出走となりました。

レースはハイペースでリキアイフジが逃げ

その後ろから8馬身離されてランスロットが

続き、カネミノブ、アランフェス、タイホウ

ヒーローは中団から一団となって追走する

という展開になりました。

第3コーナーで後続馬が一斉に仕掛けて

リキアイフジとの差を詰めて直線の勝負へ。

最後の直線では真ん中からランスロット

外からアランフェスが抜け出して競り合いを

演じ、外からスーパーフィールドも追い

込んで来ましたが、ランスロットが

振り切って優勝を飾り、念願の重賞

初制覇を果たしました。

やっと良血が開花したランスロットは

秋競馬では目黒記念、天皇賞秋に

挑みましたが、やはり壁は厚く、勝つ

ことは出来ませんでした。

それでも暮れのステイヤーズステークスに

出走すると天皇賞での健闘が評価された

のか、ランスロットは1番人気に支持され

ました。

レースは逃げるワールドサバンナを終始

ランスロットがマークしながら2番手を進み

第4コーナーでランスロットが並びかけて

直線の勝負へ。

最後の直線に入ってワールドサバンナと

ランスロットとの一騎打ちとなり、ワールド

サバンナが差し返すなど、2頭による

競り合いとなりましたが、最後は

ランスロットが抜け出してワールドサバンナ

を振り切って優勝を飾り、2つ目の重賞を

獲得しました。

しかし、この勝利がランスロットにとっての

最後の勝利となりました。

この時がまさにランスロットにとっての

絶頂期となってしまいました。

 

年が明けて6歳になったランスロットは

現役を続け、6歳緒戦でアメリカJCCに

出走すると、菊花賞馬プレストウコウに

先着して3着に入りました。

しかし、その後ランスロットは大差での

惨敗が続き、思い出の札幌での大雪Hでの

5頭中大差の5着を最後に二度と競馬場に

姿を見せることはありませんでした。

その後、ランスロットがどのような運命を

辿ったのかという記録がないのが残念です。

 

今週は札幌競馬場で夏の大一番

第61回札幌記念が行われます。

ホウオウビスケッツ、コスモキュランダ

リビアングラス、ヴェローチェエラに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。