昨日、雨の中、新潟競馬場で行われました

第17回レパードステークスは5番人気の

ドンインザムードがゴール前で抜け出して

優勝を飾り、初重賞制覇を果たすと共に

2014年に制した父アジアエクスプレスとの

親子制覇となりました。

2着には12番人気のルヴァンユニベール

3着には11番人気のヒルノハンブルクが

入り、1番人気に推されたヴィンセンシオは

7着に敗れるという波乱決着となりました。

また、1998年の有馬記念、1999年の

有馬記念や宝塚記念等の 重賞を制覇し、

種牡馬としても多くの重賞勝ち馬を

輩出したグラスワンダー8月8日

多臓器不全のため、亡くなったとの

訃報が届きました。享年30歳でした。

数々の名勝負を演じ、記憶にも記録にも

残る平成を代表する名馬でした。

どうか天国でゆっくり休んで下さい。

長い間、本当にお疲れ様でした。

そしてありがとうございました。

今週は、札幌競馬場で秋競馬を占う上でも

重要な夏の大一番、スーパーG2 伝統の

第61回札幌記念が行われます。

札幌記念は1965年に旧4歳(現3歳)以上

の馬による重賞競走として創設され、

札幌競馬場で施行する最も歴史が古い

重賞競走です。

また札幌競馬場は寒冷地のため、

昭和期は芝コースが設置されておらず、

左回りや右回りのダートで施行されて

いましたが、1990年から右回りの

芝コースでの施行に変更され現在に

至っています。

昭和期においてダートコースで行われて

いた時代の札幌記念は、中央競馬の

ダート重賞自体が少なかったため、

貴重な存在となっていました。

1997年からは夏季競馬開催では

唯一となるG2に格上げされ、格上げ後は

開催時期の関係から夏季に開催される

数少ない定量戦であることや賞金の

高さから、昭和期にはマーチス、トウショウ

ボーイやクライムカイザー、最近でも

シャフリヤール、ジャックドール、ソダシや

ブラストワンピース等、G1を優勝している

馬や後にG1を勝利する馬が出走するなど

毎年、豪華なメンバーが出走することと

G2としては高額に設定された賞金から

スーパーG2とも呼ばれています。

 

思い出のレースは、名門高松厩舎所属

名牝ミオソチスの仔ランスロットが勝った

昭和52年第13回札幌記念です。

ランスロットの父は米国のベルモント

ステークスを勝ったセルティックアッシュで

日本での代表産駒にはランスロットと

同期で朝日チャレンジカップ等を勝った

ケイシュウフォードがいます。

ランスロットの母はアローエクスプレスや

サンシャインボーイの姉でオールカマーや

福島記念に勝った名牝ミオソチスで

故寺山修司さんも大好きな馬でした。

 

ランスロットは昭和51年のクラシック組で

同期にはTTG時代と言われたテンポイント

トウショウボーイ、グリーングラスや

ダービー馬クライムカイザー、天皇賞馬

ホクトボーイとカシュウチカラやニッポー

キング、キングラナーク、コーヨーチカラ

ミヤジマレンゴ等の重賞勝ち馬がいます。

ランスロットは旧馬齢3歳夏の札幌の

新馬戦でデビューしましたが、ステイヤー

血統だったためか、当時の短距離の

3歳戦では苦戦し、3歳時5戦するも

勝つことは出来ませんでした。

年が明けて4歳になったランスロットは

4歳2戦目の未勝利戦で勝利し、続く

条件戦も勝って2連勝しました。

そして、この勢いでクラシックの登竜門と

言われる格上の弥生賞に挑戦するも

6着に敗れ、結局、ランスロットは春の

クラシックに参戦することは叶いません

でした。

その後、夏の札幌の条件戦で3勝目を

挙げ、菊花賞を目指し、セントライト記念に

挑みましたが、13着に大敗し、菊花賞に

駒を進めることは出来ませんでした。

それでも暮れの特別戦に勝って4勝目を

挙げ、古馬での良血開花が期待されました。

 

年が明けて古馬となったランスロットは

準オープンの特別戦でもなかなか勝つ

ことはできず苦しんでいました。

その後、ランスロットは札幌に遠征し

道新杯で久しぶりに5勝目を挙げると

札幌記念に参戦しました。

このレースには後に有馬記念を制する

カネミノブやタイホウヒーロー、メイジガルボ

アランフェス等の重賞勝ち馬が出走。

1番人気は春のクラシックで活躍した

カネミノブでランスロットは10頭中の

6番人気での出走となりました。

レースはハイペースでリキアイフジが逃げ

その後ろから8馬身離されてランスロットが

続き、カネミノブ、アランフェス、タイホウ

ヒーローは中団から一団となって追走する

という展開になりました。

第3コーナーで後続馬が一斉に仕掛けて

リキアイフジとの差を詰めて直線の勝負へ。

最後の直線では真ん中からランスロット

外からアランフェスが抜け出して競り合いを

演じ、外からスーパーフィールドも追い

込んで来ましたが、ランスロットが

振り切って優勝を飾り、念願の重賞

初制覇を果たしました。

やっと良血が開花したランスロットは

秋競馬では目黒記念、天皇賞秋に

挑みましたが、やはり壁は厚く、勝つ

ことは出来ませんでした。

それでも暮れのステイヤーズステークスに

出走すると天皇賞での健闘が評価された

のか、ランスロットは1番人気に支持され

ました。

レースは逃げるワールドサバンナを終始

ランスロットがマークしながら2番手を進み

第4コーナーでランスロットが並びかけて

直線の勝負へ。

最後の直線に入ってワールドサバンナと

ランスロットとの一騎打ちとなり、ワールド

サバンナが差し返すなど、2頭による

競り合いとなりましたが、最後は

ランスロットが抜け出してワールドサバンナ

を振り切って優勝を飾り、2つ目の重賞を

獲得しました。

しかし、この勝利がランスロットにとっての

最後の勝利となりました。

この時がまさにランスロットにとっての

絶頂期となってしまいました。

 

年が明けて6歳になったランスロットは

現役を続け、6歳緒戦でアメリカJCCに

出走すると、菊花賞馬プレストウコウに

先着して3着に入りました。

しかし、その後ランスロットは大差での

惨敗が続き、思い出の札幌での大雪Hでの

5頭中大差の5着を最後に二度と競馬場に

姿を見せることはありませんでした。

その後、ランスロットがどのような運命を

辿ったのかという記録がないのが残念です。

 

今週は札幌競馬場で夏の大一番

第61回札幌記念が行われます。

ホウオウビスケッツ、コスモキュランダ

リビアングラス、ヴェローチェエラに

注目しています。

今週も全人馬の無事を祈りながら

レースを観ます。