「YKK」理論とは 「やって、感じて、考える」の略です。
PDCAが苦手な人向けの考え方です。
「やって」が〈行動〉
「感じて」が〈知覚〉
「考える」が〈思考〉
順番はどこからスタートしてもいいのですが、
「まず、やってみ ましょう」というメッセージも込めて
Yからスタートします。
PDCAでいうと、P(計画)ではなく、D(実行)からはじめま しょうということと同じです。 そして、次にやることは、C(確認)ではなく、K=感じること、 感想だけを話しましょうということです。 わかりやすく「何日間かトータルで100キロ走る」という例で 考えると、こうなります。
まずY(行動)ということで、1回走ってみる、2キロ走れた。 次はK(知覚)なので、「どうだったか? 2キロ走れて、あと 何回できるのか?」と考えるのではなくて、「2キロ走って、どんな感覚だったか?」と自問するのです。 「久々だったから、2キロしか走れなかった」という感想であれば、 もっとポテンシャルがあることがわかります。
「準備運動をしなかったから筋肉痛になった」となれば、続けたらケガするのではと気づきが得られる。これらは感じた「感覚」からわかるところです。
そしてその次に、K(思考)。
「では、どうしようか」を考えます。
「ケガしないように準備運動をきちんとしよう」とか、「準備運動をして、今週中に1回、どこかたくさん走れる日を取って走ってみよう」とか、「そのときの記録と今日の2キロの記録を合わせて、次を決めよう」などと、やるべきことを考えます。
こうすることで、より精度の高いプランが立てられます。