本日、ついに大嘗祭ですね
そんな重大な祭祀の日の今回は筑前国の一之宮、三大八幡宮の一社で日本の守護である筥崎宮です
筥崎八幡宮とも言われ、神功皇后が応神天皇をご出産した際に胞衣、つまり胎盤を箱に入れてこの地に納めたのが始まりという聖地で、名前の筥崎はこの箱に由来します
筥とは円柱の箱のことで、胎盤はこの筥に納めて埋めたのち目印に植えた木が御神木の“筥松”です
そしてこの地域は箱崎と言いますが、「筥崎」だと八幡神に恐れ多いという理由から「箱崎」の表記を使用しています
そしてこちらの特徴ともいえる敵国降伏の文字は醍醐天皇の宸筆が元で、元寇の際に亀山上皇が祈願と共にこの楼門の扁額を奉納されたそうです
この時に神風が吹いて元寇を撃退した事から厄除・勝運と海上交通・防護の神として信仰されています
歴代の筑前国藩主からも崇敬され、楼門は五大老の小早川隆景による建立です
⚫︎境内入口の社号標と鳥居と狛犬
昔はこの博多湾から本殿までの長い参道先の箱崎浜の一帯は白砂青松と謳われる美しい海岸線でしたが、護岸整備や埠頭の倉庫などで景観が破壊されています
それでは御朱印です