誘惑の甘～いお菓子の裏に隠された悲しい現実

ダイエッターやダイエットをしたい方の中には甘いもの大好き

幸せ気分になるし、止められないのよね～という方も少なくないはず。

あなたがよく口にしている美味しいチョコレート、ポテトチップス、クッキーにアイスや甘いお菓子、ファストフード、カップラーメン、加工食品etc…が日々大量生産されている裏で悲しい現実があるとしたらどうでしょう……

パーム油問題を知っていますか？

今や、パーム油問題は世界でも大きな問題になっています。

世界でもパーム油を使わないホテルやお店がどんどん増えているそうです。

甘いお菓子にケーキ、スナック、カレー、カップヌードル、ファストフードなどの食べ物に何の油が使われているか。

原材料を見ると植物油脂としか書いてないことがほとんどです。

中にはしっかりと○○油を使ってます、と明記してある場合もありますが。ほぼこんな感じで書いてあります。

しかも、植物油脂ってなんだか身体に良さそうな油じゃない？？

この植物油脂、菜種油、大豆油など種類がありますが、その中でも大量に使われているのがパーム油。

あまり馴染みのない油ですけど、アブラヤシから摂れる油で安価で使いやすいためにお菓子や加工食品に大量に使われているんです。

パーム油は多くはインドネシアやマレーシアにあるアブラヤシから採れる油で世界中で使われるために大量生産されています。

パーム油問題とは？

◆健康被害

長期間の船上輸送による酸化防止剤BHAという食品添加物が動物実験で発がん性が確認されているのにもかかわらず、日本では大量に使われている。

◆森林破壊

パーム油はほとんどがインドネシアやマレーシアのアブラヤシから採れるのですが、このパーム油を生産しているアブラヤシ農園は、熱帯雨林を切り開いて作られています。

大量のパームオイル農園を作るのに、インドネシアとマレーシアでは20年間で九州の全面積と同じ広さの森林を伐採し、森林破壊が起きています。

その結果何が起きているかというと…

◆ 動物たちの住処がなくなり、殺されている

ボルネオ島のオラウータンは100年で90%減少。

リハビリセンターに保護されたオラウータンの赤ちゃん

サルでもわかるオラウータンの豆知識より抜粋

便利なパーム油のためにこんなかわいいオラウータンが大量に殺されているのです。

◆ 原住民も住処を失う

強制退去や農園での強制労働、児童強制労働が起きている。

農場で働く親の低賃金を補うために子供が危険な重労働を強いられ、学校をやめて働いている子もいる。

8歳から働く子供もいる。

◆ 森林伐採で乾燥することで火事が起きる

地球規模の気候変動が起きている

写真：サルでもわかるオラウータンの豆知識より

私たちが何気なく口にしている食べものが動物の命の危機や地球規模の気候変動に影響を与えています。

私たちに出来ること

私たちに出来ることは何でしょう？

◆　まずは食品を買うときには、原材料を確認！

植物油脂だけでなく、添加物がなるべく少ないものを選ぶ。

◆ 「植物油脂」と書いてない食品を選ぶ

植物油脂と書いてあったらパーム油である可能性が高いので出来るだけ避ける。

特にカレールーには植物油脂が使われていることがとても多いです。

植物油脂が使われていないルーを選びましょう。

こんなのはいかが？

原材料：

醸造酢、食塩、コリアンダー、粗糖、米、にんにく、ターメリック、クミン、たまねぎ、タマリンド、ココナッツオイル、乾燥ココナッツ、しょうが、その他香辛料（マスタード、カレーリーフ、シナモン、フェネグリーク、フェンネル、とうがらし、ガルシニア、クローブ、こしょう、スクリューパイン、レモングラス、カルダモン）

◆ 日本人のソウルフードのお米を食べよう！

市販のパンや揚げ物、お弁当にもパーム油が使われています。

コンビニで買う場合は、パンよりおにぎり、お弁当は揚げ物のあまり入ってないものをこころがける