食のプロフェッショナルがおすすめする料理とは?高齢者の食事|レシピ | 高齢者の見守り対策と健康レシピの生活情報ブログ

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高齢者は加齢により食べ物をかみ砕いたり飲み込んだりする筋力が衰えてくるものです。

食べることに苦労を感じてしまうと、生きることに重要な感情でもある「食べる」楽しみが薄れてきます。

そのため、食事の量が減り低栄養状態となり、免疫力が下がり運動機能の低下、低血糖による意識障害や骨折などの様々な問題が起こり始めます。

 

今回は30代男性で、プロの料理人がおすすめする料理をご紹介します。
身近な高齢者の食事のローテーション料理として参考になれば幸いです。

プロが選んだベスト5!

  1. 夏野菜ネバネバサラダ
  2. ナスのおひたし
  3. 揚げ出し豆腐
  4. 海老入り茶碗蒸し
  5. しらすご飯    

高齢者が喜んだ「料理」と その理由とは?

一番のお勧めは夏野菜ネバネバサラダです。
噛む力が衰えた高齢者でもとても食べやすいことと高い栄養価。

味付けや食材のアレンジの幅の広さと、調理によってご飯やうどんにかけても美味しく食べられるのがポイントです。

和食のイメージが強いですが、サーモンやビネガーやオリーブオイルを用いることで洋風にも調理できます。

食材の特徴としましては、モロヘイヤや長芋に含まれるネバネバは免疫力を高めるともいわれ、体力が低下した身体の健康維持に最適です。

栄養バランスの良い納豆を用いれば、肉をあまり食べなくなった高齢者にとって不足しがちな「たんぱく質」の摂取、生活習慣病予防に効果があるといわれる「納豆キナーゼ」、カルシウムの吸収を助ける「ビタミンK」などが効率よく補給できます。

ビタミンKは身体の中でも少量は作られますが、これを含む食材は少ないため骨粗しょう症のリスクが高まる高齢者にとって積極的に摂りたい栄養素です。

この栄養価の高さは、アレンジして毎日食べてもらいたいと思うほどです。

材料を小さく切るため、鶏肉やサーモンを混ぜても食べやすいので食が細くなり肉が苦手になってしまった高齢者の方にも食べてもらいやすい料理であり、基本的に材料を切って味付けをするだけなので、調理が比較的簡単なのもポイントです。    

高齢者が喜んだレシピ!

ベーシックな作り方です。
好みの調味料や材料で様々なアレンジができます。

■材料 (★は必須)

オクラ★
長芋★
モロヘイヤ
わかめ
薄口しょうゆ★
わさび
めんつゆ(好みで)
梅干し(好みで)
かつお節(好みで)
納豆(好みで)
卵黄(好みで)

■作り方

1、オクラやモロヘイヤなど、固い野菜を茹でる。
2、野菜を四角サイズに切る。(細かく刻んでもOK)
3、調味料で好みの濃さで味付けをして、混ぜたらできあがり。

トマトやサーモン、オリーブオイル・ワインビネガーで味付けをすれば子供も喜ぶ味付けになります。
コンソメジュレで飾るとフランス料理風になります。

この料理のイチオシの部分は食べやすさ

私が子供のころから母が好んで作ってくれていた料理ではありますが、料理の知識をつけた私が様々にアレンジして作ってあげたことでとても喜ばれました。
 

昔からうどんが好物だった両親ですが、最近ではうどんも重いと感じ始めていた両親も、「ネバネバサラダうどん」にすることで食べやすくなったと言ってくれています。このときはコシの強いうどんではなく細めのうどんを用いています。

昔から知られるベターな料理だと思いますが、栄養価が高く、幅広いアレンジが効く料理はあまりないと実感しています。"    

今後のおすすめ料理

今後のおすすめは「手打ちそば」「手打ちうどん」です。
道具を揃える手間があるため、今のところ作れていませんが、そばやうどんは高齢者の方も食べやすく好まれる食べ物だと思います。
 

特にそばには豊富な栄養素があり、そばに含まれるポリフェノールの一種であるルチンには抗酸化力が強いので、血液をサラサラにしたり動脈硬化などの生活習慣病予防にも効果があります。

血液が健康だと体内に栄養素がいきわたりやすいため、内臓も弱りにくくさせる効果もあります。

 

母方の祖母もそばを打ってくれる人でした。親孝行の意味も含めて作ってあげたい料理です。