最近、長時間にわたる昭和の歌謡曲特番をよく目にする。どの曲も個性的で後世に残るような名曲ばかりだ。平成、令和時代に見られる同じような曲、同じような振りつけのジャニーズグループと坂道グループの曲とは全く異なる。そしてジャニーズ問題が発覚するまでは、このジャニタレと坂道の2大勢力が歌謡番組の大半を占めていた。

 もしジャニーズ事務所と秋元康氏が業界で力を持たなかったら、テレビ局が彼らに忖度しなかったら、昭和時代の歌謡曲のような後世に残る名曲がたくさん出てくる土壌が続き、昭和と同じほどの数の名曲が生まれていた可能性もある。昭和と同じ数ほどの名曲がさらに日本歌謡界に誕生したかもしれないと想像すると、ぞっとするほど悲しいことだ。

 今回の事件を契機に、画一化されてしまっていた歌謡界、お笑い界(身内だけのバカ騒ぎ、傷の舐め合い)、ドラマ界(演技力のないジャニタレの主役)を、また昭和の良き時代に戻してもらいたいものである。画一化、硬直化は、メディア文化の衰退である。もちろん、パワハラ、セクハラ、モラハラ等々を根絶してコンプライアンスを徹底したうえでの話である。

 このような方向に進んでいくためにも、テレビ局はいち早く第三者委員会による社内調査をしてほしい。それなしに、ごまかして先に進もうとしても、完全な社内の浄化はできず、忖度や圧力、ごまかし、不公平不公正、癒着等々の悪が、局内の一部に必ず残るはずである。反省なしに改革や進歩は無い。

 藤井聡太氏が八冠に輝いた。

 そのニュースを見ての一番の印象は、彼が色紙に筆で書いた「八冠」という文字だった。正直に言うと、生まれて初めて筆を持って書いたような文字だった。

 棋士は、筆で扇子や色紙に文字を書いて販売もするので、筆で文字書くことも仕事の一部と言える。それならば、せめて筆で高学年程度の文字は書けるようにしたほうがよいと思う。

 

 私の勝手な思いであるが、棋士も将棋だけではなく仕事の一部になっている習字をはじめ、お茶や簡単な着付け(着物の身だしなみ程度)、歩き方やお辞儀などの所作といった教養についての研修を、日本将棋連盟で年に2,3回程度行ったほうがよいと思う。

 イスラエルで取材しているTBSの記者に「観光旅行ご苦労さん」とネットに書き込みがなされ、本人は「ふざけるな」と激怒しているらしい。

 ジャニーズ問題がらみで、テレビ局(TBS)は国民から信用されていないために書き込まれたのだろうが、オオカミ少年の話と同じ構造で、信用されないのは仕方がないだろう。この記者も、第三者委員会による社内調査をかたくなに拒み、ごまかしと責任逃れを貫く会社の社員なのだから。

「ふざけるな」という言葉は一般市民に対してではなく、自分の会社の社長に言えるようになってから、取材に出かけるべきだ。そういうことができない社員、会社が何をやっても市民から信用されない。

 私もテレビ局は信用できない。この記者が命がけでイスラエルに入り、公平・公正な取材を行ったと仮定しても、その取材内容は自己都合や忖度を優先させる会社の様々な部署や幹部の指示やチェックが入るはずだ。どうせ公平公正な取材よりも、政府や企業、同盟国などへの忖度を優先し、偏った一方的な立場からの取材なのだろう、と疑ってしまうのである。

 テレビ局は、まず直近のジャニーズ問題から、きちんとしていったほうがよい。

 東山新社長から「(喜多川氏から)お前やられてこいよ」 と言われたとの元ジャニーズジュニアの証言もあり、新社長が積極的に加担していた疑惑がある。これに対して、新社長は 「かなり昔の事なので覚えていない」との回答だった。

 覚えていないということが本当であれば、このような喜多川氏の共犯かほう助にあたるような言動が合宿所内では日常茶飯事のことで、いちいち具体的な発言は覚えていないということかもしれない。普通の生活をしていて、1度だけ「お前やられてこいよ」といってしまったとしたら、重大な内容であるから強く記憶に残るだろう。

 合宿所全体が、犯罪行為で満ち溢れた異常な世界になっていた可能性がある。

 長野県あたりの山(日本アルプス?)において、しばらく前から毎日ネットニュースなどで登山者の死亡、あるいは救援要請のあったことが報じられている。毎年こうだっただろうか。このあたりの登山をいったんすべて禁止にして登山の在り方を検討し、ルール(年齢や登山歴、服装、ルート、天候に関することなど)を決めたほうがよいと思うのだが。

 ユーチューブなどで登山の動画がたくさんアップされており、楽しく行けるような錯覚になっているのかもしれない。ユーチューブにアップされる方は、与える印象などを十分に考慮することが必要だ。

「「芸能史上最悪の性加害」になぜ警察も政府も動かないのか…逃げを打つジャニーズ事務所に加担する4つの勢力」(「PRESIDENT Online」10月11日配信)という記事があった。

 これまで私が繰り返し主張してきた内容とほぼ同じだ。このようにとらえている人が私以外にもいてよかった。日本には、おそらく変えることは不可能と思われるような、本当に広く深い闇がいくつかある。

 今のように、テレビ局やジャニーズ事務所、ジャニタレ、芸能記者、キャスターなどが自分の立場から好き勝手に意見を言っても何のプラスにもならない。加害者同士の欠点の言い合いとなり、結局誰も責任をとらないまま(「ゴメンチャイの一言で済ませ」)、歴史は繰り返される。

 メディアとはまったく関係のない第三者による調査委員会が、公平・公正かつ詳細な調査と今後の指針を公表し、その通りにテレビ局も記者たちもジャニタレ達もジャニーズ事務所も無言で実行すればよいのだが、それは彼らにとっては嫌なことなのだろう。被疑者不在や時効で不起訴になってもよいから、責任の所在をはっきりさせるために警察が動いて全ての疑惑について調査をし、喜多川氏やジャニタレ達の過去のパワハラやセクハラ疑惑、テレビ局や芸能記者たちによるほう助疑惑など全てを明らかにすることで、メディア業界の浄化が可能となる。しかし、警察に対して政府が横やりを入れてしまうのだろうか。

 元フジテレビアナウンサーの笠井氏が、先日のジャニーズ事務所の会見について、「会見の進行役の司会者が素晴らしかった!!」、「見ていて、なんと毅然とした、しかも上から目線でない丁寧な、それでもしっかりと言うべき事は言うと言う すばらしい仕切りの司会でした」と発信。

 笠井氏に関する事実事項として記録しておく。

 嵐やスマップ、TOKIO、KinKi Kids等々、今も活躍しているメンバーたちは、以前に先輩という立場を利用してセクハラやパワハラなどの犯罪行為をしたことがあるのであれば、それを正直に話して被害者に謝罪しなければいけない。やっていなければ、べつに「セクハラなどはやっていません」と改めて言う必要もなく、このままでよいだろう。

 多くの人が勘違いしているのは、「ジャニタレ達は何も悪くないし、喜多川氏による被害者かもしれないから、無理に喜多川氏から被害を受けたことを話させたりしてはいけない」ということが、自分が過去に後輩に対するパワハラやセクハラがあるのであればそれについても話す必要はないということとイコールだと思い込んでいる点である。セカンドレイプになるから被害を受けたことは話さなくてよいが、自分がやった性加害については自ら告白して罪を償わなければいけない。

 現在も活躍しているジャニタレ達による後輩ジュニアに対する過去の性加害やパワハラの疑惑が、もし被害者が男子ではなく女子であったら、警察が動き、証言をしている人たちから事情を聞いたり起訴されたりするだろう。現在に至っても、警察も含めてジャニタレも事務所もメディアもファンも皆が正しく状況を認識したり責任逃れや忖度なしで発言したり行動に移したりできていないように見える。数十年かけて身に付けた認識や考えを変えることは、数年では無理なのだろう。

 今後、どうなっていくのだろうか。

 ジャニーズの井ノ原副社長はジュニアの養成をこれからも続けていくというが、喜多川氏が自らの性欲を満たすためにかっこうのよい男の子のみを集めていた手法、形を継承するのは、やめたほうがよい。

 性加害はもうしないとはいえ、ゆがんだ目的で作られた形だ。その形を守り続けるというのは、だれもが気持ち悪く感じるだろう。

 今後は、見た目の良さにこだわらず歌や演技のうまい男の子や女子を入れてもいいではないか。なぜ女子を拒むのか。喜多川氏が作り上げた形から外れるからか。

 休日のお昼、キャンプ旅の番組があるので、まずは出演者を確認してみた。お笑い芸人のバイキング、荒川静香氏、若いモデルの女性、そしてジャニタレ1人。テレビをつけてみたら、ジャニタレがつまらないギャグを言って自分で笑っていたので、すぐにテレビを消した。

 このメンバーにジャニタレは必要なのか疑問である。「テレビ局による忖度人選」と考えれば、全てが腑に落ちる。