イスラエルで取材しているTBSの記者に「観光旅行ご苦労さん」とネットに書き込みがなされ、本人は「ふざけるな」と激怒しているらしい。
ジャニーズ問題がらみで、テレビ局(TBS)は国民から信用されていないために書き込まれたのだろうが、オオカミ少年の話と同じ構造で、信用されないのは仕方がないだろう。この記者も、第三者委員会による社内調査をかたくなに拒み、ごまかしと責任逃れを貫く会社の社員なのだから。
「ふざけるな」という言葉は一般市民に対してではなく、自分の会社の社長に言えるようになってから、取材に出かけるべきだ。そういうことができない社員、会社が何をやっても市民から信用されない。
私もテレビ局は信用できない。この記者が命がけでイスラエルに入り、公平・公正な取材を行ったと仮定しても、その取材内容は自己都合や忖度を優先させる会社の様々な部署や幹部の指示やチェックが入るはずだ。どうせ公平公正な取材よりも、政府や企業、同盟国などへの忖度を優先し、偏った一方的な立場からの取材なのだろう、と疑ってしまうのである。
テレビ局は、まず直近のジャニーズ問題から、きちんとしていったほうがよい。