「選挙結果(民意)は非常に重い」と、何人かのコメンテーター達は言う。しかし今の状況において、私はそう思わない。もしこのように言うためには、前提条件をクリアしなければいけない。何が何でも、出た結果は重いとはならないだろう。

 極端な話をすれば、有権者全員が事実と異なるニセ情報を催眠術師によって信じ込まされてから投票したなどということが起きれば、あるいは有権者全員が投票券を盗まれて違う人が勝手に投票したとなれば、「選挙結果は重い」とは言えない。正さなければ、「民主主義は重要」、「選挙結果は重い」とならないことがあるならば、まずは正さなければいけない(あるいはこのような事を言わないようにしなければいけない)。

「選挙結果は非常に重い」というためには、最低条件が確保されていなければいけないのである。それを無視してこのように言うことは、コメンテーターが国民をおかしな方向へ誘導することになるだろう。

 ネット上の口コミが、世論や社会を動かすほどの力を持つようになった。その口コミは、嘘や作り話、個人的な思いを、あたかも事実や正当性のあるものとして断定的に書くことも自由である。そのような情報で、社会や国民(世論)が動いていくことなどあってはいけない。無責任な嘘情報、意図的な不適切情報によって、国益や国民の生活、生命に影響が出てしまう状態になる。

 例えば戦争になった時、日本政府がネット上に嘘情報を広げ、国民全体が「戦争賛成!」、「相手をやっつけろ!」という気持ちになり、自衛隊だけではなく国民の多くが戦争に参加することになる。今の世界の兵器では、戦争に参加すれば多くの日本人も亡くなってしまう。かくして、第二次世界大戦と同じことが繰り返されてしまう。先の大戦後に行われてきた戦争反対のあらゆる努力が、簡単に無になる。ネット上の口コミやブログ、インスタ等々のあらゆる情報には、正当性や正確性が保証されていない。

 いや、ネット上だけではなく、テレビ局からの情報に至っては意図的で露骨な世論操作がひどく、様々な所との癒着によって不公平・不正確で偏った情報に溢れている。さらにいえば、各国の政府や報道官が発表する内容も作り話や事実ではないことを事実のように主張することが結構ある。

 人は、聞いたことが事実かどうかを判断するためには、根底となる知識(=情報)を得る必要があるが、その情報さえも事実かどうか、客観的かどうかがわからない。その人が嘘情報や偏った情報を聞かされても、何ができるというのだろうか。

 情報を適切(理想的)に扱うことは現状では不可能である。非常に難しいことであるが、この情報の適切な扱い方と仕組みの構築を専門家に期待したい。

 

 兵庫県知事選で、前知事の斎藤氏が当選した。兵庫県民は、総意として彼の様々な不適切行為を不問にした。

 国政選挙もそうであるが、やはり民意で決めるのは良くない。民意、つまり国民は自分の気持ちや考えで投票するわけで、その気持ちや考えというのは、情報によってつくられるものである。どのような情報をどこからどれ位の量を得たのかによって決まる。だから、国民など情報合戦による駒に過ぎない。投票結果に、正当性も適切性も正義も関係ない。だから、何十年たっても日本の政治から違法行為や不適切行為が無くならないのである。国民が再選させてしまうのである。

 これで終わりということは無いだろう。「これから手続きを守ります」、「これからパワハラをやめます」といった言葉で済む話ではない。それが原因で、人が何人も亡くなっているのである。これからのことなどどうでもよい。やったことについて、その都度相応の責任を取るのが筋である。兵庫県民が不問にした以上、今後は裁判においてきちんと加害者や量刑を明確にするのが(無罪となればそれでよい)、亡くなった人達への社会の責任であり、法治国家としての行動であろう。

 ここ1週間ほどの石破氏の表情には覇気がなく、つらそうに見える。2回ほど病院にも行ったという。表向きは「健康診断」というが、通常の健康診断に2回行く必要はない。

 APECでの集合写真にも、他の用事で間に合わず参加できなかった。フジモリ氏の墓参りは、集合写真が終わってから行けばよかった。その時間がなかったのであれば、それができるように日程を組めばよかった。外務省の判断は能力、石破氏の最終判断は体調不良が原因だと思う。

 ここ2~3日、ニュース速報がでるとドキッとしてしまう。石破氏は、自分の実力を発揮したり自分の思ったような政治をしたりすることができなくなっており、まるで生殺しにされているようだ。本当に気の毒である。しかし国民は、自民党内用に高市氏、自民党外用に玉木氏を支持し当選させた。国民がそれを望むなら、石破氏は無理をする必要はなく、国民の望み通りにやってやり、あとは退けばよい。国民の自業自得である。私は石破氏に政治改革を期待していたのであるが、誰も石破氏に協力しようとしないようである。残念だ。

 一年後を想像すると、石破氏も国民民主党も政治の中枢から消え、安倍派の象徴である高市氏や萩生田氏、世耕氏などが息を吹き返し、事実上の安倍派による派閥政治が復活しているように思う。なぜ国民は前に進もうとしないのか。周囲の状況や遠くを見ずに、目の前にぶら下げられたレプリカの餌にすぐ飛びつく。素直というか、単純すぎる。

 衆議院での法案可決、首相指名、予算案可決などのためには、過半数233議席が必要だ。しかし、1つの党で過半数を得ることは難しい。現在は、国民民主党が主導権を握り、他の全ての党が言いなりとなっている。国民民主党がどれほど国民から支持を得たのか調べてみた。

 自民党が191議席、立憲民主党が148議席、日本維新の会が38議席、そして4番目に国民民主党で28議席となった。上位2つの党に比べるとわずかな議席で、国民から大きな支持を得たどと言える数ではない。

 国民から大きな支持を得た自民党や立憲民主党の意思が国政に反映されず、ほとんど支持を得なかった小さな風見鶏(国民民主党)の考えが日本の政治を動かしていくという仕組みは不適切であり、あってはならないことだと思う。やはり、選挙によって国民から支持を得た党の順に政策や法案成立に貢献できる仕組みが、選挙結果を適切に反映する民主政治の在り方であろう。選挙後に国民が示した意思に反して勝手に党同士が結び付いたり(自公政権というが、政権与党として公明党に国民が投票していない)、法案や予算案可決に必要な議席数が過半数であったりする現状は、変える必要がある。

 野党の立憲民主党の約5分の1の議席しかない党が、大きな力をもち中心となって国政を動かしてはいけない。国民の意思(選挙結果)が反映されていない。これは民主主義ではなく、民主主義の(仕組みの)まやかしである。

 ある国立大学医学部(旧帝大)の脳神経外科の医師一覧を見てみたら、教授、准教授、講師をはじめ、全員男性だった。なぜなのだろうか。

 性別について、何か制限があるのだろうか。それとも、能力が無かったり挑戦したいという意思が無かったりといった女性側の理由なのだろうか。あるいは、単なる偶然なのだろうか。

「女性枠を増やそう」、「女性採用〇割確保」、「女性限定採用」などといった言葉をよく見聞きするが、現在も就職において本当に女性差別があるのだろうか。公的には明確な女性差別条件は無いのではないだろうか。逆に、「女性のみ応募可」(研究職)などといった露骨な男性差別を見ることは多くある。

 就職において、公的な女性差別の表示は無いが、面接などで女性だからという理由で落とされることがあるのかもしれない。それは、女性だと出産や育児で長期離脱をして会社の営業に支障をきたしたり、子供や家を離れて2週間海外へ行って厳しい交渉をまとめ上げたりするのは物理的にも能力的にも難しかったりするからであろう。他社との厳しい営業合戦に負けて泣かれても困る。お金をかけて育てても、突然仕事をやめられて会社に迷惑をかける危険性も男性に比べると高いのは事実であろう。これらはすべて女性側の問題である。男女に関係なく、その人だと会社にとって不利益になる可能性が高ければ面接で落とすのは当たり前である。

 政務官(国の政策・企画に参画し、政務を処理する仕事)に元アイドル2人が選ばれた。「女性だから」選ばれたのだろう。男女差別である。性別などどうでもよいから、国益や国民のために、能力や実績で選んでもらいたかった。

 外務政務官に生稲晃子氏、内閣府政務官に今井絵理子氏の起用が報じられた。

 記者会見や国会でのまともな説明はもちろん、誰かと調整の話や交渉ができない二人である。いや、能力ばかりか専門知識もないだろう。誤報であることを祈りたい。

 それにしてもなぜ・・・。これが石破氏の判断能力なのか。それとも壮大な他意でもあるのだろうか。石破首相は、この5日間に2度も健診を受けたという。その影響も考えられる。しかし、私は菅副総理のほうが心配だ。副総理とは、内閣総理大臣が欠けた時に 内閣総理大臣臨時代理 の地位に就く国務大臣である。ロシアや中国が日本に侵略してきたら、あの菅副総理に適切な判断ができるのだろうか。大災害が起きたら、何か指示ができるのだろうか。自民党のような詭弁や質問スルーの不倫玉木氏が的確なアドバイスでもするのだろうか。

 日本はめちゃくちゃだ。

 橋下弁護士が、「玉木さんが引き続き国会議員を続けて国民民主党の代表を続けるなら、玉木さんと国民民主党は、玉木さんの相手女性の職を全力で守らなあかん」と訴えた。

 彼はいつもずれているんだなあ。政治家や政党が、一民間人の職を全力でサポートするということは、しかるべきところに全力で圧力をかけ、あるいは忖度をさせて(無言の脅迫をして)、仕事に就かせるということに自動的になるのである。権力を用いてこのようなことをやっては絶対にいけない。

 橋下氏は、「玉木氏を守る」という前提で話しているから、自然とこういう論理の発言になる。結論ありきの詭弁は、無理なのである。

 首相指名選挙において、野党議員の中で自己の所属する党首や代表の名前を書いた人は、結果的に自民党の石破氏の名前を書いて投票したことと同じであることを確認しておきたい。

 今朝、ネットニュースで国民民主党代表の玉木氏と不倫相手の女の子がホテルのエレベーターに別々に乗り込む写真がアップされた。これは生々しく衝撃的な写真だ。

 昨日の朝に流れた情報は、玉木氏が不倫をしていたという文字のみの情報だったので、不倫がどの程度の内容なのか皆が想像できずに軽く流されたが、本日流れたホテルの写真が昨日の朝にアップされていたら、昨日の首相指名選挙での国民民主党の票の行方も変わった可能性がある。不倫画像の公表が昨日ではなく首相指名選挙後の今日になったことが悔やまれる。

 玉木氏の不倫問題で自民党が笑み、といった趣旨のニュースが出ていた。国民民主党のおかげで自民党の石破氏が首相となったので、あとは用済みの国民民主党が不倫問題でいなくなってくれることを期待しているのだろうか。