2週間前に観に行って来たこの映画の感想です。
峰ヶ原高校に通う梓川咲太の思春期症候群と言う不可思議現象を患う桜島麻衣を始めとする少女達との交流を描いた鴨志田 一さん原作のライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズ。
それのTVアニメ版のその後を描いた新たな劇場版2部作の後編。
6月に前作も観に行ったので今作も観に行って来ました。
この感想もその前作の感想記事の続きとして読んで下さい。
前作に続き監督は増井壮一さん。
構成と脚本は横谷昌宏さん。
3月を迎え高校の卒業式を終えた麻衣を海岸で待つ咲太の前に赤いランドセルを背負った小学生の麻衣が現れ、お互い見ず知らずの様子で少し会話を交わしていると本物の麻衣がやって来て、子供の麻衣はいつの間にか姿を消す。
それも思春期症候群なのかと思う咲太のもとに別居している父から「入院していた母が花楓に会いたがってる」との電話が入り、花楓を連れて実家を訪れ久々の家族の再会を試みる。
そんな中、彼の体に新たな傷跡が現れ思春期症候群の前触れを感じる。
そんな彼の前に再び小学生の麻衣が現れ在るべき世界へと導くと言う物語。
「青ブタ」シリーズの高校生編の最終章。
前作が今作に続く形で終わったので物語もそのまま前作の続きとして描かれました。
今作の主役は終始、咲太。
身の回りの少女達の思春期症候群を見届け共に乗り越えて来た彼に最大級の症候群が起こります。
そんな彼を導くのがランドセルガールこと小学生の麻衣。
実際の麻衣とは同一人物ではないようですが、神の遣いか天使の化身と思っても良い感じでした。
妹・花楓の思春期症候群の為に母も病を患い、それに気遣って両親と別居していた梓川兄妹のゴールを今回の映画2部作で描いてました。
その為、ここでは梓川一家の絆を全面に描いて大いに感動!
咲太の身に起こる症候群が彼にとっての最大の試練!
それを乗り越えようとする彼の懸命な姿も印象的でした。
咲太役の石川界人さんと麻衣役の瀬戸 麻沙美さんのインタビュー。
「青ブタ」シリーズはこの2人があってこそ!
梓川花楓役の久保ユリカさん、古賀朋絵役の東山奈央さん、双葉理央役の種崎敦美さん、豊浜のどか役の内田真礼さん、そして前作には出て来なかった牧之原 翔子役の水瀬いのりさんそれぞれのインタビューも掲載。
出て来る少女達もそれらを演じる女性声優陣も皆、美人!
これも「青ブタ」シリーズが面白い特徴!
これら声優陣のインタビューを見ていてやはり今作のテーマは家族の絆って感じました。
でも、のどかの出番は1シーンだけで少し残念でした。
スピンオフもやってくれないかな?
監督の増井さんと脚本の横谷さんのインタビュー。
この2部作は高校生編の完結とだけありそれだけ力を入れて作られた事を感じさせられました。
映画版だからこそ描ける壮大なラスト!
それをTVシリーズでなく映画で描いたのは正解でした。
今作の舞台紹介。
こう出て来る町の風景や建物、部屋の中身まで細かくリアルに描けるのも近年のアニメ技術の発達って気がします。
大人の麻衣も子供の麻衣も愛らしい!
そんな彼女との出会いは咲太にとっての運命でしょう。
瀬戸 麻沙美さんと久保ユリカさんが本作の舞台である藤沢市の街を訪れながらのインタビュー記事。
見ていて麻衣と花楓が本当に街を巡っている様でした。
咲太と麻衣が結婚すれば花楓は麻衣の義理の妹になりますからね♪
TVシリーズから劇中に登場した藤沢の場所を紹介。
アニメでも実写の映画やドラマのように実在の場所を再現して描き舞台に使っているってのも凝ってますよね。
これで聖地巡礼するファンがまた増える事でしょう(^^;
妹・花楓の進路も決まり、麻衣も峰ヶ原高校を卒業し大学へ進学し、家族との絆も取り戻した咲太。
彼の成長ぶりを感じさせられる物語でした。
しかし、これでハッピーエンドかと思えばエンディングの後にまだ続きがあり、続編の伏線を残す形で終了。
そして最後に告知映像。
青春ブタ野郎
大学生編
アニメ制作決定!!
キタ━(゚∀゚)━!
原作小説もこの通り続いてますからこれらも全てアニメ化して欲しい!
咲太達のこれからにも大いに期待したいです!
今回の入場特典。
前作同様、サイドストーリーとなる短編小説。
タイトルは『青春ブタ野郎はスプリングデイズの夢を見る』。
出来ればこれもアニメで描いて欲しいです。
ついでに入場時に映画館でもらえた『怪物の木こり』のミニポスター。
主演の亀梨和也さんが少々怖い
次はこの映画を観に行きます!
公開初日は仕事だし、次の日は夜勤明けで東京に出掛ける用意もしないといけないしそれ以降に観に行きます。
楽しみ!(^^)
BGM:「こんな時だけあなたが恋しい」/B'z
咲太と麻衣をイメージしながら聴いてました♪