ドラゴンボート アジア大会への道 -8ページ目

2011「男気祭」開催!!

 今年も例年通り「男気祭」 を開催します!!


この「男気祭」は、その年を占う意味でも、磯風にとって非常に重要な位置づけにあります。


「相生ペーロン祭」の海上練習最終日(今年は5月22日)に実施することにしています。


今年で4年目を迎えます。


お気づきかもしれませんが「相生ペーロン祭 初優勝」の年から開催しています。


忘れもしません・・・。初優勝の年です・・・。


この年は優勝は視野にありませんでした・・・。


前年度が3位でいつもの定位置でしたし、大方の優勝予想も「磯風漕友会」と云う人はいなかったと思います・・・。


当事者の私でさえ・・・。


ただ、チーム内で「相生ペーロン祭」と「日本ドラゴンボート選手権」の「意識の持ち方」を大きく変えました。

「相生ペーロン祭」はあくまでも「祭」という主旨である以上、勝敗に拘るのではなく「精神面の鍛練」と位置づけました。


男の「意地」


男の「勇気」


男の「人情」


男の「根性」


これらを総称して「男気」として鍛練する「祭」としました。


そして、それをまず「海上練習最終日」に自分達だけの磯風漕友会「男気祭」と銘打って開催することにしました。


いつもなら、海上練習の2時間という時間の中で、ほとんど休憩無く、練習します。


しかし、この「男気祭」は600M×2本と900M×1本の計3本しか漕ぎません。


そこに大きな、大きな、大きな意味があります。


その3本の内の1本、1本に一人ひとりが「男気魂」を集中させます!!


個々の心の中にある「気」を揺さぶる作業です・・・。


私が云うのも何ですが・・・。凄い集中力です・・・。


磯風メンバーの「究極の集中力」は、ここから培われていると言っても過言ではありません。


想像してみてください・・・。

本番直前の最も大切な時期です・・・。

自前の艇を持っているならまだしも・・・。


「勝ちたい」だけなら2時間しっかりと練習します・・・。


しかし「明確な意識改革」が必要だと思ったのです・・・。


その3本の「気」のまま「相生ペーロン祭」に臨みます・・・。


「男気祭」の後からついてきた結果が「相生ペーロン 3連覇」です・・・。


さて、さて今年の「男気祭」はどうなることやら・・・。


それでも、今年はいつもと少し勝手が違います・・・。


もしかすると3本漕いだ後に「旋回(ターン)練習」のみやっているかもしれません。


900Mを3本やるかもしれません・・・。


まア、それもチーム事情ということで・・・。


天気も雨模様です・・・。

しかし、悪天候の方が楽しみです・・・。


1本、1本に集中した磯風艇が今年はどんな「気」を発するのか・・・。


とても楽しみです。


ではでは・・・


追伸:広州アジア大会を終えて・・・「今」思うこと・・・はペーロン祭終了後、テーマを  変えて書き込む予定です。











広州アジア大会を終えて・・・「今」思うこと・・・浦川 勇樹

自分の中にあった、アジアオリンピックという舞台は、テレビや新聞の中だけの話であって、自分とは無関係なものだと思っていました。




その為、全くと言っていいほど実感が湧きませんでした。



そして、磯風が日本代表を獲得した時・・・。




こんな自分が、アジアオリンピックに出てもいいのか・・・。



いつもどっちつかずのはっきりとしない自分でいいのか・・・。




日の丸を背負う責務を全うできるのか・・・。



悩みました・・・。




その上で一度は諦めました。



しかし、一度は逃げた・・・。諦めた・・・。





アジアオリンピックへのチャンスがもう一度巡ってきました。





「二度と味わえないチャンス」であることだけは理解できていました。



そして、大会まで、色んな人に迷惑をかけながら、何とか大会を迎えられました。




大会では、普通に食堂で擦れ違う選手が、北島 康介だったり、福原 愛だったりと誰もが知っている選手ばかりでした。



自分がいる所は凄いところにいるという実感が沸いた瞬間でもありました。



改めて、とんでもない体験をさせてもらっているんだなと感じました。




しかし、他の有名選手と肩並べて自分を誇れるかと言えば全くそうではありませんでした。



自分で勇気を出して、決断したのではなく、明らかに誰かに背中を押されてやっとそこに立っていると実感したからです。




「自分が情けなく」感じました。



しかし、半田名誉校長夫妻をはじめ、多くの人に支えてもらっている事も痛いほどわかっていました。







世界トップクラスとの争いの中にある


「張りつめた極度の緊張感」


「何とも言えない静寂感」


「異常な高鳴りのある心拍」


どれもこれも、全てが新たな体験でした。


ありがとうございました。






最後に今後の取り組みとして




アジア大会までの自分は「中途半端な自分」の方が多かったと思います。



そこを踏まえて少しでも「最後までやり遂げる」という意識を持って、頑張りたいと思います。




まだまだ自覚も薄いですが



親として夫として、仕事でも磯風でも責任を持って、自信や誇りを培っていきたいと思います。



ドラゴンボート アジア大会への道








































広州アジア大会を終えて・・・「今」思うこと・・・平山 勇人

広州アジア大会では、とても貴重な経験ができました。



こんな僕が「夢」にもアジアオリンピックに出場するとは思っていませんでした。



何故かと云えば磯風チーム内で、舟を走らせた時に、一番遅いのは、僕だからです。


心の中では「何とかしたい」と思うのですが、中々行動に結び付きません。


別に練習をサボっていたわけではありません。


しかし、今もそうですが僕以上に、他の磯風メンバーは、貪欲に「漕法」を追及します。


「自分に甘い事」を先輩達が身体をはって教えてくれるのですが・・・。


そんな僕ですが、磯風CAPに選手として選んでもらった時は嬉しかったです。



それでも、アジアオリンピックでは「無心」に漕ぎ抜きました。


悔いが残らないように漕ぎ抜きました。



コンマ一秒の中に各国代表がひしめく熾烈な戦いでした。


日本での磯風はいつも断トツで勝っていました。



しかし、アジアオリンピックという国を代表する戦いの場では、常に僅差の中に磯風がいました。


まさに鳥肌が立つ戦いばかりでした。


あの「緊張感」と「躍動感」は僕の人生の中で一度も味わった事のないものでした。


本当にあんな経験をさせてもらえた事に心から感謝したいです。



そして、アジアオリンピックが終わって「自分に出来ること」を今も考えています。


僕は、言葉で表現することが苦手なので「行動」で表現する事が、必要だと思っています。


「自分への甘さ」を意識しながら



「自分への厳しさ」を問いかけながら頑張ってみます。


最後に


アジアオリンピックで貴重な経験ができたのは、多くの人の支えがあったからこそだと思っています。


本当にありがとうございました。



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