ドラゴンボート アジア大会への道 -7ページ目

2011 相生ペーロンの見所

相生ペーロン祭まで、後2日となりました。

台風が気になりますが・・・。


どのチームも恐らく最終調整かと思います!


最後に「ペーロンの見所」を少しお伝えします。



①スタート

Vロープと呼ばれる、約2M程のロープがスタート竿に巻き付けてあります。そのロープを15番櫂の番人が持った状態のまま、審判艇から発せられる「よーい!ドン!」の合図で離します!!!

この「離すタイミング」こそがスタートダッシュの鍵を握ると言っても過言ではありません。

「15番櫂の番人」に求められるのは「風」「波」「潮位」「潮流」を瞬時に読んで対応しなければなりません。それだけ高度な技術と精神力を求められます。

特に磯風漕友会の場合、伝統的に「心・技・体」の全てを兼ね備えた、チーム全員から信頼されるメンバーが選出されます。


池田 秀幸 右 15番です。漕ぐ技術的には実は6番、7番あたりを漕いでほしい人材です。しかし、この相生ペーロン限定で15番の一番後ろを漕いでくれています。池田が発する声に全員耳を傾けて指示通りに艇を操ります。


「冷静な判断力」


「緻密な計算力」


「大胆な決断力」


が要求される「15番櫂の番人」


②太鼓手

磯風は太鼓手を艇の「司令塔」と位置つけています。太鼓手が奏でるリズム次第で艇の雰囲気は大きく変わります。特に、磯風の太鼓手は漕ぎ手全員が「日本一の太鼓手」と言わしめるほどだ。「サトちゃんの太鼓でしか漕げない」磯風の猛者どもが全員こう言い放つ・・・。恐ろしい男だ!!各チーム全員「太鼓手」の打ち方から全てが違う。ずっと、太鼓手だけを見ながらレースを見るのも、これまた面白い。


山本 聡 太鼓手 温和な性格だが「アツい心音」を持った男だ。この男を怒らせたら恐いというもっぱらの噂・・・。愛妻と愛息をこよなく愛する男だ。


②旋回(ターン)

舵取りがその旋回(ターン)の鍵を握っています。正確に計ったわけではありませんが、この旋回で数秒は違うというのが一般論です。この数秒が命取りになるのがペーロンです。15番櫂の番人同様に「風」「波」「潮位」「潮流」全てを読み、更に回りの艇との関係をも読みながら舵をしなければなりません。特に磯風の艇は速い艇ので特に高度な技術を求められます。

この舵取り次第で、勝敗は大きく左右します。


今年も楽しみにです。


ではでは

「男気祭」 渾身のBest Shotがこれ!!

「男気祭」 渾身のBest Shotがこれ!!


磯風には、最高のサポーター兼カメラメンがいます。

今回、相生ペーロン祭を前に「男気祭」を撮影してもらいました。



Best Shotがこれ!!


ドラゴンボート アジア大会への道

左7番 土井 左8番 安黒


「最高の男気」


まるで、本番の様な雰囲気だと思います・・・。


これを大会本番ではなく、練習で魅せつけるためには・・・。


日頃、コツコツと積み上げてきた


「努力」がこの「男気」を生みます・・・。




これが磯風の取組み方の原点です・・・。




更に新人のO君です・・・。


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彼は漕ぎ手としてはまだまだですが


「吼える男」はチームに無くてはならない存在になっています・・・。


一応、他の写真も何枚かUPしておきますね。



ドラゴンボート アジア大会への道

よく揃っていますね。




ドラゴンボート アジア大会への道


静止画像でしか見えないものがあります・・・。


お気づきですか?


今日は、この辺で!!


ではでは。



「2011 男気祭」 無事に終了!!

「男気祭」を無事に終了しました。


4つの「約束事」も無事にクリアしました。

その約束事とは・・・。


結局4本の「男気魂」注入でした・・・。


特に凄かったのは1本目です・・・。


艇から素晴らしい「緊張感」を感じます!!!


「今の瞬間にかける!」


「この1本にかける!」


「一漕ぎにかける!」

この3つが伝わります・・・。


目標タイムは4分40秒切!!!

このタイムが意味するもの・・・。


去年の練習目標タイムが4分50秒!!!


「うん??」

「去年よりも速いの??」

「今年はモチベーション低いんでしょ??」

「練習量も半分なんでしょ??」


こう思われる方多いと思います・・・。


私自身も正直「去年以上の成績は望めない」

と決めつけていました・・・。


まさに

「Guangzhou Effect」

です。


広州アジア大会までの3年で培った


「こころの鍛練」と「漕法への飽くなき追求」


は未だに脈々と・・・。


そして、大会での

「極度の緊張感の中からの平常心」を学び


他国のトップレベルの艇に食らいついていった中から


「磯風史上最速艇の感覚を一人ひとりが手に足に、心に沁み込めせている」


この2点は非常に大きいと思います!!!



やはり「経験」だと思います!!



今年も磯風漕友会は「進化」しています。


その事をこの「男気祭」で確信しました・・・。


そして出たタイムは


4分36秒78


去年の相生ペーロン決勝タイムに匹敵します。



しかし、しかしです・・・。



相生ペーロン祭は


「何が起こるかわからない」事で有名です・・・。


練習タイムが速い=優勝ではないのです・・・。


だから「祭」なんです・・・。


相生湾には「神」が宿っていると云われます。


その「神」が背中を押してくれたチームだけが勝てます。


「驕り」を無くし


「慢心」を消し去り


「悔いなく祭当日を迎える」


その答えは「相生湾の神」のみぞ知る・・・。


追伸:次回は相生ペーロンの見所も含めてお伝えします。


ではでは!!
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