ドラゴンボート アジア大会への道 -10ページ目

東日本大震災復興祈願ペーロン競漕と・・・



今年の相生ペーロン祭は


「東日本大震災復興祈願ペーロン競漕」


として5月29日(日)に開催されます。


残念ながら前日の花火と29日の陸上パレードは自粛となりました。


確かに、自分が実際に被災したわけではないのですが、気持ちが沈みがちな日々が続きました・・・・


それでも、被災した皆さんの「前向きな姿勢」を目の当たりにして・・・・。


やはり「自分達がすべき事」や「自分達に出来る事」を考えました。


そこで今回の「東日本大震災復興祈願ペーロン競漕」で・・・。


ドラゴンボート アジア大会への道



作りました!!! 


磯風漕友会とSUPER DOLPHINの両チームで全員が、櫂にこの思いを熨せて相生湾を漕想します!!

実際に貼るとこんな感じです・・・。



ドラゴンボート アジア大会への道


この3本は磯風NEW FACEの3人です!!!


また、紹介しますね!!


そして、今日はもう一つ伝言です。


明日から、広州アジア競技会に参戦した磯風メンバーの一人ひとりが


「広州アジア競技会を終えて・・・」というテーマを基にブログを毎日更新する予定にしています。


先ずは、今年から磯風の副CAPの井上 健くんです。

さて、さて、「夢」や「目標」を掴んだ男たちが、今何を思っているのか??


そして、2012年をどう乗り越えようとしているのか??


乞うご期待!!




磯風漕友会と相生ペーロン祭

皆さん、こんにちは。

今日は、磯風漕友会の変遷を地元、相生ペーロンでの成績を元に振り返ってみます。


2000年(平成12年) 磯野家オールスターズ オープン参加 3分26秒23(600M)

 メンバーは全く足りなかった。まさに見切り発車の極みであった。この時、隠浪くん

が「メンバーが足らなくてもとにかく出しましょ!!」この言葉なくして今の磯風はないだろうと思う。この私でさえ躊躇した・・・。命名は池田 秀幸

男子Ⅰ部 優勝 4分53秒19(900M) 陸ペーロンチーム 初優勝


2001年(平成13年) 磯野家オールスターズ オープン参加 3分25秒47(600M) 

 メンバー不足は解消されなかった。練習もあまりしなかった。確かこの年は私が太鼓を叩いた記憶がある。半分以上が当日お願いした漕ぎ手だった。

男子Ⅰ部 優勝 4分39秒75(900M) 陸ペーロンチーム 連覇


2002年(平成14年) 磯野家オールスターズ オープン参加 3分28秒67(600M)

 オープン参加も3年目となった。メンバーはどうにかこうにかギリギリで集まった。

次年度に男子2部にチャレンジする意志を固めた。正直、かなり無謀だと思ったがやるしかなかった。

男子Ⅰ部 優勝 4分42秒24(900M) 堀和希倶楽部 初優勝


2003年(平成15年) 磯風漕友会 男子Ⅱ部に昇格

一次予選 3分15秒92(600M) 予選3組の2位通過

二次予選 3分13秒98(600M) 二次予選1組の2位通過

決勝    5分25秒55(900M) 決勝4位

男子Ⅰ部 優勝 4分50秒41(900M) 堀和希倶楽部 連覇

 男子2部への昇格初年度の年。前年よりもタイムは10秒以上速くなっている。この時頃からチーム内で「絆」という一文字について激論が交わされ始めた頃だった。

俗にいう「勝つ」という事や「和」についてであった・・・。Ⅱ部昇格の初年度に決勝進出は本当に嬉しかったのを覚えている。男子Ⅰ部の決勝は雲の上ような存在で羨ましかった。 命名 春名 圭太


2004年(平成16年) ※編成枠の関係で優勝していないのにⅡ部からⅠ部に昇格 

一次予選 3分07秒02(600M) 予選3組の2位通過

二次予選 3分07秒22(600M) 二次予選2組の3位通過 5位以下の順位決定戦へ

順位決定 5分02秒17(900M) 6位 

優勝は南風 4分46秒31で初優勝

 学校内に水槽が設置されて、それまで鰯浜の岸壁だった練習環境が一変した。水槽に屋根がある事が本当に嬉しかった。雨が降ってもできるという喜び・・・。しかし、吹きさらしで冬は相変わらず極寒で、ドラム缶で火を焚き、皆が身体を寄せ合っていた・・・。水槽効果の男子Ⅰ部6位入賞だった。


2005年(平成17年)

一次予選 3分03秒06(600M) 予選1組の2位通過

二次予選 3分07秒22(600M) 二次予選3組の2位通過 5位以下の順位決定戦へ

順位決定 4分58秒17(900M) 6位 

優勝は堀和希倶楽部 4分40秒66で優勝

 前年度同様の6位という結果・・・。何よりも持久力の問題・・・。口は一人前だがやっている事は半人前という状況だった・・・。メンバー間に諦めのムードや、様々な思いが交錯した年だった。「どうせなら!!テッペンを目指す!!」口よりも行動で示す事としました。


2006年(平成18年)

一次予選 3分02秒70(600M) 予選3組の1位通過(初の一等旗)

二次予選 3分00秒13(600M) 二次予選1組の1位通過 初の決勝戦へ

決勝    4分44秒35(900M)  3位

優勝は陸ペーロンチーム 4分35秒92で優勝

 努力は嘘をつかない・・・。それを実感した年でもあった。遅ればせながら初めて「一等旗」を頂けた事は何よりも嬉しかった。少しずつ磯風メンバーの中に「負けて悔いなし!!勝って感謝!!」の精神が芽生え始めた時期でもある。


2007年(平成19年)

一次予選 3分02秒90(600M) 予選3組の1位通過

二次予選 3分00秒29(600M) 二次予選1組の1位通過 

決勝    4分41秒52(900M)  3位

優勝は陸ペーロンチーム 4分39秒53で連覇

 記録だけ見れば、まるで前年度のまま推移した感がある。しかし、磯風はこの年のこの結果を受けて「本気」で自分達のふがいない状況を痛感した。改めて自分達がどんな集団なのか?自問自答の日々が続いた。その結論として自分達が「雑草集団」であるという事と「強い精神力を築き上げたい」という2点が導き出され、後に語り継がれる「地獄の男気塾」が開講となった記念すべき年である。


2008年(平成20年)

一次予選 2分58秒48(600M) 予選2組の1位通過(600Mの3分切は初)

二次予選 2分54秒41(600M) 二次予選2組の1位通過 

決勝    4分34秒15(900M)  磯風漕友会 初優勝

 この年のペーロン祭直前に「男気塾」は、まるで練習場が「地獄絵図」かのように異様な雰囲気の日々が続いた。メンバー全員がどうにか「男気塾」を卒業した。まさか「ペーロン初優勝」がこの年になるとは夢にも思わなかった。予想だにしない結果に喜びは爆発した。しかし、その反動も凄まじく、この2008年は「磯風黄金期到来」と共に私の人生の中で最も忘れられない屈辱的な「遺恨」の年でもあった。


2009年(平成21年)

一次予選 2分51秒51(600M) 予選1組の1位通過

二次予選 2分50秒85(600M) 二次予選1組の1位通過 

決勝    4分29秒10(900M)  磯風漕友会 連覇

 前年度の優勝が「勢い」かどうかを含めて「試される年」と位置付けた。また、ペーロンやドラゴンボートの在り方を含めて「何事も勝って頭を垂れる」事を意識した。更に「ペーロンやドラゴンボートを介して人間的な器を大きく」する事を主眼に意志統一した。いつの間にか「無敵艦隊 磯風」と呼ばれるようになった年でもある。


2010年(平成22年)

一次予選 2分57秒54(600M) 予選2組の1位通過

二次予選 2分52秒70(600M) 二次予選2組の1位通過 

決勝    4分29秒10(900M)  磯風漕友会 3連覇

 広州アジア競技会日本代表選考会の年でもあり、モチベーションは非常に高い状況にあった。磯風がチームを結成した目標が「相生のペーロンに出たい」それだけだった。「勝ちたい」何て二の次だった。メンバー集めに奔走した日々を想いだす・・・。そんなチームが、あの雲の上にいた相生ペーロン男子Ⅰ部で相生ペーロン史上初の3連覇を成し遂げるにまで成長した。同年7月中旬にアジア競技会の日本代表の座も獲得し「夢」も掴み取った。更に長崎ペーロンにも参戦した。予選から断トツで長崎湾を駆け抜けた。しかし!!しかし!!準決勝でコース侵害という大失態を演じてしまった・・・。良い意味での教訓にもなった。11月にアジア競技会を終えて「蝉の抜け殻」のように日々を重ねた・・・。


2011年(平成23年)

 「感謝の年」と位置付けている・・・。しかし、はっきりとした目標がない・・・。

それでも・・・。現時点で「さすが磯風やな・・・」とつくずく感じています。それは「本当の意味での絆」を全うしようとしている姿を感じるからです。自分だけの事を考えればモチベーションは高くないはず・・・。しかし、応援してくださる皆さんに目を向けた時に「今年も悔いなくやる!!」と決めたメンバー達です・・・。

先日の海上練習で昨年以上の練習タイムを叩き出した磯風メンバー・・・。


「悔いなくその日を迎えられれば義は通じる」








 


イノベーション思考

長期GWも終わりを迎えます。

磯風漕友会は約半年ぶりに

「水槽練習」が開始されました!!!


ドラゴンボートやペーロンが水のスポーツである以上、水に触れながら練習をする事はとても大切です。


「水槽」が始まると磯風のモチベーションも急上昇です。

特に今年は基礎練習を重点的に実施したので、メンバーは水槽を心待ちにしていたはずです。


実際の舟があれば理想的なのですが・・・。

しかし、これも考え方次第です。


相生ペーロンでも市内には自前のペーロン艇を持っているチームがあります。


特にここ数年、相生で決勝に駒を進めるチームは磯風を除いて全チームが自前の舟を持っています。


普通に考えればその方が良いに決まっています。

しかし、磯風には「今」も必要ないと思っています。

その理由を語ればかなりの長文になるのでやめておきます。


それでも単的に言えば

「環境」に甘んじない事です!!


限られた状況の中でいかに

「イノベーション的思考」を大切にするかです。


恵まれた環境はとかく、新たな工夫や新たな取組みの発想を鈍らせる可能性が高いと考えています。


その環境や状況の中で「自分たちに出来るイノベーション」を常に働かせる事が大切だと思います。


毎年この「イノベーション思考」を意識しています。

この思考から出てくる新たな取組みは日本選手権で3連覇を成し遂げた今でも変わりありません。


「イノベーション思考」=「進化思考」と言い変えても良いと思います。


さてさて今年の磯風イノベーション・・・・。


ではでは。