ドラゴンボート アジア大会への道 -34ページ目

坂出府中湖大会に参加させて頂いて

坂出府中湖大会を終えて



 天気予報は昼から本格的な秋雨との予報があった中で全員元気に現地入りしました。

 今回は磯風漕友会の看板と学生チームの代名詞でもあるGSD(グランド・スエル・ドラゴン)そしてOB主体のGTD(ゴッド・トルネード・ドラゴン)の2チームで参加してきました。

磯風が2チームに分かれて競うのは7年ぶりでしたので妙な興味本位の期待感もありました。戦前の予想はGTD優位であり、どこまでGSDGTDについていけるかが注目されました。予想通りにGTDは予選から、いつもとは違う道具や艇に苦慮しながらも大会過去最高タイムを更新し続けるGTDでした。

一方GSDは練習不足や日頃のコミュニケーション不足を痛感しながら、GTDに食い下がる諦めない姿勢だけは貫いていました。


そして迎えた決勝戦です。様々な個々の思いが交錯する中で決勝に2チームは臨みました。やっと2チームで並ぶ事ができた闘争心と安心感が交錯した妙な時間が流れました。5コースに磯風GTD 6コースに磯風GSD 九州から参戦してくれている不知火海龍が4コースに。

不知火海龍はいつもこのブログでコメントをしてくれている海龍マコトさんが所属するチームです。更に7コースには混合ではお馴染みの関西龍舟がいました。

しっかりと大阪の吹田龍舟も決勝に駒を進めていました。

実は今回は結果よりも「どこまで自分達の戦い」が出来るかが大きな課題でした。想像も予想もつかないアジアオリンピックで「それまでやってきた事を出し切る」には舞い上がらないで「臨機応変」に戦況を読みながら「自分たちがやってきた事をしっかりと出す」事が求められます。その意味でも両チームにはあえて戦術の具体的な助言はしないで決勝に臨ませました。

結果はGTDが優勝させて頂きGSD3位でした。2位に食い込んできた不知火海龍チームは後でビデオで見れば見るほどその「一体感」は素晴らしいものでした。生意気かもしれませんが「進化」している不知火海龍さんが垣間見えた気がします。(生意気で御免なさい。海龍のみなさん)


決勝を終えて帰ってくるGTDGSDの面々、笑顔はありませんでした・・・。GTDは優勝したもののGSDが「すぐ近くにいたのに最後まで食いついて来なかった」虚しさ・・・。GSDは「後悔」や「愚痴」ばかりが頭に浮かんでしまう・・・。複雑な複雑な心境だったと思います。私もその内の一人でした。メンバーは準備不足や後悔を口にすることが、どれほど情けない事か身に染みたはずです。これがアジアオリンピックだったらと思うとゾッとしました。やはり結果ではありません。「それまで何をどうしてきたか?」これが全てです。


私達の原点は「雑草」と「ただの石ころ」・・・。

決して勘違いしてはならない・・・。

 日本一の練習量なくして今の磯風はない。

 改めて目が覚めたメンバーが沢山いたと思います。

そして初めて大会の後に水槽練習をしました。


「悔いなくその日を迎える」

 

誓います。


ありがとうございました。




 追伸:明後日(106日~8日)より選抜メンバー3名でフィリピンナショナルチームの練習に参加させてもらってきます。フィリピンナショナルチームは現状の「世界一」です。どうなるか想像もつきませんが頑張ってきます。出来る限り早い内に報告します。



 磯風漕友会 監督




 




第12回坂出府中湖ドラゴンカヌー大会に出場します。

第12回坂出府中湖ドラゴンカヌー大会

日時        10月3日

場所        香川県坂出市府中町  府中湖カヌー競技場

出場カテゴリー 成年男子の部門


今回は10人乗り艇であるため磯風漕友会は2チーム出場します。


磯風漕友会GTD  OBを主体としたチーム

磯風漕友会GSD  学生、若手を主体としたチーム


アジア大会までに実戦経験を積むという目的もありますが

日々のカヌーや水槽練習の中で、個々が求められ取り組んでいる技術を実戦の場でしっかりと表現できるか?

持てる力と技術をレースという場で100パーセント発揮できるか?を課題に大会に挑みます。

同じ磯風の先輩後輩との戦いという枠でなく

ライバルチームとして優勝を目指し、緊張感のあるレースが出来るよう頑張ります。

磯風メンバー紹介 平山勇人

続いては磯風唯一の九州男児、長崎出身の平山勇人さんです。




ドラゴンボート アジア大会への道-ひらやま




○名前     

            
  平山勇人

○ニックネーム

   
  ゆうと

○ポジション 

  
   左9番

○ペーロン・ドラゴンボート歴


  4年


○ペーロン・ドラゴンボートを始めたきっかけはなんですか?


  小学生からずっとスポーツをやってきており、スポーツをする事が好きでずっとしていきたいと思っていた。

  練習はハードだが試合に出るたび入ってよかった、こんな体験はほかでは出来ないと感じています。

○あなたにとって磯風漕友会とは、どんな存在でありどんなチームですか?


  自分を心身ともに成長させてくれる大切な存在。

  仲間意識がとても強いチーム。
  一人ではくじけそうでも、仲間がいる事で乗り越えられる、パワーの源。
  目標に向かって努力する事の大切さを教えてくれるチーム。
  努力とチームワークで強くなってきたチーム。

○自己アピールをお願いします。


 まだまだレベルアップしなくてはならないので練習にはしっかり集中して取り組み、頭で考えながら鍛えて行く。

 唯一九州から出てきた者として精一杯頑張り、九州魂を見せます。

○アジア大会に向けて一言お願いします。


  アジア競技大会という舞台に押しつぶされる事なく、自分を信じて仲間を信じて

  持てる自分のすべてを全力で出し切ります。
  ここまでこれたのは多くの方々の支え、力があったから 
  感謝の気持ちを持って、最後の最後まであきらめる事なく漕ぎきります。

○監督からのメンバー紹介文


  磯風の「九州男児」といえば、この男です。見た目には強い男気を感じない「優しい顔」をしていますが、内面に秘めた闘志は誰よりも強いものを持っています。そして彼は決して器用な男ではありませんが地道に物事に取り組んでくれます。人間的にはまだまだ猛勉強中ですが、将来の磯風の「核」になれる逸材です。彼の潜在能力は底知れないと私は思っています。勇人!!「男になるのは今しかなかばい!!!」