テーマ動画(不動産賃貸業でCFなんて
どうでも良いのか?)
CFを諦めて含み資産(譲渡益)狙いの
不動産投資と、高利回りでCFが潤沢な
不動産投資ではどちらが正解か?
テーマ動画ではCFを諦めよ!と主張し
ています。
ロジック的には間違っていませんが…
致命的な問題が二点あります。
一点目は高属性でかつ機動的に使える
潤沢な自己資金が必要な事です。
実際には超少数派なので殆どの方には
該当しません。
つまり現実的ではないと言う事です。
二点目は相対価格を信頼し過ぎで平成
初期の様なバブル崩壊に巻き込まれる
と含み損によるダメージを受けます。
CFが出ない投資系はあくまで相対価格
を信用しているだけの話で絶対価格ま
で下落しても破綻しないだけの資金的
な余力が必要なのです。
そうでなければ返済不能になり破産や
破綻してしまいます。
相対価格:取引事例比較での相場価格
絶対価格:収益還元価格による下限値
参考記事(不動産価格の判断基準)
つまりテーマ動画の投資法は現預金で
数億円以上あるお金持ちでかつ高属性
サラリーマンや年収5千万以上の高収
入自営業者である事が前提なのです。
しかし、将来の年金不安などやFIRE
を夢見る一般属性のサラリーマンたち
にこの提案が参考になるでしょうか?
と言う事です。
例えば年収400万台でも資産規模15
億円まで賃貸事業を育て上げるような
話でなければ夢も希望もない訳です…
こうした一般サラリーマンの希望の星
になったのが「光速流不動産投資法」
でアパートローンを駆使してフリーCF
を追求するスキームだった訳です。
しかし、今は融資情勢が悪く無理ゲー
になっています…
だから、私はインデックス投信の長期
定額をお勧めする訳です。
時代が変わり有利な投資のトレンドも
ドンドン変わるのです。
不動産投資に固執しても時間の無駄に
なる可能性も十分に考慮して下さい。
人生の時間(命)は有限なのです。
その時間軸内で完結出来ないなら基本
的には物理的に不可能だ、と判断して
諦めるのが理性なのです。
また、状況や情勢が変ればチャンスも
巡って来る事はあり得ます。
待つのも投資(の仕事)、です。
弓を引く時、大きく後ろに引きますが
なぜですか?
それは力を貯める為です。
待つことも弓を引いている期間で投資
のプロセスの一つだと理解しなければ
イケイケ・ドンドンでは何時かは自滅
します。