記者からの情報収集
記者は企業から取材などにより情報を収集し記事を書くのが仕事です。競合他社のみならず関連業界などから数多くの企業などを取材。情報を分析、精査し、記事を書いている訳です。
つまり”記者は情報の宝庫”と言えます。
経済記者の企業担当記者などは比較的若い記者も多いですが、日頃から競合他社の社長や役員などにも取材を行い情報を持っていることも事実と言えます。
そのため、記者に対して情報発信だけ行っているのは勿体ない訳です。
例えば自社の商品サービスに関して第三者的な見解をもらうということもあるでしょうし、今後の業界動向についてお互いの意見を交わしてみるのも良いでしょう。
この貴重な情報収集は、広報担当者しか出来ないこととも言えます。
ただし、一方的な聞き出しはご法度です。
名刺を欲しい相手にはまずこちらから差し出すように、情報についても同じことが言えます。情報を出さずに一方的に情報を欲しいということはあり得ず、まずは積極的に情報を出して信頼関係を構築していくことが重要です。
クリックをお願いします!
地域広報とは
地域広報というものはご存知でしょうか?
文字通り、地域の方との信頼関係の構築を意味するものですが、余り都心部に事務所がある企業にとっては余り馴染みのない言葉だろうと思います。また余り必要のない事なのかもしれません。
しかし地方に工場や研究所などの施設がある場合には無視できない活動と言えます。
一般的に工場などは、色々な意味での安全性や機密保持などという観点から塀に囲まれており、外からは中が見えない様になっています。
その状況で一切外部とコミュニケーションをとらなければ、その工場は地域の中でブラックボックス的な存在となります。人は何をやっているのか解らないとごく自然に不信感を抱くものです。そのため、事故などを起こすと一気に集中砲火を受けるのは当然ですが、例えば景気が上向いて搬入搬出のトラックの数が増えただけで、”騒音”や”排気ガス”、”渋滞”などについてもストレスに感じ始め、それが苦情や通報という行為となり、工場の運営に支障をきたす場合が出てきます。
しかし日頃から地域に開かれた施設であればどうでしょうか?
例えば工場の操業停止の日に一般開放し、機会があれば工場に入れるようなものであれば不信感などは減るでしょう。また工場見学会などを行えば、少なくとも”何をやっているのか”ということは理解されるでしょうし、その中で”安全性”などに理解を得られれば不信感も軽減されます。”環境配慮”などの取り組みなども理解を得られれば更に安心を得られるかと思います。高い技術力を見せる、自分の生活に身近なものを作っていると感じられると、子供たちも将来はここで働きたいという気持ちも芽生える可能性もあります。
昔は家族や地域住民を対象にした工場際なども盛んに行われていました。参加型の催しの他に、タレントを呼んでのイベントなど定期的に行ってました。これによりブラックボックスだった施設が、一気に身近な存在になります。また毎年楽しみにしている人達も出てくるでしょう。
その様な関係性を構築できると例えトラックの台数が増えてもある程度であれば、ストレスに感じることもなく、”景気が上向いたか?”などという感覚に変わってくるでしょう。また多少の問題が起こったとしても”何やってんだ!”位で済むかも知れません。少なくともブラックボックス時代とは雲泥の差であることは言うまでもないでしょう。
しかし大事なのは継続することとも言え、無理なく続けられる地域の方々とのコミュニケーション手法を考えてみては如何でしょうか?
メディア対応で忙しい時の注意点
広報素材などはなかなか容易にはコントロールできないことから、何もしなけば全く暇な時もあれば、息をつく暇もないほど、メディア対応に明け暮れる時期もあるかと思います。
メディア対応に日々追われていると当然のことながら報道される数も多く、情報発信の少ない時に比べて充実しており何も問題もないように思えます。
しかしこの様に忙しい時に陥り易い現象があります。
それは情報発信、報道内容の偏りです。
日頃は広報素材の発掘などに苦労しているものですが、忙しい時はそんな悩みも吹き飛ぶほど立て続けに案件が出てくる時があります。しかし注意しなければならないのが、同じ事業や商品、比較的だし易いものなどに偏って続くことが少なくはありません。
個々の広報素材を見るとメディア対応が活発化することは良いことですが、事業群や商品群という少し大所高所から検証してみると全く譲歩発信も報道もされていないものが必ず出てきます。極論かもしれませんが、受け手からすると報道されないものは力を入れていないなどという印象を与えかねません。
この様な現象を回避するためには、日頃から”事業群”や”商品群”などカテゴリー分けされた一覧表を作成し、リリースや個別取材、報道露出などを日々書きこんでいき、活動量やアウトプットのバランスをチェックできるようにする必要があります。
そして最近活動量やアウトプットが減ってきている”事業群”や”商品群”が出てきたら、広報素材の発掘などに注力し、全体のバランスを補っていくことも非常に重要なことと言えます。
多忙な時は達成感や安心感があるのは当然ですが、逆に課題があると認識し、是非全体バランスの把握も行って欲しいと思います。
クリックをお願いします!