記事の夏枯れ到来
早くも今日から8月。
今月は広報活動をするにあたり特別なシーズンでもあります。
日本の長期休暇にはゴールデンウィーク(GW)、お盆、正月があります。GWは日本の上場企業数約3,700社のうち、約2,500社が3月決算であることから、決算発表絡みで企業情報が飛び交います。当然、経済記者も3月からバタバタと繁忙期に入ります。
また正月休みは多くの方が帰省やレジャーに出掛けるなど伝統的な長期休暇の時期であり、当然企業活動もそれに合せて活動を休止するところが多いと言えます。よって新たな企業ニュースなどは出難い時期と言えます。
しかし会計年度ではなく暦年では年末であり、記者は1年の総括や来年の展望などの記事や、普段の担当とは違うテーマを手分けして取材、記事を書くという作業を12月から始めることもあり、ある意味記者の繁忙期と言えます。
その点、他の長期休暇と違うのはお盆。正月同様、企業活動も長期休暇を前提に静寂化するものの、”終戦”については毎年取り上げられるものの他に特別固定化したテーマが無いため、記者の閑散期が到来します。
記者もネタ探しに必死になる時期であり、また日頃は他の記事と競合して結果的に掲載されない様な記事も掲載され易くなります。また普段なら小さい扱いの記事も大きく取り上げられるなどある意味広報担当者としてチャンスとも言えます。
ただ、休みの間は紙面などは読まれ難いという状況であるとも言え、同様にWeb配信なども効果的に取り入れていく必要もあります。
あー夏休みだ!と思う季節ではありますが、広報担当者には”好機到来”であり、新商品やプレスリリースなどだけではなく、個別取材など積極的にアプローチしては如何でしょうか?
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メディアリレーションのコツ
記者のシンパ化を図りたい。
或いはメディアリレーションのコツは?などと聞かれる場合があります。
こう聞かれると皆さんはどの様に答えますか?
答えは簡単、”記者の立場で考え行動する”です。
記者は専門職とは言え、同じ社会人であり、ビジネスマンであり、サラリーマンなどと我々と何ら変わりありません。広報という括りで言えば、ビジネスパートナーです。
そう考えると他の仕事と同様に、”一緒に仕事がやり易い”と思われることが重要となります。
では日頃皆さんは、どれだけ”記者の立場”というものを考えて、意識しながら業務をしていますか?
例えば、
・もし自分が自社の社員でなければ(記者なら)、この資料、この表現で理解できるか
・問合せを受けた場合、自分が記者ならいつまでに、どの様な形で回答が欲しいか
・自分が記者ならこのリリース、取材で記事が書けるか
・取材時に眉間にしわを寄せた場合、どうして欲しいか
・記事を書いたにも拘らず記事にならなかったらどう思うか
・記者という立場を全く無視されたらどうか
・有事の際、自分が記者ならどの様な動き、質問をするか
などと書き出したらきりがありません。そもそも記者の仕事をどれだけ理解しているかということも前提として挙げられるでしょう。
記者とコンタクトをとる際、”もし自分が記者なら”という意識で行動や表現などの検証を都度行うことをお勧めします。
取材時は気を抜くべからず
不用意な発言。
これは広報担当者として、取材対応者として最も気をつけなければならないことのひとつです。誰しも準備万端で取材に望み、想定通り質問をされたら何の問題もなしに理想に近い形で返答できることと思います。
しかし、これは記者にとっても想定の範囲内と言えます。
では本音や隠れた事実を探りたい記者はどの様に質問をするか。
記者は聞きたい事があっても一気に掘り下げません。(もちろん、ケースバイケースですが)
表面的な質問をした後、余り掘り下げずにこれで納得したかの様な素振りで次の質問に移ります。そしてまた次に。そして取材対応者が完全に気を許している、ガードが外れているタイミングを見計らって不意打ちに核心に触れた質問を入れてきます。
答えにくい質問には先ほど無事に済んだ!と思っていた取材対応者は、急な攻撃に適切な対応が取れず、ついに不用意な発言(ボロ)をしてしまうケースがあります。
中には刑事コロンボの様に、帰り際の雑談を踏まえ、立ちあがった瞬間に核心に触れるというパターンもあります。
取材はきっちり終わるまで気を抜かないこと、そして取材は”電話でも成立する”ことを日頃から意識しておくことが重要だろうと思います。