録画番組にご注意を
私は結構気になるテレビ番組を録画して見ています。
ビジネス系の番組に加えて、新番組などは一応チェックのため録画しておき、どの様な番組なのかを把握しておくようにしています。そこで余り興味を持たなければ、次週以降は録画しないなどの取捨選択をしています。
時間を見つけて録画されたものを一気に見る訳ですが、当然のことながら全てを見る訳には時間的にも無理がありますが、コーナーのタイトルだけ、切り口だけでも確認することで、景況感や季節感、新たな切り口など自分の頭の引き出しの整理にもなります。恐らくこの様なことをされている広報ご担当者の方は少なくないと思います。
昨夜、先週に放送された「カンブリア宮殿」を見ていました。震災地における物流復活の取り組みに関してですが、非常に興味深く、感慨深く見ていましたが、その途中に「緊急地震速報」が流れました。
やはり震災に関する番組を見ていることもあり集中して見ていたせいか録画だということも忘れ、一瞬かなり身構えました。
この様に録画番組にも関わらず身構えるというケースが最近増えてきています。録画なので当然安心なのですが、しかし決して無関心にはならない様に皆さんにもご注意頂きたいと思います。
クリックをお願いします!
隠すことは守ることではない
有事の際、経営陣と広報担当者の間で意見が割れることがあります。
両者とも根底にある考え方は、”会社を守りたい”ということでは一致しているのですが、日々メディア対応を行っている広報担当者は、”出すことが結果的に守ること”という認識をしており、逆に経営陣の方は”出さない事で守る”との考えを持たれる方が少なくないようです。
確かに隠し切れればそれに越したことがないのかも知れません。
しかし記者などは発せられた情報を時系列で検証していくなどばかりではなく、表情やタイミング、発信方法などあらゆる側面からも検証を行っていきます。加えて当事者のみならず、関係各所など周辺への取材活動も行っていきます。つまりなかなか隠し切ることはそう簡単なものではないと言えます。
また隠そうとして隠しきれなかった際のマイナス影響は絶大なものがあり、皆さんご存じの通り、それこそ会社存続の危機に陥るケースも少なくはありません。
逆に有事やクレームなどの際、誠実な対処を行うことで逆に信頼感を得て、逆に業績を伸ばしたところもあります。
有事の際に冷静な判断をすることは容易ではありません。広報担当者は常に客観的に物事を判断する習慣があるから良いものの、その様な訓練がされていない方々に対しては、起こってからではなかなか意識の変革は難しいこともあり、日頃から事例研究などを行い、”どうすることが本当に会社を守ることか”などをスタディしておく必要があると思います。
クリックをお願いします!
想定外時の会見で重視されること
現在世界的にも注目しされている一連の原発問題では、”想定外”が続いています。
政府も含めてですが、東電などの会見を見ていて満足している方はいないだろうと思います。対応が遅い、十分な情報が得られない、情報が統一されていないなど理由は様々だろうと思います。そもそもの体質自体にも問題がある様にも思いますが、未曾有の大災害で満足のいく広報対応が出来るところは残念ながら極めて少ないのだろうとも推測します。
危機管理対応マニュアル通りに、”誠に遺憾です”など硬い言葉を使って会見を行っても、かえって反感を抱く場合が少なくはありません。カチカチのマニュアル通りのせいなのか、如何にも早くその場を通り過ぎたいという意図が感じられるケースも少なくないと言えます。
では現在の様な想定外の状況に対応するためには、どの様にすれば良いのか。
会見などでは具体的な情報の正確性などは勿論ですが、”姿勢”も重要視されます。初期の段階での会見では、”真実なのか””何か隠していないか””裏がないか”などを検証されます。その際に大事なのは形式ばった言葉づかいや問答ではなく、本当に今何を思って何を伝えようとしているのかなどの姿勢だろうと言えます。本当に真実を伝えようとする姿勢が重要だろうと思います。
会見を単に目前の記者対応だと思ってしまうと、間違いなく失敗します。表面的な会見対応では伝わるものも伝わらないばかりか、この場を終えようとしているなどという情報すら発信してしまいます。
大事なのは会見場の記者の背後にいる視聴者や読者などを常に意識することと、問題の本質を見極めることだろうと思います。問題の本質は何か、今何を求められているのかを客観視する力と、それに対して誠実に対応することが何よりも重要だと思います。