「社食本」出版で得られるもの
いま社員食堂を取り上げた本がブームになっているようです。
恐らくブームの火付け役は、体脂肪計でおなじみのタニタさんではないでしょうか。私も昨年の7月に面白いと思い、このブログで取り上げさせて頂きました。
ご参考:「体脂肪計タニタの社員食堂500kcalのまんぷく定食」に学ぶ広報術
社員食堂本は単なるメニューの紹介のレシピ本ではありません。企業姿勢を柔らかい表現でアピールできる強力なツールと言えるのではないでしょうか。
もちろんタニタさんの様なヘルスケア企業においては、健康的なダイエット=タニタ=体脂肪計などと関連付け、十分なノウハウがあることに加え、社員自体が実践し効果を出していることも訴求できるなどとメリット豊富であり、商品のPRにもつながると言えます。
しかしそれ以外でも十分なメリットがあります。
昨今の経済環境下では、社員食堂の運営を止めるところも出ています。このご時世でも社員食堂を運営していることで、財務体質が盤石であること、社員を重視していることなどがアピールできるのではないでしょうか。
直接的に売上に直結しなくとも経営基盤が安定し、社員を大事にしているという情報は、顧客や取引先に対し”信用”という無形の財産のアピールが出来るとも言えます。少なくとも採用広報という意味では十分な役割を果たすのではないでしょうか?
皆さんも社食本の出版を!と勧めるつもりは毛頭ありませんが、直接的なアピール意外に、商品訴求以外で会社としてのメッセージを伝えられること、切り口はないかなど一度振り返ってみては如何でしょうか?
注意力散漫は大損害
iPhone5と言えば、業界関係者のみならず多くの人が秋ごろに投入かと待ちわびている注目商品と言えます。
しかし量産モデルではないにせよ、試作モデルをアップル社員が飲み屋で紛失したとのこと。iPhone4の時も発売前に飲み屋で紛失していることを考えると、機密情報の管理が甘いなどの大失態では済まされない状況と言えます。
アップル社に何があったのか。単なる注意力散漫が2度も続いたとも思えず、社員の士気低下を起こす何かがあるなどことを勝手に色々と想像してしまいます。
大きな発表案件を控えた時期に、やむを得ず外で打ち合わせをする場合があります。
その際は最低限下記の事に配慮する必要があります。
・お酒はご法度
・機密資料は持ち歩かない
・資料を見る際は壁側に座る
・周囲に注意し小声で話す
・固有名詞などは隠語を使う
大きな発表の前は、常に周りにはマスコミや競合他社などがいることを意識し、出来る限り食事は食事と割り切り、社に戻るか会議室を借りて打ち合わせをすることをお勧めします。
発表前にバレてしまうことは、単なる不注意では済まされません。発表効果を最大化できなかったなど以前に大損害を被ることもあります。例え同じ社員であっても関係者以外には最善の注意を払う必要があります。社内の打ち合わせコーナーであっても同様の配慮が必要です。
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タレント起用時の注意点
広報活動でも新商品や新サービスの開始時、イベントなどでタレントを起用することがあるかと思います。
タレントを起用すると、普段付き合いのないメディアも取り上げてくれることもあり、非常に報道にも広がりをみせます。テレビやスポーツ紙、週刊誌などは最たるものではないでしょうか。
ただよく見かけるのが、なぜこの広報素材にこのタレント?というもの。挙句の果てにはテレビで取り上げられているにも拘らず、報道されているのは同じ事務所などのタレントの熱愛発覚についてなどで商品名などは全く出てこないこともよくあることと言えます。
先日禁煙の啓発でヘビースモーカーとして有名で禁煙に成功した大物タレントを起用しており大きく報道されていた事例はありましたが、この様な成功事例は極めて少ないと言えるのではないでしょうか。
また最近では突然大物司会者が闇社会との関係を公表し引退したり、運送系のCMに出ているタレントが更新期限のオーバーによる無免許運転で書類送検されたりと思わぬハプニングもあるのもそう多くは無いにせよリスクとして十分に認識しておく必要があると言えます。
せっかく大金払ってこれでは何をやっているのか解らないのではないでしょうか。少しでも露出をという考えからか、会見時のボードにロゴをちりばめ、どういう角度から撮られても話している内容はどうであれ、最悪ロゴだけは映るという手法をとっているのは苦肉の策と言えます。
タレントありきでどう報道されるかを考える以前に、広報素材自体をよく見極めそれだけでどう浸透させるかをまず検討すべきだろうと思います。タレントを使わずとも、自社の一商品ではなく業界の傾向、動きとして、季節の特徴として捉えるとそれで十分アプローチできる切り口は見つかる場合も少なくありません。
タレントを起用する際はメリットだけではなく、十分にリスクも認識しておく必要があり、宝くじ的な発想ではなく、広報素材自体のニュース性をまず向上させるかが重要だと思います。