井の中の蛙は致命傷
”井の中の蛙”は余り良い言葉ではなく、誰しも否定したい言葉。しかも広報担当者であればなおさらのことでしょう。
しかし意外と広報担当者の”井の中の蛙”は少なくありません。”あーそうかも!”と思う方は意外と立派な方で、”私は絶対に違う!”と言い切る方は意外と頭が固く危ないかも知れません。
一度下記をチェックしてみては如何でしょうか?
・一日の大半をデスクで過ごす
・昼食は毎日同じ人と食べる
・参加する会議が少ない
・会議以外に各部門に余り出向かない
・各現場とのパイプが無い
・業界動向に疎い
・いつも帰りが遅い
・休日出勤が多い
・一般社会との結び付きを常に意識していない
・社内で広報担当者として余り知られていない
・ざっくばらんに話せる記者の友達がいない
・頭が固い(融通が利かない 柔軟な発想が出来ない)
・話を広げられない
・会社(商品)のことは誰よりも知っていると自信を持っていない
・様々な情報を自社や商品などと結び付けられていない
ピンときたらひとつずつでも治していければと思います。
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背景が大事
リリースの極意などとして「見出し」と「リード」の部分が大事だと言われています。
確かに大量に送られてきたリリースの大部分はゴミ箱行きですが、その中から”読まれるリリース”という点では上記2点は非常に重要です。
しかしこの2点を重要視するせいか、”背景”が抜けているリリースが少なくありません。
リリースは”決定した事実””起こった事実”を伝えるものですが、何故そのような事実に至ったのかという背景が無ければリリースは非常に薄っぺらいモノとなってしまいます。
何故そのような事実に至ったのか、その事実にはどのような意味や想いがあるのか、会社にとっての位置づけはどうか、業界での位置づけはどうか、社会にとってどの様な影響があるのかなどを書かなければニュース性を引き出せずに終わってしまうでしょう。
加えてその事実は一過性のものなのかどうか。これまでの取り組み状況や類似する取り組みはどうだったのか。そして今後はどうするのかという点も重要であり、”継続性”が言えるか否かは大きなポイントです。
背景などが書かれていなければ、どんなに価値ある取り組みであっても単なる”一過性のモノ”や”奇をてらったモノ”と見られかねません。素材の価値を最大化するためには、”背景”が重要となります。
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広報が評価されないと
販売促進や広告宣伝部門と違い、広報部門は安定的に高い評価を得ることが少ないと言えます。良くも悪くも評価され難いといった方が適切でしょうか。
広告やSPなどは少なくともお金を掛けたものはどれだけかが解り易い。そして売上や集客といったものに対しどれだけ貢献したかなど良くも悪くも反響が解り易いこともあり、よって評価し易いのでしょう。
一方広報はどうでしょうか。お掛けを掛けたものがどれだけかが見え難い。報道されるか否かは出たとこ勝負。反響があったとしても個別に広報活動と結び付けることは難しい。力の入れ具合で報道量が変化するとも言えない。
よってなかなか評価者が広報部門を、広報担当者を評価し切れずにいるのが現状だろうと思います。
では広報が評価されないとどうなるのか。
・広報部門の活性化ができない
→企業価値を最大化できていない
・社内の評価も低ければ情報が集まらない
→情報発信数の減少
・人材が育たない
→異動や退職者が増える など
広報力を見る際、情報流通が活性化されているかは非常に大きなテーマとなります。しかし”うちの広報はダメだ”などと周りから思われている広報部門には情報は集まるでしょうか。対外的な評価云々も大事ですが、広報を積極化させていくためには、”広報の社内評価”も重要なものだと考えます。
また”広報は良く見せるためのもの”ではありませんが、広報担当者の人材流動性が高いとメディアからは逆のイメージを発信してしまうことにもなります。知らない間に”ブラック企業”などと思われているかも解りません。
つまり広報に対する理解が低いと、メリットが少ないばかりかデメリットも出てくると言えます。
広報を評価するには、”広報実務の理解”も大事ですが、企業が社会の中で生きていくための”広報の役割”自体を理解することが重要だろうと思います。