ヤンマガ兄妹のとある夜の話⑪(限定) /21/22/23/24/25/26…の続き。今回は、キョーコsideからのお話です。
⚠「」は日本語、『』は英語となっています。
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食事が運ばれてきて二人で乾杯し私達は、ディナーを楽しんだ。
食事をしている最中も、私達の事を周りの人達がチラチラと見てきている。
やっぱり目立つわよね…敦賀さんのその姿に。上品な振る舞い、高貴なオーラを纏う只者ではない雰囲気。

私は改めて確信した!敦賀さんは、コーン(妖精の方)と同じ妖精界の王族の血が流れているやんごとなきお方だと!!

『どうかしたのカレン?俺の顔をマジマジと見て。』

『ん?やっぱり素敵だなぁってコーンが。まるで妖精の王子様みたいなんだもの😊』

私がそんな話をしている時に、ソフトドリンクのお代わりを注ぎに来ていたウェイターの手元がふらつきドリンクを溢してしまった。直ぐに拭いたけど。

『あ、も、申し訳ありません💦服にかかりませんでしたか?』

『大丈夫ですよ。そちらこそ平気ですか?体調が優れないんじゃあ?お顔が少し赤いし大丈夫ですか?』

私がウェイターの心配をすると、周りのお客さんがクスクス笑っていた。

『あの女の子ちょっと天然入っているみたいね。可愛らしいわ。』
「お似合いのカップルだなぁ。画になるね。」
「彼の方は、苦労するんじゃないかな?あの天然な性格だと。」
『あの青年…誰かに似てるような?気のせいかな?』

え?私達がお似合いのカップル?タクシーの運転手さんにも言われたけど…何かこそばゆいな😳
中には、何か気になる事を言っていた人もいたけれど。誰だろ?似てる人って。

食事も終わって食後のデザートが運ばれてきて来た。けれど直ぐにコーンがまだ食べないで。と注意してきたので私は首を傾げてしまった。
食後のデザートは、カットフルーツ添えのイチゴのジェラートだったんだけど…。

『あの…このジェラートお酒使ってますか?』
ウェイターに運ばれてきたジェラートを指差し聞いてきた。

『あれ?メニュー決めた時も聞いてなかったっけ?』

『うん…聞いたけど、もう一度確認したかったんだ。ほら前に間違えてお酒入りのアイス食べて体調崩した事あったろ?だから念のためにね。』

あ…そう言えば、あったわね。そんな事。あの時は、互いに酔っぱらっちゃって恥ずかしい目に合っちゃったし。
思い出したら、顔が火照ってきちゃった。

『大丈夫ですよお酒は使用していません。実は、先日ナイトプールでディナーをしていた未成年の女性が頼んだアイスクリームに間違って大量のお酒を入れてしまったんです。翌日その事が分かりまして、厨房スタッフ一同大変お叱りをいただきました。その際、未成年のお客様にはくれぐれもお酒を使用したメニューを出さないようにと注意されましたので。それにしても偶然ですね、そちらのお嬢様も同様の経験があったんですね。』

やばっ!私達がヒール兄妹ってバレちゃう💦

『え、ええ。グアムに来る前に、日本のレストランで間違えて頼んでしまったんですよ。それで翌日、体調を崩してしまったんです。』

私は何とか嘘八百の話をでっち上げてその場をしのいだ。

『あの時は、大変だったよね。人生初の二日酔いを17歳で経験しちゃったんだから。朝起きたら、床に倒れてたんだから俺も慌てちゃったし。でも急性アルコール中毒にはならなかったからよかったよ。』
コーンも私の話に合わせてくれた。

『では成人するまで後数年ですね。もし成人したら、また当レストランで美味しいワインとそれに似合うお食事をしてくれたら幸いです。その際は最高のワインを用意しておきますので良かったら考えて下さると嬉しいですね。』

私達の担当をしてくれたウェイターは笑顔で接し提案してきて、中々の営業上手な人だなと私は思った。

『是非とも、そうしたいですね。その際はまた担当をお願いしますね。』

コーンもまたそんな話をしてきたけど…そんな事もうないわよね。今夜で、この生活も終わりなんだし。
この時は、そう思っていた。けど数年後、本当に実現するとは思わなかったわね😅

私達は、食後のデザートも食べ終わりレストランを後にした。

『少し夜の散歩でもしようか。』

コーンが左手を出して来たので私は自然と右手を出して繋ぎ、ホテルを出て夜の街並みを歩き出した。

→〈28〉へと続く。

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コーン&カレンの恋人同士の関係もあと少しで終わり。
二人は、どうなるのかな?
久しぶりのヤンマガ兄妹の更新となりました。2人のヒミツとも繋がるお話でもあるので、コチラも進めないとねぇ💦