ヤンマガ兄妹のとある夜の話①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪(限定)⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳ /21/22/23/24…の続き。
今回もキョーコsideからみたお話になります。
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ホテルを出てミューズ様が借りている、美容室GRACEにやって来た私達。既にもうレストランで着るドレスとスーツが用意されていた。
そうなんだけど…セツには、あまり似合わないようなドレスなのよね。両肩が大胆に空いていて胸元の真ん中に白い可愛らしいリボンがあしらった膝丈のシンプルなデザインのパステルグリーンの色をしたドレス。
リボンの真ん中にはピンク色の花柄のブローチが付いている。なんか可愛いんですけど…。
「あの~ミューズ様。このドレスじゃあセツに似合いませんよ。」
「そりゃそうよ。セッちゃん仕様じゃなくてキョーコちゃんに合わせたドレスなんだから。あ、キョーコちゃんってゆーよりこの前変装した時の姿あるでしょ?あれに合わせたドレスにしたのよね。連絡貰った後にショッピングエリアに速攻で行ったら、たまたま入ったお店で目に入ったのよ。どう?可愛いでしょ🎵」
「え!?またあの姿に変装するんですか?って事は、敦賀さんもコーンの姿に変装を?」
「うん。俺がテンさんに頼んで用意してもらったんだ。最後の夜くらいヒール兄妹から離れて楽しみたかったから。あの時の姿なら、人目を気にせず楽しくディナー出来ると思ってね。」
「え、えっと…それじゃあまた恋人同士の演技しなきゃ駄目って事ですよね…😳💦」
私は、思わず照れてしまうと敦賀さんが言ってきた。
「俺としては、それでも良いけど…普通に名前だけ変えて普段通りの最上さんでいてもいいよ。どうする?」
私は、頭を抱えて悩み考えてしまった。
「う~ん、ここはやはり何処で素性がバレるとも分かりませんから。また恋人同士の演技で通しませんか?…あの駄目ですかね…?」
私は、敦賀にうつ向きながらも目だけ上を向いて聞いてみた。
「………う、うん。いいよそれで俺は構わないし。」
何かちょっと顔赤らめているみたいだけど、どうしたんだろ?変なの。
でも良かった。また敦賀さんと役とは言え恋人同士になれる!最後の夜くらい、今まで敦賀さんのサポートをしていた自分へのご褒美作ってもいいわよね。
私は、早速フィッティングルームに入りミューズ様が用意してくれたドレスに着替え始めて、その間に敦賀さんも別の部屋でコーンに変装してくるといって部屋を出た。
あれ?そう言えば何でこの部屋で着替えないんだろ?
私は、フィッティングルームにいるんだから別にこの部屋で着替えてもいいのに…。
色々考えつつも着替えが終わり出ると、もう既に敦賀さんは先日変装した時の明るい茶髪とブルーグレーのカラコンを入れたコーンの姿になっていた。
着ているのはグレーのスーツに白いシャツ、ダークブルーのネクタイにスーツの左襟にネクタイピンのシルバーのチェーンが繋がっていて、カイン兄さんの着崩したスーツ姿より上品な感じがする。
まるで外国の貴族の御曹司のような感じ…いや王子様みたいで格好いい♥
「んじゃあキョーコちゃんも変身始めるわよ🎵はい椅子に座ってね。」
ミューズ様に言われて椅子に座ってからグリーンのカラコンを入れてメイクをしてもらい、金髪のウィッグを被り敦賀さん命名のカレンへと変装した私は、敦賀さんとホテルへと向かった。
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さてさて最後の夜は、ヒール兄妹ではなく恋人同士として過ごすことに決めたお二人。
どんな感じのディナーデートになるのでしょう?
お楽しみ下さいませ(*^-^*)😃✌