とても久しぶりに170分もの長編映画を観ました。
「プライベート・ライアン」という映画です。
※少しネタバレ注意
今日は映画の感想と言うより私の「戦争」についての重いと考え綴ります。
○あらすじ○
現代、フランスのノルマンディー。アメリカ人記念墓地を訪れたジェームズ・ライアン(マット・デイモン)は、ある墓の前に行くと、泣いてしまい、ノルマンディー上陸作戦を思い出します。
時は変わり1944年6月、アメリカは第二次世界大戦最中だった。多くの戦死者を出しながらもノルマンディー上陸作戦を成功させたアメリカ軍は敵陣占拠に喜びをあげていた。そんな中、アメリカ陸軍参謀総長の元へ届いた、ある兵士の戦死の情報が届く。ライアン家は4兄弟で、うち3人が戦死していた。帰りを待つ母の心情を考え、アメリカ陸軍参謀総長はライアン家の末っ子であるジェームズ・フランシス・ライアン二等兵の保護、そして帰還を軍に命じた。命令を受けたジョン・ミラー大尉(トム・ハンクス)は7人の部下を連れてジェームズ・ライアン二等兵の救出へと向かう。
※映画感想サイト引用。
元々私は「戦争」というものが非常に嫌わしいのです。
今は歴史上1番平和な時代だと1件思われますが、凄惨な事件は後を絶たず、
「学校」「会社」と言った一見小さく見える世界の縮図の中でも、戦争は起こっています。
団塊世代、さとり世代、ゆとり世代…。
どの世代にも戦争は耐えることなく起こっています。
そんな私の戯言はさておき、
「プライベート・ライアン」は、正直私が中学生の時に見た「戦場のピアニスト」よりは衝撃度は薄かったです。
私は高校時代に世界史を必死で勉強したのですが、「戦争」に対し厭忌しているせいか、今では勉強した内容を全て綺麗さっぱり忘れ去ってしまった為、あまりストーリーに関しては上手く理解することはできませんでした。
しかしラストシーンの、ジョン・ミラーが死に間際に疲れ果てた声でジェームスに放った
『ジェームス、ムダにするな。
しっかり生きろ。』
という台詞には序盤からしっかり観ていた私にはとても深く刺さる一言でした。
ちなみに同じナチス映画で私が一番好きなのは、先程ちらっと話した中学生の時に視聴した
「戦場のピアニスト」
です。
この映画には正直かなりのトラウマを植え付けられました。
しかしラストの、ユダヤ人のピアニストの主人公「シュピルマン」が廃墟となった家に置いてあったピアノで素敵な音色を奏でると、ドイツ軍将兵がその音を聴き、言葉は何も発さなかったものの感銘と哀れみの心を抱いたのか、そのユダヤ人のシュピルマンに食べ物を恵むという行為、好意を寄せました。
まるで姿がホームレスのように薄汚く変わってしまったシュピルマンも、何も言葉はなく表情も変えずもらった食料を食べました。
無表情ながらもシュピルマンからは、今までドイツ人警官から暴力を振るわれ続けていたというのにその食料を恵んでくれたドイツ軍将兵に対し万巻胸に迫ったのだろうと感じられました。
予告編を載せますので、観たいという方はぜひ。
「プライベート・ライアン」
「戦場のピアニスト」