政治意見は主観的なものなので、あまり突っ込んでも意味はないものの、日本という国を大切に思い、日本が真の独立国になってほしいという思いがある人にとっては、憲法改正をなぜするかという問いほど、愚かしいものはない。

 

 72年以上も外国に押し付けられた憲法を維持し、その憲法には自分の国を自分で守ることはならぬと書いてある。そんな状況で出てくる問いは、「なぜ今変える」ではなく、「なぜ今の今まで変えることができなかった」である。

 

 「なぜ今憲法改正が必要なのか」という問いを投げる人と、「なぜ今の今まで変えることができなかったのか」という問いを持つ人が話し合っても、議論は永遠に平行線に終わる。その理由は、両者は全く異なる異次元に住んでいるからである。

 

 話し合いも大事だが、いつまでも考え方の違う人に合わせるというのは、日本が国際社会であなどりを受ける要因の一つでもある。政治は結局多数決なので、このままの憲法を維持しながら滅んでいくのも、多数の国民が憲法を変える方向に動くのも、全ては天の意思にも思えてならない。

 

 憲法改正に本気で動き始めた安倍政権。マスメディアは今後いよいよ死に物狂いで潰しにかかるであろうが、はてさてどのような結果になるのか。まさしく、神のみぞ知る、である。

 

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。

 

 初めての方は、このブログを通して貫く基本概念である主観と客観との違いについての説明をしている以下の記事をご覧ください。

 

 主観と客観

 客観についての補足

 外国人には思い遣りがガチでないという事実

 優しさ(主観的)と思いやり(客観的)

 二種類の「正しさ」

 日本の常識は世界の非常識、日本の非常識は世界の常識

 

p>
国際政治・外交 ブログランキングへ