1947年グレゴリーペック主演の白黒映画です。

『ローマの休日』より何年前になるのかな。
グレゴリーペックがあま~いマスクでまだ随分と若く見えました。
ちょっと若大将に似ている…


ユダヤ人の人種差別がテーマの作品です。

ライターのグレゴリーペックは、斬新な切り口から反ユダヤ人主義の記事を書く為に、自らをユダヤ人と偽り新天地で生活します。

そこで目の当たりにする、奥底でくすぶっている数々の差別。
ホテルに入れて貰えなかったり子供がいじめにあったり。

グレゴリーペック自身は全く偏見のない人間なので、その実態に真っ向からユダヤ人として偽ったまま対立していきます。

グレゴリーの彼女も、口では自分も偏見の無い人間だと主張しますが、実際にはやはりどこかでユダヤ人を卑下したセリフが出てきたり、口ばっかりで行動には伴わなかったり。


実際には何かを主張するにしても、彼女のような口だけ人間が大部分を占めていると思います。
私も然り、です。


言うのは簡単。
グレゴリーのように行動して立ち向かう人間はわずかです。

本当の善人とは、正義とは何かを考えさせるような内容でした。


ただ一つ非常に気になったのは、本当のユダヤ人はグレゴリーのような一時期だけのなりすまし人間をどう思うのかなあと言うことです。
ユダヤ人としていろいろ差別を受けながらも最後には
「実はユダヤ人じゃありません♪」てバラすんですから。
彼の辛さは一時期のものだけど、本当のユダヤ人はその差別を一生感じて行くかもしれません。
そう考えると、彼の行動はユダヤ人にとっては、かんにさわるものとも言えるように思いました。
私がユダヤ人なら、ちょっと腹立つなあ…。
2005年韓国映画。
実話をベースに作ってある作品です。

韓国映画は『私のちいさなピアニスト』を観たのが初めてで、これは私にとって二本目の韓国映画です。


これは素直に良かった!
何回かウルウルしてしまいました。


自閉症の息子を持つ母親。
マラソンをしている時だけは、みんなと変わらない息子。
息子のマラソンの才能を伸ばしてやろうと、母親は必死になります。
それはもう息子の為なのか自分自身の為なのか…。


それでも息子は純粋にマラソンが大好きです。


息子がダメコーチにペットボトルを渡すシーンが一番感動しました。
涙が出ました。
ダメコーチ役、日本人がするなら絶対古田新太がピッタリだと思うな。


全体的にお涙頂戴的に作っているわけではなく、笑える所も沢山ありました。
バランスが良かったです。


母親は息子に散々苦労して、彼が幼いときには育てる自信が無くなりわざと遊園地で迷子にさせたりします。

人一倍苦労をもたらすのも彼だけど、とびっきりの笑顔や幸せをもたらすのも彼。


ああいう方達の笑顔っていうのはなんであんなに純粋なのかなあ…。
最後の写真で見せたスマイルは最高でした。
1944年のイングリッドバーグマンのサスペンス映画です。
今から65年ほども昔だから勿論白黒。

どんなに昔の作品でも面白いものってやはり面白いです。


バーグマンの結婚した旦那がそれはそれはもう怪しすぎ。
表裏がありすぎてムカつきました。

途中で容易に犯人も 分かっちゃいますがそれでも楽しかったです。


トリックというか、犯人がバレるのもこの時代ならではの理由。
バーグマンの部屋のガス燈が、誰も他の部屋は使っていないのに暗くなるのです。
つまり誰かがどこかでガス燈を使っているから、バーグマンの部屋のガスが弱くなり明かりも暗くなる。


今でいうヤンキーみたいな若い娘の家政婦さん。
なんとなんと、数十年後に『ベッドかざりのほうき』で主人公をしていたオバチャンでした!
これは驚いた。
確かにブルドッグみたいな顔してたわー。


徐々に発狂寸前までに精神的に追い詰められていくバーグマンが見ものです。
見事アカデミー主演女優賞受賞。
バーグマンって、少し山崎ほうせいに似ていると思いますw