続きです。

 

 

大神神社から、山の辺の道を歩いて石上神宮へ。
4時間半の1時半。
ようやく到着。

鳥居から入りなおした。

 

 

御神祭は、布津御魂大神、布留御魂大神。

石上神宮は物部氏の祖神を祀る社。
彼は饒速日命。
 

ここでは前の日に、鎮魂祭があった。

魂振り神事とも言われる。
本来は、饒速日命の再生を願う祭りだ。

 

 

 

 

6年ぶり。
前に来たのは、鎮魂祭の時。

 

 

毎年11月22日にあるので、その何ヶ月か前から神社に電話で申し込める。
当日に、奉納金を納める。(金額は電話の時に確認を)
直会の弁当も頂けるので、余分に納めた。
これが京都下鴨茶寮のお弁当屋さん。
とても美味しかった。

毎年、そうらしいので(神様と)関係あるからかな、と思った。
加茂の神も饒速日命だ。

 

 

 

 

 

久々に神事が土日に当たる年なので、参加したかったが、今年はコロナのせいで、一般参加者は受け付けてないとのこと。

ほんなら、三輪山に登ろう!と来たのが今回の旅のきっかけだった。

楼門。

美しい。


拝殿。

ようやく来られた。
 

正面の階段を上がったところに摂社がある。

 

 

 

猿田彦神社の主祭神は猿田彦神。

配祀神が、住吉三神(底筒男雄、中筒男神、上筒男神)

息長帯比売姫(神功皇后)、高龗神(たかおかのかみ)。


同じ境内に祀られているのは、ただ適当に配祀されているわけではない。
同神だからだ。


同じ魂。
元は一柱の神。(例外はあります)


石上は磯の神。

筑後国一之宮の高良神=安曇磯良神。

 

両社は、物部の祖神を祀っていたものだった。

 

 

古来、伊勢は磯宮であり、磯神を祀っていた。

彼が男神天照だからである。

 

高良神は住吉神。

猿田彦神でもある。

故にここに祀られる。


息長帯比売姫がここにあるのは、彼女が饒速日命の后(=市杵島姫命)だから。

同神である高良神の后が、神功皇后なのだ。


他に理由は無い。

 

 
ここから見る景色も素晴らしい。

1800年。
その途方もない時を。

連綿と続いてきたかの神への祭祀、大事に守ってきてくださった方々の賜物だ。

 

 

ありがとう。

三島神社へ向かう。
前に行った時、不思議なことがあった。

 

(つづく)