続きです。

 

山の辺の道、後編。
寄り道して「大和神社」へ。

山の辺の道から1キロ西にある。

 

 

「大和神社」
長い参道を歩いて行く。

 

 

御祭神 日本大国魂大神、八千戈大神、御年大神。

 

 

前回にもあったが、「大和の国魂」を祀るはずの「大和神社」。
そこにある「日本大国魂大神」の名。

大和の国魂(大神神社)の神の饒速日命は、日本国(全体)の神であるということ。
さらに、御年大神の名。

御年は彼の御子の名と言われているが、同神。
「歳神」は、饒速日命の名の一つ。

八千戈神の名もある。
出雲大社に祀られる神を表す。
大国主神、大己貴神、すべて彼。

すべて彼自身(分霊)であるから、並列されている。
(例外はあるようですが)

 

 

 

 

 

 

再び、山の辺の道へ。
紅葉に誘われるように入ったら、

 

 

 

「夜都伎(やつぎ)神社」
なんと茅葺。
美しい!

 

ご祭神、武甕槌命、姫大神、経津主命、天児屋根命。

ここもそうだったのか。
姫大神以外は、饒速日命であり、姫大神は彼の后、三炊屋姫(市杵島姫命)。

 


皆、分霊。
彼らを信仰する人たちが、移動したそれぞれの土地の名や職業の神として神の名を変えたもの。
鹿島の神(春日神)である武甕槌命も彼だった。

高良神は鹿島、春日、志賀神と同神。
その他の神も(スサノオ、月読神ほか)も同神であった。

11月の桜が咲いていた!
 

 

 

春の桜も見たいなぁ。
よし!春も来よう!

 

大神神社の境内に入った。
空気が変わる。

ここで13時半。

山の辺の道の記録(YAMAP)。
Screenshot_202102161812052
途中、「大和神社」往復2キロを寄り道。
上の記録には、
石上神宮から天理駅までの距離3キロも入っている。
(上の行動時間には、止まった時間(休憩・参拝などの時間)は含まれてません)


参考までに所要時間を。

山の辺の道(大神神社~石上神宮の間)だけなら14キロくらい。

私は、大神神社から石上神宮までの16キロ(大和神社含む)を4時間半で歩いている。
参拝と休憩込みの時間。
途中、軽く走ってる。
 

その後の、石上神宮から天理駅までの3キロを、1時間半かけて歩いた。
三島神社に参拝したので。(参拝、休憩込み、寄らなかったら2キロ程)

距離もそこそこあるし、石畳も滑るので歩きやすい靴で。
何度か分けて行かれる方も多いそう。

古代大和の主要道路がここにあるのは、大和盆地が巨大な湖と湿地帯であったからだ。

 

 
次回は「石上神宮」。
 
 
(つづく)