2023.12.16

 

アエロフロートから返金がありました

 

以前から私のブログを読んでくださっている方の中には、私がアエロフロートロシア航空のチケットを購入したが、《コロナ》と《ロシアのウクライナ侵攻》の影響で2度にわたって渡航できなかったという2022年4月1日の記事をご記憶の方もおられるかもしれません。

 

その時の記事がこれ。

ロシアからメールが届いた!電話もかかって来た! | 暮らすように旅をする70代のオヤジのブログ (ameblo.jp)

 

それが最近になって、アエロフロートロシア航空から航空運賃がキチンと払い戻され、ご丁寧に遅延利息まで追加払いしてくれたのです。

今回はそのご報告です。

 

《アエロフロートの運賃と払戻しの方法》

今から3年前の2020年の夏、私はアエロフロートでアテネ経由エーゲ海の小さな島に行く計画を立てていましたがコロナの影響でフライトがキャンセルとなり、運賃497,220円(二人分往復ビジネス)は3年間有効なバウチャーに替えられました。

 

2022年にはコロナの規制も下火になったことから、北イタリアの旅行を計画し、再びアエロフロートのバウチャーを利用してチケットを予約しましたが、料金が値上がりしていたため、差額の77,000円(2名分)を現金で追徴されました。

 

ところが2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻が勃発し、再度フライトがキャンセルになり、その時払った追加料金77,000円は全額クレジットカードに返金され、航空券代は再びバウチャーに戻し入れられることになりました。

 

バウチャーの有効期限は3年後の2023年の6月末までで、有効期限内に使用しなかった場合は現金で返金してくれるとの説明でした。

 

《運賃の払戻しがありました》

本年6月28日にアエロフロートロシア航空からメールがあり、「現在の政情不安によりロシア並びに弊社に対する国際的信用がない中、お客様方には大変ご心配をおかけしております」と殊勝な挨拶の後、返金手続きの申請書類を提出するよう要請されました。

直ちに手続きを行いましたが、同社の経営状況は厳しいであろうと予測されたので、実際に返金があるか疑心暗鬼で待っていたところ、何の前ぶれもなく10月に私の銀行口座にアエロフロート社から497,220円が振り込まれてきました。

これでアエロフロートロシア航空の運賃返還手続きは一件落着となった筈でした。

 

《遅延利息の支払いまでありました》

一件落着と思っていた矢先、アエロフロートロシア航空から再び1通のメールが届きました。払い戻しの金額は航空券の金額とその利息となるので、請求書類を提出してほしいというのです。

直ちに請求書類を送ると、その1週間後に遅延利息87,732円が私の銀行口座に振り込まれてきました。

 

この利息の計算式は不明ですが、87,732/497,220=17.6%になりますので、遅延期間をバウチャーの有効期限3年と仮定すると、年利回りは17.6%÷3=5.86%

すなわち「航空運賃の返金が遅れたので、お詫びに年利5.86%の利息を付けてお返しいたします。」ということになります。

 

アエロフロートロシア航空を巡る情勢は厳しいものがあるに違いありませんが、航空運賃をキチンと払い戻した上に、こちらからは何も言わないのに律儀に高金利の遅延利息まで振り込んできたことに驚いてしまいました。

 

 

フライトがキャンセルになってから運賃の返還に3年も待たせるというのは感心できませんが、結果的に利息まで付けて返金してきたのは立派です。

スーツケースの破損代を未だに補償してこないスカイエクスプレスや、ロスバゲの補償を未だに振り込んでこないカタール航空に比べれば、なんぼか誠意が感じられます。