とうとう、作品展まであと一週間となりました!
一年間、このイベントのために作品を作ってきたはずなのに、いざ額に入れて作品数を数えてみると意外と少ないような・・・?
これまで、ヨーロッパの建物を中心に水彩画を描いて展示していましたが、今年は水彩画での猫の絵も何点かあります。
ギリシャにはノラ猫が多く、我が家もご多分に漏れずノラ猫から家猫(といっても庭で飼っていて、雨季以外はほぼ家の中には入れていませんが)になった子たち6匹と暮らしています。
猫が病気になるたび、いつまで一緒にいられるかは誰にもわからないのだから、一緒にいられる時間を大切にしよう、かわいい姿を描いておこう、と思うようになりました。そして、額に入れるにも少し工夫をしたいと考え、和紙と組み合わせてみることに。
猫の周りをエーゲ海の海の色で塗った後に、「はて、これを部屋に飾るとしたら、どんなテイストのどんな部屋に飾れるかしら」と頭を悩ませましたが、一時帰国してたまたま見つけた和紙のお店でぴったりの柄の和紙を見つけ、一緒に額に入れてみたら涼しげなインテリアとして飾れそうではないですか。金魚鉢のそばに飾るとか???
しかし、なんてかわいい金魚の柄と、麻の模様の和紙。日本文化の雅な美しさにうっとりします。
金魚の柄は銀色の紙もあり、染の和紙も素敵!とあれこれ購入してみました。あまりに美しく、使うのがもったいないけれど、このままファイルに保管したままではもっともったいない!
こちらのお店、大直さんは吉祥寺ロフトの4階にあり、山梨で作られた和紙を中心に、和紙製品を扱っていらっしゃいます。
こちらでは定期的にワークショップも行われていて、先日は和綴じのワークショップに参加してみました。
書道家になるべく二年間の修行をしていた20代前半の二年間。一人暮らしをしながら通っていた書道の専門学校では、半紙に書いた課題を和綴じにして提出することが求められていました。そのため和綴じにはなじみがあったのですが、今回習ったのは菊花綴じという、糸が菊の花(というよりも花火みたい?)のような形になる繊細かつ雅な綴じ方でした。
指導してくださったコイドサチコ先生はとても気さくで丁寧かつ根気よく教えてくださり、綴じ方についてもわかりやすい資料を下さって、ワークショップの時間はあっという間に過ぎました。黙々とする作業に没頭するのは久しぶりで、とてもいい時間でした。先生のワークショップにいろいろ参加してみたいのですが、滞在中の日程が合わず、これが今年は最初で最後。
今回ワークショップで作った菊花綴じの作品。自分で作っておきながら、もったいなくて使えないな・・・。
私の20代は書道に俳句、そして俳画と日本の文化にどっぷりと浸った時期でした。
高校の書道教員免許を取るべく大学に入り、また書道用品を扱うお店で働いて書道用品の知識を深めながら、展覧会への出品、筆耕の仕事などもしていました。書道関係の方に声をかけていただいて俳句をはじめ、俳句の横に添えるように描く俳画に魅せられて、横浜にあるカルチャースクールに通ったりするうちに俳画と書道作品の個展をするようになりました。一年に一度、4回ほど作品展をしたところでお休みしましたが、その後海外に引っ越すことになって5回目は実現しませんでした。
海外生活を始めてからは水彩画に魅せられるようになりましたが、住んでいるギリシャで書道のワークショップの依頼をいただいたり、俳画と書道の作品の依頼をいただいたりと、また日本の文化を見直すきっかけをいただいています。
この夏は和綴じのワークショップに参加したり、和紙の美しさに魅せられたりと、私の中での日本文化や伝統への回帰が始まったようです。今後は、若い頃に体験した日本の文化と、長いヨーロッパ生活で培ってきた経験をうまく融合させて、作品を作っていかれたらいいなと思っています。ちょっと今回の作品展には間に合いそうもないけれど・・・これから少しずつ。その第一作目がこちら。
さて、水彩画をメインにした作品展を毎年開催するようになって、今年で4年目。
今年は少し和のテイストのものやコラージュ、日本の風景を描いた絵も新作・旧作展示します。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
(2とあるのは、同テーマで昨年作品展を開催したためです)
横倉麻里子作品展
2026.7.23 thu – 26 sun
12:00 – 19:00 最終日 17:00まで
GALLERY IRO Room1
ギリシャのロドス島に住んで三年半、エーゲ海の島暮らしの小さな日常や旅先での景色を、絵日記や水彩画に描いています。昨年と同テーマでの本作品展では、猫のいるギリシャの島の景色を中心に、植物や旅先での水彩スケッチ、そして切り絵作品を展示しております。ZINEやエコバッグの販売も行います。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。




