父が最期に教えてくれたこと

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『親勉』インストラクター

眞木かおりです🐛

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言えなかったありがとう

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暑い夏の日。
「俺は70歳までは生きるんだ。」

そう言い張っていた父は
その願い叶わず、
誕生日1週間前に69才で、
天国へと旅立っていきました。

あなたが亡くなって、
今年で6年。

長い長い反抗期だった私は、
正直あなたのことが好きではありませんでした。

幼少期。
嫌がる私を、無理矢理ジェットコースターにのせたあなた。

思春期。
『いっぱい』の『い』を『お』に変えてごらん？と、
どうしても『おっぱい』と言わせたいあなた（笑）

お酒が弱いのに、
いつも浴びるように飲んでしまうあなた。

些細なことかもしれないけれど、
本当にあなたのことが
嫌でたまらない時期がありました。

でも、そんなあなたは、
私の誕生日には、
決まって手紙をくれましよね？

『誕生日おめでとう。いつも応援しています。』

黒の油性ペンで書かれた、
ほとんど代わり映えのない手紙でしたが、

反抗期の時も、
働き出してからも

その手紙を
ひそかに毎年楽しみにしていました。

7年前、
あなたの癌が発覚したとき。

人知れず涙していたのを私は知っています。

いつも強がって、
1人で抱えてしまう不器用なあなた。

不器用ながらに愛情を伝えようとしてくれていたあなた。

昔はその愛情に全然気付くことができなくって、ごめんね。

　
私も、今、
結婚して夫と息子と暮らしています。

結局選んだのは、
あなたに似た
不器用な夫です。

孫を抱かせてあげられなかったけれど、

あなたが築いてくれた
実家と同じくらい
幸せな家庭を築くことが出来ました。

もし、
またあなたにもう一度
会えるのならば

きちんと
私の本音を言わせてね。

お父さん、
あなたの子どもに生まれ、本当によかった。

いつも支えてくれて
ありがとう。

今、私は
新しく自分が選んだ
起業という道を進みます。

迷うこともたくさん。

自信をなくしてくよくよすることもたくさん。

でも、諦めたくはない。

後悔はしたくない。

私は、猪突猛進タイプではないけれど、

へたへたマインドだけども、

未来は変えられるから。

どうか、
空の上でいつものように
笑いながら見守っててね。