どうも、ハイレゾ音楽制作サークルBeagle KickのサウンドPをやっております橋爪です。
フュージョンやニューエイジを中心に生演奏特盛りでM3や配信サイトで頒布中です。

ときどきフリーで音声関係の音響エンジニアをやってます。
WEBラジオや公開録音・トークライブなどで活動させてもらっています。


現在までのアニメ系ハイレゾ感想記事はこちら……

のうりん挿入歌「コードレス☆照れ☆PHONE
ガルパンED Enter Enter MISSION!と1PLDK
「すぱそにっ♥(はぁと)」
「そにアニ オリジナルサウンドトラック」
「ハローグッバイ」歌:榊原ゆい
『「星刻の竜騎士」OP「聖剣なんていらない」/(榊原ゆい)』
『Anison Strings~弦楽四重奏で聴くランティスの歴史』
『僕らは今のなかで』『きっと青春が聞こえる』ラブライブ!
『「英雄伝説 閃の軌跡」サウンドトラック・オリジナルマスター』 前編後編
『閃光の行方 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」オープニングテーマ』


軌跡 jdk アクースティックスの記事をアップしたら、すぐにGoogle先生に補足されました!
まだ続けて数ヶ月ですが、「作品タイトル名(あるいはアーティスト名) ハイレゾ」で検索すればほぼ1ページ目に出てくるようになりました。
これも皆さんが読みに訪れてくれるお陰です。ありがとうございます!
ハイレゾの面白さに目覚めたあかつきには、ぜひ友人・知人にも勧めてみてください。
ハイレゾって言う、こんな面白い音楽の選択肢があるんだよと。



後半は各楽曲の感想をお届けします。

曲としては全部好きなので(ファルコム音楽に死角無し!)、
全曲感想を書きたいところですが、たださえ長い記事がどこまでも伸びてしまいます。

なので、音的に気になった3曲に泣く泣く絞って書くことにしました。

他の楽曲も前編で書いたように素晴らしいサウンドメイキングになってます。
ダイナミクスも広く、音量を上げてもうるさく感じにくくなっていて心地よいです。
CD版を買おうと決めている人も、すでにハイレゾ版を聴いている人も、改めて聞き込んでみてください。
きっと新しい発見があることでしょう。


アルバム名:軌跡 jdk アクースティックス
アーティスト:Falcom Sound Team jdk
Director : 岡島俊治
販売:e-onkyo/mora

フォーマット:96kHz/24bit FLAC/WAV



【クロスベルの午後 (英雄伝説 零の軌跡)】
・バイオリンが主メロのためか距離感がとても近い。その分胴鳴りが大きく、部屋鳴りは相対的に減らしているようだ
・ベースがとてもクリアでクッキリと音像を捉えられる
・パーカッションがきめ細かく緻密に描かれ混濁がない
・本アルバムでは比較的音数の多い楽曲であるが、分離感と定位は申し分なく素晴らしい

・コテカナが担当する鍵盤ハーモニカがとても上手い。本業はボーカリストw


【セルリアンブルーの恋 (英雄伝説 零の軌跡 Evolution)】
・いい意味で過剰なまでの息づかいを感じさせるボーカル。ややハイ(高域)上がりの音作りなのはそのためか
・マイクにかなり近づいて歌っており、ブレスの吹きもあえて整音し過ぎずに残している。「私をうつす」の「わ」の部分など
(吹きの有効活用は、他の楽曲でもみられ「星の在り処」では特に顕著。ライブ感を出すためにエフェクトを多様するのではなく、録り音で工夫している。見事である!)
・バイオリンは伴奏楽器となっており、部屋鳴りと直接音のバランスが個人的に最も好み
・ウィンドチャイムや鈴の音や壺など微細なパーカッションの音が一粒一粒明瞭に聞こえる


【琥珀の愛 (英雄伝説 空の軌跡)】
・ロングバージョンの完全版。ゲームではリュート独奏の打ち込み曲だったのか嘘みたいにドラマチックに生まれ変わった
・バイオリンの音の立ち上がりと立ち下がりが息をのむほどのリアルさ。
ハイレゾという大きな箱を使ったことで音に不自然さが無くなり、倍音の豊かさとの相まって空気感が尋常では無い
・バイオリンのオンマイクとアンビエンスマイクの音量差は、主メロ楽器としてベストなバランスと感じた
・楽器はギターとバイオリンだけでリバーブも控えめにしているため、質感が忠実に伝わる。目の前の演奏感はボーカルの次に高いといえる


以上です。

いかがでしたか?

これは私の主観的な感想ですので、全ての人に「このように感じられるはずだ」というモノではありません。
じっくりと聞き込み、確かに感じたことのみを記事にしています。
日々精進中の身ですので、一つの参考意見として捉えてもらえたらと思います。


ともあれ、ハイレゾ音楽の面白さが伝われば嬉しいです。