CD=活動情報=ヘッドフォン

宝石紫ハイレゾ音楽制作ユニット「Beagle Kick」ユニットP・ディリクション補佐・広報

ヘッドフォン音響エンジニア

情熱報道ライブ「ニューズ オプエド」にて音響を担当(週に3回程度不定期)

自宅の防音スタジオ「Studio 0.x」で音声録音を行なう
次世代のナレータートレンドを生み出す新しいナレーターメディア「HITOCOE」にてインタビューが掲載

AV WatchにてXperia 1 IVの録音アプリ「Music Pro」のレビュー記事に録音協力で参加

宝石赤オーディオライター

AV WatchにてFX-AUDIO-のリーズナブルなハイスペックUSB-DAC「DAC-SQ4J」のレビュー記事を執筆

AV Watchにて2022年4月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

USB-Cケーブル一本で使えるモバイルディスプレイLCD-CF162XAB-Mの活用レビュー記事を執筆

ファストレンドにて外付読み込みCDドライブのおすすめ記事を監修&コメント

2022年1月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

静科の吸音パネルSHIZUKA Stillness Panelの試用レビュー記事を執筆

Astell&KernのキャリアブルヘッドホンアンプACRO CA1000のレビュー記事を執筆

e-onkyo musicにて、『智異山OST』の注目どころをK-POP評論家 古家正亨氏に伺う特集記事を執筆

ラックスマンのエントリープリメインアンプL-505uXIIの導入レビューを執筆

マランツの大人気薄型AVアンプNR1711をマルチチャンネルで使うレビュー記事を執筆

2021年10月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

AV Watchにて2020年の振り返り記事(音声宅録情報発信について)を執筆

ShureのWEBサイトにて、会議音響のソリューション「Microflex Wireless」(MXW2/Beta58他)の導入事例を取材・執筆

マランツの大人気薄型AVアンプNR1711をマルチチャンネルで使うレビュー記事を執筆

ShureのWEBサイトにて、会議音響のソリューション「Microflex® Ecosystem」(MXA910他)の導入事例を取材・執筆

e-onkyo musicにて、『月とライカと吸血姫』のエンディング主題歌を担当したChima氏のインタビュー記事を執筆

2021年7月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

ULTRASONEのヘッドフォンを作曲家/ミュージシャンの照井順政氏に試聴していただき感想を伺う記事を執筆(sora tob sakana等、活動インタビューも)

Apple Musicの排他モードや出力サンプリングレートの挙動を検証、競合サービスとの音質比較を執筆

2021年4月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

DALIのサブウーファーSUBE-9Nをリビングと防音シアターで実用レビュー

2021年1月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

ヤマハのモニタースピーカーMSP3Aをエンタメ用途で徹底レビュー(モニター用途も)

ポッドキャストを制作できる、オールインワン型ワークステーション「ズームP8」を体験レビュー

2020年10月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

2020年の振り返り記事を執筆。(Zoom高音質化など)

Acoustuneのイヤフォンを伊藤賢治氏に体験いただくインタビュー記事を執筆。

ロスレス無線接続が可能なアクティブスピーカーAIRPULSE A300 Proの試聴レビュー記事を執筆

SONYのデジカメをWEBカメラ化するアプリ、Imaging Edge Webcamを使った緊急レポートを執筆(α6600)

音楽出版社刊の「ヘッドフォンブック2020」にてSONYのMDR-M1ST特集他、多数執筆

「クロノクロスライブLive Audio」の制作秘話を光田康典氏に伺うインタビュー記事を執筆

光田康典の「クロノクロスライブLive Audio」をFOSTEXのデスクトップオーディオで試聴する記事を執筆
2020年4月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆
DALIのスピーカーDALI MENUET SEの試聴レビューを執筆

ONKYOのカスタムIEMを製作する体験レビュー記事を執筆

2020年1月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

Amazon music HDの排他モード対応について緊急レポート

2019年10月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

ゲットナビにてmora qualitasの試用レビュー&キーマンインタビューを執筆・出演

2019年の振り返り記事(ハイレゾサブスクの課題等)を執筆

e-onkyo musicにて「マイ・ベスト・ハイレゾ 2019」の選者として2018年の特に気に入ったハイレゾを紹介

ウォークマン誕生40周年記念モデルA100TPSの試聴レビュー記事を執筆、カセットテープ思い出話など。

Android搭載のストリーミングウォークマンA100の試聴レビュー記事を執筆

2019年7月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

AndroidスマホやPC向けの超小型USBヘッドフォンアダプターDC01/DC02の試聴レビュー記事を執筆

音楽出版社刊の「スピーカーブック2019-2020」にて私の選ぶスピーカー・オブ・ザ・イヤー2018-2019他、多数執筆

ゲットナビにてアニソンに合うヘッドフォンを紹介する記事を執筆・出演

ウォークマンを思い出とともに振り返る「#009 WALKMAN IN THE PARK」イベントレポートを執筆

2019年4月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

ゲットナビにてアニソンに合うイヤフォンを紹介する記事を執筆・出演

D&Mインポートオーディオサイトにて、DALIのスピーカーRUBICONシリーズを導入した際の体験レビュー

2019年1月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

メリディアン公式サイトにて、デジタルプリアンプ「218」の徹底試聴レビューを執筆(前編/後編

HiVi 2019年3月号にて「5万円以下で買える、エントリークラス 9モデル」の視聴対談に参加(小原由夫×橋爪徹)

FX-AUDIO-のデジタルアンプ「FX152J PRO」「FX-50」のレビュー記事を執筆

10月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

DALIのエントリークラスの新スピーカー「OBERON」のレビュー記事を執筆

メリディアン公式サイトにて、USB-DAC付きヘッドフォンプリアンプ「Prime」の徹底試聴レビューを執筆
7月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆
ネット配信などに便利なUSBマイクUber Micの体験記事を執筆


Stereo Sound ONLINEにてMQA-CDの解説記事(前編)/(後編)を執筆。その仕組みや再生方法など。
メリディアン主催のオーディオイベントにて、「Ultra DAC」を使った今話題の『MQA』音源を聴く!MERIDIAN 『ULTRA DAC』で楽しむ最新ハイレゾ音源試聴会でナビゲートを担当 @ノジマオーディオスクエア相模原店
AV Watchにて4月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆
Stereo Sound ONLINEにてMYTEKの最新DAC「Brooklyn DAC+」試聴&使い勝手レビューを執筆。

音楽出版社刊の「カセットテープ時代2018」にてSONY歴代ウォークマン紹介記事を執筆(1985年までの機種を担当)
音楽出版社刊の「ヘッドフォンブック2018」にて製品レビューなど複数執筆
音楽出版社刊の「スピーカーブック2018」にて私の選ぶスピーカー・オブ・ザ・イヤー2017-2018他、多数執筆
AV WatchにてELACのアクティブスピーカー「AM200」の活用レビュー記事を執筆
AV Watchにて2018年1月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆
AV Watchにてアイ・オー・データ機器のオーディオ向けNAS「Soundgenic」の使いこなしレビュー記事を執筆
メリディアン公式サイトにて、USB-DAC「Explorer2」の試聴レビューPart3を執筆 (後編)
メリディアン公式サイトにて、USB-DAC「Explorer2」の試聴レビューPart3を執筆 (前編)

OTOTOYにて高橋健太郎氏と私による対談。2017年のハイレゾトピックを振り返り、未来を占う内容。
AV Watchにて10月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆
音楽出版社刊の「ヘッドフォンブック2017 Winter」にてT3-01開発秘話取材、モニターヘッドフォン特集他、多数執筆

AV Watchにて7種類の使い方ができるマルチパーパススピーカーALTECO C1の使いこなしレビュー記事を執筆
Stereo Sound ONLINEにてTVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』主題歌アーティストインタビューを担当、記事執筆。(RIRIKO&rionos)
音楽出版社刊の「CDジャーナル 2017年11月号」にて高橋みなみの試聴記事を執筆(1P) 機材:DRA-100
AV Watchにて7月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆

アコースティックラボ主催のオーディオライブin蔵前Village【スフォルツァート】にてレポート執筆
ステレオサウンドオンラインにて同人音楽初の768kHz/32bit整数による録音企画のレコーディングレポート記事を執筆(一部のみ)

AV Watchにて4月クールのアニメをハイレゾアニソンで振り返る試聴レビュー記事を執筆
小型モニタースピーカー「iLoud Micro Monitor」のレビュー記事を執筆

音楽出版社刊の「CDジャーナル 2017年7月号」にてジェイコブ・コーラーの試聴記事を執筆(1P)
スピーカーブック2017」にてデスクトップスピーカーの特集記事を執筆(3P)
CDジャーナル 2017年6月号」にてリチャードナイルズの試聴記事を執筆(1P)
CDジャーナル 2017年5月号」にてBeverlyの試聴記事を執筆(1P)
ヘッドフォンブック2017」にてシン・ゴジラの劇伴音楽集をGRANBEATを使って試聴(2P)
CDジャーナル 2017年4月号」にてピンク・マルティーニの試聴記事ほか執筆(2P)

ヤマハの音楽配信サイト mysoundにて「THE IDOLM@STERハイレゾ配信」の特集記事を執筆

ステレオサウンド刊の「DigiFi(デジファイ)No.25」にて緒方恵美氏インタビュー。取材と構成(3P)

音楽出版社刊の「CDジャーナル 2017年3月号」にて小泉今日子の試聴記事執筆(1P)
音楽出版社刊の「ポタ音スタイル2017」にてMQAの記事執筆(3P)
音楽出版社刊の「CDジャーナル 2017年2月号」にてFlower Notesの試聴記事執筆(1P)

アコースティックラボ主催の「Audio Forum Vol.36」吸音(配置)によるステレオ音場の調整を考えるにてレポート執筆

ステレオサウンド刊の「DigiFi(デジファイ)No.24」にてMQA特集(インタビュー)を執筆(2P) (WEB版も公開中

DigiFi(デジファイ)No.23」にてMQA特集を執筆(4P) (WEB版も公開中

アコースティックラボ主催の「(仮称)オーディオライブin蔵前」オーディオにおけるチューニングの世界 そのⅠにてレポート執筆

オーディオフォーラム番外編(MQA試聴体験会)にてナビゲート&レポート執筆
オーディオフォーラム番外編2(ホームシアターと防音)にてレポート執筆
オーディオフォーラム番外編(ドルビーアトモス)にてレポート執筆

音楽出版社刊の「CDジャーナル 2016年11月号」にてMQAの記事執筆(1P)
CDジャーナル 2016年7月号」にて記事執筆(1P)
スピーカーブック2016」にて記事執筆(5P)
ヘッドフォンブック2016」にて記事執筆(4P)
CDジャーナル 2016年4月号」にて記事執筆(1P)
ポタ音スタイル2016」にて記事執筆(7P)

OTOTOYにて『Little Donuts / HAPPY TALK SESSION @ TAGO STUDIO TAKASAKI DSD11.2MHz録り下ろし音源』の試聴レビューを執筆
日本ファルコムのアクションRPG「東亰ザナドゥ」の音楽についてPhile-webに記事執筆

アコースティックデザインシステム主催のオーディオフォーラムの第22回にてレポート執筆
OTOTOYにて『Suara / キミガタメ / 君のかわり DSD11.2MHz録り下ろし音源』の試聴レビューを執筆

e-onkyo musicでアニメ「トリニティセブン」のハイレゾ音源紹介コメントを執筆
1/2/3/4/サウンドトラック/リミックスアルバム/5

音元出版刊の「アニソンオーディオ Vol.2」にて記事執筆(3P)
オーディオアクセサリー155号」にて記事執筆(1P)

宝石緑Webラジオ/トークライブ/公開録音/ボイスサンプルなど音声に関する音響エンジニア
やっています。

宝石ブルーポッドキャスト「熱量と文字数」 ミキシング・OPナレーション・サウンドPを2015年4月まで担当
(月一の公開録音「月刊熱量と文字数」では録音を担当していた @私設図書館シャッツキステ

こんにちは、Studio 0.xの橋爪徹です。
私は、オーディオライターの活動をしながら、音響エンジニアとして活動しています。音に関するお仕事で飯を食っております。(自己紹介と仕事歴紹介はこちら) 

グレード違いで音はどのくらい変わる?

ホームシアターや2.1chシステムには欠かせない存在のサブウーファー。マルチチャンネルでは0.1chと定義され、低域再生のみを受け持つアクティブスピーカーです。
このサブウーファー、意外と軽視されがちでは無いでしょうか。フロントスピーカーが大事なのはその通りですし、AVアンプにだって予算の多くを割きたい気持ちは理解できます。結果、「とりあえず鳴ってればいいか」とサブウーファーのグレードには無頓着な方もいるのではないかと思っています。かくいう私もそうでした。


サブウーファーは、当然メーカーごとにグレードの違いがあります。エントリー機種と上位機種、いったいどのくらい音が違うのでしょうか。スペックを見れば、アンプの出力や最低域の周波数がより低いところまで出ているのは分かります。見た目の特徴は同じでもサイズが大きくなり価格が上がっているケースもあって、果たして音がどれほど違うのか、設置スペースを取るだけの価値はあるのか。気になる方もいるのではないでしょうか。この記事では、DALIのサブウーファーを例にして、サブウーファーのグレード違いによる音質差をレポートしたいと思います。

 

筆者が自宅スタジオを作ったとき、ホームシアターとしても活用出来るようにしました。しかし、防音室を作った時点で予算の大半を使い果たしてしまい、サブウーファーは2万円台の安価な機種を買い求めました。ずっとそれを使っていたのですが、ご縁あってお仕事でDALIのサブウーファーを試す機会に恵まれ、今では仕事でレビューした機種を自宅に導入するに至っています。詳細は、以下のレビュー記事をお読みいただけると嬉しいです。

 

 

話をサブウーファーのグレードに戻しますと、今回ご縁あって自分が導入したSUBE-9Nの上位機種であるSUBE-12Nを試聴出来る機会をいただきました。12Nは設置スペースの都合で元々選択肢にはなかったものの、いちオーディオライターとしては気になっていました。見た目はユニットの口径と足回りのベース以外ほぼ一緒。機能面もアンプの出力や性能は同じ、ウーファーユニットの技術面も同じ、音圧レベルや再生周波数特性がちょっと違うくらいです。あまり違いの無い9Nと12N。はたして、どれだけの音質的違いを見せてくれるか、期待半分・不安半分という感じでした。


試聴は、DALIの国内正規輸入代理店であるD&Mの本社にて実施しました。システム構成は以下の通りです。

 

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フロント: OPTICON6mk2
センター: OPTICON VOKAL MK2
サラウンド: OBERON5
サブウーファー: SUBE-9N/SUBE-12N
AVアンプ:DENON AVC-X8500H
SUBE-9N
ウーファーユニット:9インチ(23cm) アルミコーン
再生周波数帯域(+/- 3 dB):37~200Hz
最大SPL:111dB
アンプ出力:170W(クラスDアンプ)
SUBE-12N
ウーファーユニット:12インチ(30cm) アルミコーン
再生周波数帯域(+/- 3 dB):28~190Hz
最大SPL:112dB
アンプ出力:170W(クラスDアンプ)

昨年7月に発売されたOPTICONのMK2もご用意いただきました。
上記の5.1chシステムで9Nと12Nを聴き比べたところ、まあ、ビックリ! 12Nは明らかに上位機種たり得る魅力的な重低音を楽しむことが出来ました。

※AVアンプ側の音場補正は無効にして、ピュアダイレクトモードで視聴しています。

 

映画やライブの感動がより上質かつ本格的に!

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洋画からはローランド・エメリッヒ監督の『ミッドウェイ
パニック映画の巨匠が手掛ける戦争モノですが、20年以上に及ぶ膨大なリサーチに基づく戦闘描写は圧巻です。当時のリアルエピーソードが随所に盛り込まれつつ、画面の派手さを追求することも忘れない監督の手腕に好感を覚えました。海外の戦争映画ですから、派手に低音は入っています。真珠湾攻撃開始からレイトン少佐が建物に入るまでを視聴しました。


9Nは、本体が共振してしまっているのが分かります。床の絨毯に直置きなので足回りの振動対策を行えばある程度緩和できるでしょうが、筐体が重低音にビビってしまっているのは聞いていて否定しようがありません。視聴前に、サブウーファー双方の聴感上の音量感がほぼ同じになるように何度もケーブルを繋ぎ替えてボリュームを調整しました。12Nは、足場(ベース)がアルミニウム製でしっかりしています。床へ伝わる振動を抑えられることはもちろん、床の振動がサブウーファーに逆流してくるのを緩和することも期待できるでしょう。筐体の剛性も9Nより高い模様で、音に濁りが少ないのも感心しました。銃撃や砲撃、爆発といった瞬間的なSEもシャープに聴かせてくれます。聴感上の音量を合わせる過程で、9Nも12Nもわざとらしい重低音にならない=さりげない位のボリュームに調整したのですが、9Nに比べると12Nの音の安定感は抜群でした。最低域の伸びもわずか数Hzの違い以上に効果的で、12Nは空気感の再現性がまるで違います。映画館で感じるまるでその場にいるようなトリップ具合は、画面の大きさだけじゃない、重低音もその役割を担っているのだと再認識しました。深く沈み込む密度のある低音は、まさに映画館のそれです。

 

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アニメーションからは、ガールズ&パンツァー最終章 第3話より、中盤の各校の対戦模様を視聴します。第3話は、知波単学園が大きな成長を遂げるも善戦の末、大洗に敗北。続いて劇場版から登場した継続高校との3回戦へとコマを進めます。ジャングルの野戦から雪原へと戦闘フィールドが大きく変化し、音響的にも見所満載の作品です。


率直に言って、9Nでは戦車の砲撃や走行音、衝突などの音が薄っぺらく感じます。12Nは、レベルが大きく瞬発力が求められる戦車戦にあっても、安定感があり映画の世界に没入できました。ローエンドはスペック以上に深く感じられ、厚みがあってリッチです。9Nは、砲撃音がガリガリというちょっと歪みっぽい音に聴こえてしまいます。大音量で鳴ったときの歪み感の少なさを加味すると、リラックスして楽しめるのは圧倒的に12Nでした。9Nは、ちょっと聴いていて疲れます。

 

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最後のソースは、ライブコンサートのBlu-ray。PlayStationで発売されたRPG『クロノクロス』の20周年を記念したバンドライブの追加公演千秋楽を収録したBlu-rayです。ゲーム音楽界の巨匠、光田康典本人がプロデュースしたファン感涙のメモリアルライブ。今でも感想がSNSでつぶやかれ、1周年や2周年でファンがハッシュタグを付けて祝ったりするほど熱狂的に愛されているライブです。私も千秋楽の現場に一般客として足を運び、後にハイレゾ音源化に合わせて光田氏にインタビューをさせていただきました。


本作の音声は、2chのハイレゾと、ドルビーデジタルの5.1chが収録されています。ドルビーデジタルとは懐かしいフォーマットです。いわゆるDVDと同じ、非可逆圧縮のマルチチャンネルサラウンド。おそらくメインの音声がPCM 96kHz/24bitで収録されているため、映像ビットレートを圧迫しないようサブ音声の5.1chはドルビーデジタルにしたのでしょう。


ドルビーデジタル5.1chは、リアスピーカーに観客席の声援や反響が割り当てられ、LFEチャンネルには低音楽器の重低音域はもちろん、ホールの反響に含まれる重低音もミックスされていると思われます。驚いたのは、12Nで5.1chを聴くとホールの中にいる生の空気感を味わえたこと。音楽としての情報は9Nでもまったく問題は無いのです。映画に比べても、9Nと12Nの落差は減りました。しかし、ライブコンサートホールのあの身体全体で感じられるような低音感は12Nでしか味わえません。まさにそのローエンドの深さこそがコンサートホールの空気感に繋がっていたのです。正直、LFEにこんなに低い周波数まで収録されていたのかと驚かされました。ともすれば、重くて息苦しい音場になりがちですが、そこは光田康典プロデュース。ミックスバランスに抜かり無しです。そんなコンサートの臨場感に欠かせない重低音は、12Nでこそ存分に体感できますし、クリアで歪み感の少ない出音のクオリティも相まってドルビーデジタルであることを忘れさせる贅沢な時間を堪能させてもらいました。

 

3枚のBlu-rayを視聴して分かったのは、サブウーファーのグレードの違いは、予想以上に大きく満足感に影響するということでした。見た目がほとんど同じで、何か特別な機能が上位機種に搭載されている訳ではありませんが、段違いに臨場感はアップしましたし、リラックスして視聴出来る上品な重低音は確かめられたと思います。ウーファーの口径の違いは言うまでもなく、筐体の剛性やベース部の強化により振動の悪影響を抑えた結果、良好な結果を得られたのだと推測できます。

おわりに ~使いこなしのTIPS~

今回の記事を執筆するにあたり、本国デンマークのWEBサイトも参照しました。機能説明はほぼ同じことが書いてあり、アンプも同じ出力&機能、ウーファーユニットも口径以外一緒、明確に違うのはアルミニウムベースとゴム脚だけで、正直呆然としました。ほとんど同じなのに音にこれほど差異が現れるというのは、如何に重低音再生において振動対策(制御)が重要であるかの証だと思います。

 

置く場所があるなら、迷わずSUBE-12Nを選ぶべし!
これが試聴しての結論です。12Nならローエンドの深みや歪みの少なさを体感できると思いますし、足場のケアをやってあげればさらに音は化けると思います。

 

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アコースティックリバイブのクオーツアンダーボード「RST-38H」(写真は9N)

電源ケーブルはACインレット対応なので、ぜひ交換して欲しいです。私は、同梱品からSAECの余っていた電源ケーブルに交換しました。またRCAケーブルも、長めの製品はなかなか見つかりませんが、業務用のMOGAMI 2534をベースにオーディオケーブル市場で特注しました。注文時に両端をRCAにします。個人的には、高価なサブウーファー専用ケーブルを買うよりは、癖の少ない音色で信頼性も高いMOGAMIをお勧めしたいです。

 

2022年2月 橋爪徹

 

試聴協力:株式会社ディーアンドエムホールディングス

どうも、Studio 0.xの橋爪徹です。
私は、オーディオライターの活動をしながら、音響エンジニアとして音声コンテンツに携わっています。(自己紹介と仕事歴紹介はこちら

Studio 0.xは、私の自宅の一室を防音室に改装したホームスタジオとなっています。2021年は、これまで使っていたオーデイオシステムをリニューアルするべく動いていました。

最近になって、機器の入れ替えがほぼ完了し、念願のプリメインアンプも導入したため、ここで一度途中経過を記録してみることにしました。

【Studio 0.x オーデイオシステム一覧】 ※印が新機材
・ソース機器(NAS):Soundgenic
・USB-DAC:NEO iDSD ※
・プリメインアンプ:L-505uXⅡ ※
・AVアンプ:AVR-X6300H
・Ultra HD Blu-rayプレーヤー:UBP-X800M2 ※
・プロジェクター:VPL-HW60
・フロントスピーカー:RUBICON 2

AVアンプとここに未記載のサブウーファーは、今後買い換えの可能性がありますが、とりあえず現状のままを考えています。

今回の目玉は、幅広いハイレゾフォーマットへの対応とフロントスピーカーの音質向上。前者は、192kHz/24bit、DSDは2.8MHzまでだった従来システムを、768kHz/32bit整数、DSD512(実質11.2MHz)、MQAと死角無くフル対応させました。後者はAVアンプで鳴らしていたフロントスピーカーをラックスマンのプリメインアンプでドライブします。

また、将来的にHDR/4K対応のプロジェクターに買い換えるに当たり、前もってUltra HD Blu-rayプレーヤーを導入することにしました。ゲーム機はPS5を所有しているので、プロジェクターを買い換えれば夢のHDR&4K生活のスタートです。そのプロジェクター54万円もするんですけどね(滝汗) ちなみにPS5のUltra HD Blu-rayの画質に納得できなかったので、専用機を購入しました。

本題に入るにあたり、基本をご説明しましょう。アンプということは、スピーカーを鳴らす機材であることは何となく分かる方もいるでしょう。では、プリとは? プリアンプとは、ザックリ言うと、入力セレクターの機能と音量調整の機能を持ったアンプのことです。入力セレクターとは、CDとかTAPEとかレコードとか、音声入力の機器をいくつも繋いで、その中から聞きたい入力を選ぶ機能のことです。テレビをお持ちの方は、HDMI1とHDMI2を切替えて、Blu-rayレコーダーとゲーム機を切替えたりしていませんか? あれの音声(音楽)版です。音量調節はその名の通り、それぞれの規定レベルで入力された音声信号をスピーカーを鳴らす増幅を行う前に、適当なボリュームに上げたり下げたりする機能です。

ということで、プリメインアンプは、プリ機能を有したパワーアンプというのが説明になります。音量調節機能を持ったスピーカーを鳴らす機材ってことですね。パワーアンプとは、スピーカーを鳴らすためだけのアンプのことです。メインアンプはパワーアンプの別名です。

あれこれ吟味した上で、プリメインアンプはラックスマンのエントリークラスに位置するL-505uXIIに決めました。このアンプについては、別途商業媒体で詳しく書かせていただく予定なので、詳細は割愛します。

こちらのプリメインアンプ、実売25万円ということで結構なお値段です。ラックスマンの中ではエントリークラスとはいえ、ハイエンドオーディオの入り口に足先を突っ込んでるのは間違いないでしょう。せっかくアンプを含め、各機器を大幅リニューアルするなら、まずは置き場所だ!ということで、オーディオラックを買うことにしました。既製品のラックでもよかったのですが、以前から気に入っているヒッコリーボードを使ったオリジナルのラックをACOUSTIC REVIVEにオーダーメードで作ってもらいました!

 

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ACOUSTIC REVIVEのヒッコリーボードを使用した、3段ラックです

ラックに置いたら3Dのジャギーが目立つ?!

ヒッコリーはドラムのスティックなどに使われる木材で、『音色に癖がなく、帯域バランスもフラット、有機的で躍動感に溢れた特性をもつ希少木材』とメーカーは謳っています。私も単体のヒッコリーボードRHB-20は愛用しており、リビングのBlu-rayレコーダーの下と、Studio 0.xの電源ボックスの下に敷いています。周波数バランスや音色への悪影響はなく、有機的な質感が得られるのが特徴で、音に生気が宿るというか、録音音楽なのに瑞々しさが増したような音に変化します。このラックの支柱は黒檀です。黒檀は非常に硬くて重い木で家具や仏壇、楽器にも使われます。

写真では真ん中の段が空いてますが、いろいろ試行錯誤している最中です。今のところは、PS5を空いている段に入れる予定です。ラックの効果について、PS5の置き場所で検証してみました。防音スタジオの床に直接縦置きする方法と、3段ラックに横置きする方法で、画質と音質への影響を比較しました。スクリーンは、シアターハウス製80インチのスクリーンです。

 

【床置き】

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まず、防音スタジオの床は、一般的な日本のマンションの床よりも堅牢で質量があります。防音とルームアコースティック向上のためです。軽くてヤワな床は、それ自体が共振し音を濁らせてしまうからです。設置した場所は、スピーカースタンドの隣で、オーディオ機器が置いてあるエリア。このエリアは、リスニングエリアと床の縁切りを行っています(内部で床の構造自体が分かれている)。オーディオ機器エリアの振動がリスニングエリアの床に伝搬しないようにしています。結果として、スピーカーなどの振動が片側に集中して溜ってしまうという欠点はあります。

まず床にポン置きした時の映像と音は、特別違和感はありません。何かしら目に見えて悪く感じると思ったのですが、意外とそうでもないです。これしか知らなければ何の不満もないかなという程度。

 

【ヒッコリー製のラック】

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縦置きスタンドを取り外し、横置きの状態に変形させて取り付けます。PS5は縦置きも横置きもスタンド必須。設置面は常にスタンドの丸い設置面のみとなります。オーディオマニアとしては、安定したレッグ部は重要ポイント。足回りがデザイン優先なのは残念ではあります。とはいえ、設置安定性を考えるとスタンドを使うしかありません。

ラックに収納してPS4「黎の軌跡」のニューゲーム冒頭の同じシーンを見てみます。あれ?? ゲームのグラフィック設定変えた??、ってくらい目に見えて違います。具体的には、「遠景のオブジェクトのジャギーが目立つ」。画質が悪くなったように一瞬思いますが、よく見ると、あらゆるオブジェクトがクッキリと映るようになっています。背景と人物の奥行きもより如実に伝わってきます。若干ですが、衣装の表面の質感までグッと本物っぽくなりました。シャープネスが大きく改善したことで、今までぼやけていた輪郭が解像度を上げて、結果としてジャギーが目に見えて分かるようになったという訳です。これにはいろんな意味で驚きです。クッキリ感と奥行きの改善。3D表現が当たり前の昨今のゲームでは共に嬉しい変化でありますね。逆にゲームのグラフィックの粗が見えてしまって困ることも。おそらく、一般家庭の絨毯や畳に直置きしたのと比べるともっと違うと思います。

そして、音質は、これまでより音像がクッキリとディテールが見えるようになりました。台詞は彫りが深くなり、スタジオでしっかり録って整音したゲーム音声に仕上げている、その完成度がジワジワ伝わってきます。なんだか音に高級感が出ます。帯域バランスは変なピークも無く良好です。音声が改善されたのと同様に、BGMやSEも粒立ちが良くなって、一つ一つのトラックが埋もれずに聞こえてくるようになりました。街で鳴っているラジオなどの環境音声にしても、耳にスーッと入ってきて、集中しやすい音に変わりましたね。何となく鳴っている感じがしません。

MOGAMI大健闘 真に迫るオーディオグレードの音とは

次にこだわりたいのは、LINEケーブルです。NEO iDSDはXLRのバランス出力を装備しています。L-505uXIIもバランス入力を1系統備えているので、XLRケーブルを新調しました。バランス接続は、長距離伝送しないなら原理上、あまり意味が無いともいえますが、そもそものソース機器(NEO iDSD)側の回路構成の優位点、そして受け手のアンプ側の設計次第でRCAより音は良くなることもあります。NEO iDSDは内部回路が完全にバランス設計となっているので、LINE出力はXLRの使用を推奨しています。使わない手はありません。いちおうRCAとXLRで比較しましたが、XLRの音が良かったです。

XLRケーブルは、ACOUSTIC REVIVEのLINE-1.0X-TripleC-FMをベースにした特注品。プラグ部を上位品で使われているRBC-1M、RBC-1Fに変更してもらいました。このプラグは、音質劣化が避けられないハンダ留めを採用せず、ネジ留め式にしているバランスプラグとしては初の製品だそうです。

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導体は、オーディオ専用導体のPC-TripleCの単線。単線のため少し固いですが、撚り線では避けられない迷走電流を防止することで、歪みやノイズ、付帯音の発生を抑えるとのこと。絶縁材は、伝送スピードに優れるテフロン(フッ素)。天然シルク緩衝材で帯電防止。銅編組シールド。完全バランス伝送を実現する3芯シールド構造。ケーブル外周はカーボンを配合したCSFチューブ。ノイズ除去のため、日立金属のファインメットビーズをプラグ部分に使用しています。

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XLRケーブルは音の癖が少ないMOGAMIの2534が2本ありますので、これと比較してみました。MOGAMIのケーブル長は5mあるのでそこはお目こぼし下さい。

楽曲は、私が総合Pを担当するBeagle Kickの2ndアルバムMIRACLEからAnyway。

まずMOGAMI。さすが業務用ケーブルの中でも屈指のフラットバランスと賞賛されるケーブル。帯域バランスは非の付け所がありません。私がスタジオで聞いていたバランスそのものです。若干ですが、音像の輪郭がぼやけるというか、音の周りにモヤが掛かったようになっています。「クッキリ感」が足りないなと思いました。

新しいケーブルに交換しますと、帯域バランスはそのまま。雑味や付帯音は、一切ありません。さすが単線導体&テフロン絶縁です。ここまではMOGAMIとほぼ互角。しかし、気になっていた音像の周りのモヤが一掃されました。ハイレゾ192kHz制作なので、音はいい意味で太く実在感がありますが、その楽器の音だけが目の前に浮かび上がっている感覚です。とにかくピュアです。音場が少し整理されて、前後感などミックスの意図がさらに分かりやすくなっています。それと、これはホントに絶妙なさじ加減なのですが、「エネルギーが全帯域に渡って増した」。このエネルギー感はモリモリにすると、イコライザーを派手に掛けたみたいで違和感しかないのですが、アコリバのケーブルは、息を吹き返すというか、音に生命が宿るような気がします。コーラスも口元の感じや息遣いまでリアルに聞こえてきます。音楽が素直に楽しいと思えます。

足回りのケアを忘れるなかれ 説得力に差が出る

最後はインシュレーターです。駆動系があるBlu-rayプレーヤーや、内部のトランスが振動するプリメインアンプは、足回りのケアもした方がいいと思います。ACOUSTIC REVIVEの新製品RKI-5005は一見して樹脂製のインシュレーターですが、いくつもユニークな特徴があります。

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表面にある幾何学模様の溝は、制振特性を高めるための工夫だそうです。これを上にして使用するのが鉄則だとか。手触りはシリコンっぽいですが、まさに制振特性に優れたシリコン系新素材を使用したとのこと。『貴陽石やトルマリンなどの天然鉱石のパウダーを含浸させ強力なマイナスイオンを発生』ということで、マイナスイオンによる帯電除去効果で音質にもプラスの作用が期待できそうです。なんでも、貴陽石やトルマリンは圧力によってマイナスイオンの放出効果が高まるらしく、インシュレーターとして使用すると機器の重量で圧力が掛かり、よりマイナスイオンがぶわーっ!ってことらしいです。マジかよ!?

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↑ 写真的にこの絵面が一番分かり易い。実際に比較で試したのは、Blu-rayプレーヤーとプリメインアンプ

Blu-rayプレーヤーに使った場合の映像と音質の変化をチェックしました。

ソースは、「CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda & Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020」。音声フォーマットはリニアPCM 96kHz/24bit。

何故ライブのBlu-rayを使うのか? それは、あらゆるソースの中でもっとも画質の差が分かりやすいからです。これは個人的な経験なので、科学的に説明できないのですが、特徴として暗い場所で動きが多く色合いも豊か、そして明暗の差も大きい、映像の奥行きは狭かったり広かったり変化があります。それらを高い再現度で正確に表現できるか。まさにプレーヤーやモニターの質をシビアに知らせてくれるのです。

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インシュレーター無しの場合、なんだかボンヤリとして寝ぼけたような画像を見せられます。被写界深度も曖昧で、人物や楽器の輪郭が定まっていません。音は、そこそこのクオリティで鳴ってます。若干音数の多さに負けてる気もします。ゴチャっとした、ゴミゴミした感じ。

プレーヤーの下にインシュレーターを敷いてみると、途端に映像に締まりが生まれました。シャキッとフォーカスの合った人物や楽器、照明のキワの輪郭に至るまで、まるで写真を見ているかのような美しさ! クロスフェードで画面が移り変わるところも、それぞれの映像がちゃんと脳に入ってきます。前はいつの間にか変わっててムードも何もなかったのに。気持ち、明暗の差が深くなった気がします。黒い部分がより沈み込むような。

そして、音はトランジェントが大幅に改善しました。打楽器の音は立ち上がりも立ち下がりも、とってもシャープ。結果的に時間解像度が改善しているので、奥行きや定位も鮮明になりました。楽器の演奏がより生き生きとしています。音の芯がしっかりして、ベースは腰が入った気持ちいい音に改善しました。楽器同士の分離も良好で、ゴミゴミ感が激減したため、音量をもっと上げたくなります。

次にプリメインアンプに使った場合の音質の変化をチェックしました。

楽曲は、私が総合Pを担当するBeagle Kickの2ndアルバムMIRACLEからAnyway。

これが一番変わりました。驚きです。これまでもラックスマンのアンプは素晴らしい音を奏でてくれていました。それが、さらに激変です。まずは空気録音の動画をご覧下さい。(マイクはPCMレコーダー内蔵の無指向性で録っています。ワンワン響いていますが、実際はもっとシャープに聞こえます。あくまで相対的に比べて見て下さい)

どうしょうか。私としては、帯域バランス的に副作用はないと思います。シリコンだから「グニョ」っとしたり「プヨン」としたり音が変になってしまわないか一抹の不安はありましたが、まったく杞憂です。むしろ、トランジェントは著しく改善しました。スパーンと立ち上がったと思えば、ストーンと素早く収束します。まるで気っ風がよく迷いがないみたい。美しいです。ラックスマンの余裕のある駆動力と確かな制動力でもって、スピーカーを音源の通りに正確にドライブしている。そんな実力の高さがさらに分かりやすくなった印象です。楽器の音には、一瞬で終わる音量の変化ってたくさんあって、そのグラデーションは自分が思っていたより遙かに緻密で目まぐるしく変化していたんだなと。これまでのAVアンプで聴いていた音はなんて平面だったんだろうって。ダイナミックレンジなんて、偉そうな言葉使っていたのが恥ずかしくなるくらい音が変わりました。そして、極めつけは音にオーガニックな質感がプラスされたことです。効果のほどはさりげなく=小さじいっぱいって感じですが、血が通ったような、温度感のある聞いてて気持ちのいい音に変わっています。これがマイナスイオンの効果かも。アンプを購入して1ヶ月弱。初めて本当の音を聴いた気がしました。やはり足回りのケアはやらないといけませんね。改めて痛感です。

ということで、オーディオシステムの入れ替えにあたり、新たに導入したアクセサリーをレビューしていきました。オーディオアクセサリーは、機材の性能を引き出したり、また自分の好みの方向に近づけるためのアイテムです。僕は、音響エンジニアをやっていることもあって、「何も引かない、加えない」をコンセプトにするACOUSTIC REVIVEに信頼を寄せています。あらゆる製品に同じ信念が貫かれているので、私の音楽ユニットBeagle Kickでも積極的に音楽制作に導入しています。

各製品は、貸出しサービスをやっているので、興味のある方は利用してみて下さい。アクセサリーは、効果のほどがどれほど出るか心配だと思います。実際に使って効果を確認してから検討できるのは消費者として嬉しいポイントかと。

 

ちなみにオーダーメードのラックですが、無料会員登録して直接相談するのがよいと思います。広く募集している正式なサービスというわけではないので、ある程度信頼関係を作ってからの方がよさそうです。