34w3d*転院
【後追いで書いてますブログが滞り、ブログ上なかなか出産してあげられずすみませんでしたそろそろ生まれます】21時30分リトドリンの点滴をダカダカ入れられるまま、動悸と手の震えがとまらない妊婦と定年しバイト中の父親と輸液ポンプの操作もままならない研修医と同乗させ救急車が出発しました救急車に乗り込み扉が締まる瞬間、周産期センターのセンター長はじめ、たくさんの先生が頭を下げていました母親は不安そうに、看護師さんに肩を支えてもらっていました出発した車の中で残して来た母親を心配しながら、とんでもない事態になったと、不安と緊張の渦の中で混乱していました田舎では隣の県に移動するのは、とんでもなく時間がかかります新幹線を途中下車して、転院先の病院に先回りしてくれた旦那に状況を説明しようと、震える手でLINEを送り続けました23時30分 転院先の大学病院到着そして再び救急車の扉が開きました真っ先に目に飛び込んだのは、救急外来に佇む旦那の姿仕事を早退して、新幹線に飛び乗っていくれた旦那の手に持っていたのは、『立ち会い出産の時に持って来てね』と約束していた娘の退院服の入った袋でした【後から聞いたら、いつ電話がくるか分からないから毎日会社に持っていってたと、、、涙】旦那を見るなり急に安堵感に包まれたと同時に、こんな形で呼び出してしまって申し訳ない気持ちになりましたお化けでもでてきそうなひんやりとした真っ暗な廊下を通り診察室→病室へ【ちなみに研修医は車内で一度も振り返らず、じゃっと言って帰っていきました、、、】長時間のNSTの装着、絶食、移動、処置、緊張、動悸、振戦へんな興奮状態になってましたそんなこんな地元の入院から隣県の転院までながい1日異変から17日目気づけば日付が変わっていました深夜、娘の心拍がぐーーーーっと下がり悶えるくらいのおなかの張りに襲われましたもぉ限界だよねこんなに苦しい思いをさせてごめんね早く産んであげたいそー思いながら、明け方やっと眠りにつきました旦那はベッドサイドで座りながら眠り、父親は休憩室のソファーで眠りました朝方、目を開けた私の心は決まっていました帝王切開の恐怖なんぞ微塵もありませんでした今日娘が生まれるんだ母親になる何があっても一生守り抜くんだ横になった病室のベッドの小さな窓から真っ青の綺麗な空を見てそんな事を思っていました