25日は熊本市内も38°まで気温が上がり、エアコンも効きが悪くてなかなか室温が下がりませんでした。
家に居ても暑いだけなので昨日は県立博物館へ避暑を兼ねて出かけました。
甲子園への切符を賭けた試合も終わり、三の丸駐車場はガラガラ。
9/1(日)まで、特別展「旅するタネ」が開催中。夏休みなので自由研究のネタ探しなのか、親子連れの小学生がたくさん来てました。
動かないと思われている植物ですが、タネの時期は一生のうちで唯一移動ができるときです。
新たに育つ場所を求め、風や水、動物、その他さまざまな力を利用して、より遠くへ、そしてより広く移動するための驚くべき知恵やワザを備えています。
まず展示してあったのは世界最大のタネ「フタゴヤシ」。セイシェル諸島に固有の植物で、かつてはいくつかの島に生育していましたが、現在は2つの島(プララン島、キュリーズ島)でしか見られません。
名前のとおり、2つの実がくっついたような形で、重さは10~30kgに達する世界最大の種子。このタネは重すぎて海流に乗ることはできず、落下するだけのとても短い一瞬の旅です。
地面に落ちてから発芽するまでには約2年。その後、成長して 30mほどの高さとなり花が咲いた後6~7年かけて成熟し、直径 40~50cmほどの果実が実ります。最初の果実ができるまでには30年もかかるそうです。
海や河川など水の流れを利用して広がるタネ。
風の力を利用して遠くへ運んでもらうタネ。
火事など熱を受けることで果実が開き散布する仕組みをもつタネ。
自らの力で勢いよく飛ばす仕組みをもつタネ。
動物によって食べられて移動して糞で運ばれるタネ。
動物にくっついて付いて運んでもらうタネ。
いろんな色や形のタネを見ることができました!