おおむね120年に1度、全国一斉に花を咲かせるとされるマダケが鹿児島県薩摩川内市の竹林で周期を大きく外れて開花しているのが確認されたというニュースを見ました。


本来、次の開花は2080年ごろと見られ、専門家は「開花した理由はよく分からないが、非常にめずらしい」としています。


竹はイネ科タケ亜科に属する常緑性の多年生草本の総称で、竹の開花は、目立った前触れもなく始まるそうです。



それまで数十年から百年ほど成長を続けてきた竹林が一斉に花を咲かせ、しかも遠く離れた竹林が時を示し合わせたように同時期に開花します。俗に「一斉開花」と呼ばれる現象です。


開花後に実をつけ、枯れてしまうことが知られていて、このように開花後に一斉に枯死することから、国内では昔から不吉の前兆などと言われていたそうですが、なぜ開花するまでの時間がそれほどに長いのか、なぜ広域にわたり同時期に咲くのかなど、未だ多くの謎に包まれているようです!